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2024.07.31 更新

寝室で使う空気清浄機の選び方は?適切な設置場所や期待できる効果も解説

寝室で使う空気清浄機の選び方は?適切な設置場所や期待できる効果も解説

日々の疲れをとってゆっくり休むために、寝室の空気をキレイに保ちたいと考える方は多いのではないでしょうか。

しかし、いざ寝室に空気清浄機を置きたいと思った時、選び方に迷うことがあります。また、空気清浄機の効果を発揮するには設置場所も大切なため、把握することが望ましいです。

この記事では、空気清浄機の選び方や設置する効果、設置場所などを解説します。

  1. 寝室で空気清浄機を使うと期待できる効果
  2. 花粉症やアレルギー対策になる
  3. 寝室のニオイを取り除ける
  4. 寝室で使う空気清浄機を選ぶ時のポイント
  5. 部屋の広さと適用床面積
  6. 空気清浄機の集塵方式
  7. 空気清浄機の静音性
  8. 脱臭フィルターやイオン放出機能の有無
  9. 加湿機能の有無
  10. メンテナンスのしやすさ
  11. 寝室で空気清浄機を使う時のおすすめの設置場所
  12. まとめ

寝室で空気清浄機を使うと期待できる効果

寝室で空気清浄機を使う場合は、主に以下の効果が期待できます。

  • 花粉症やアレルギー対策になる
  • 寝室のニオイを取り除ける

それぞれを解説します。

花粉症やアレルギー対策になる

空気清浄機は花粉やペットのフケ、ハウスダスト、カビなどのアレルギー物質を除去してくれるため、花粉症や埃アレルギー、猫・犬アレルギーなどの予防になります。

特に小さな子供は免疫力が弱い傾向があるため、小さなお子さまと一緒に寝る方は、寝室に空気清浄機を置くと良いでしょう。

寝室のニオイを取り除ける

空気清浄機は、寝室のニオイを除去する効果も期待できます。就寝時にかく汗や皮脂、体臭などで、寝室にはニオイがこもりやすいです。また、寝室でタバコや飲食をする場合もニオイの原因になります。

空気清浄機には脱臭性能の高い製品もあり、特に活性炭フィルター搭載の製品であれば、タバコなどの除去しづらいニオイも効果的に取り除きやすいです。

このとおり、寝室に空気清浄機を置くことで空気を綺麗にし、ニオイを除去する効果が期待できます。その結果、睡眠の質の向上に繋がる可能性があります。

寝室で使う空気清浄機を選ぶ時のポイント

寝室で使う空気清浄機を選ぶ時のポイント

寝室で使う空気清浄機を選ぶ時は、以下のポイントを考慮しましょう。

  • 部屋の広さと適用床面積
  • 空気清浄機の集塵方式
  • 空気清浄機の静音性
  • 脱臭フィルターやイオン放出機能の有無
  • 加湿機能の有無
  • メンテナンスのしやすさ

それぞれを詳しく解説します。

部屋の広さと適用床面積

空気清浄機は、部屋の広さと製品の適用床面積を考慮して選ぶことが大切です。適用床面積とは、規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できる部屋の広さのことです※。

例えば、適用床面積が8畳と記載がある場合は、8畳の部屋を30分で清浄できることを意味し、小さい部屋で使用するほど清浄する時間は短くなります。

ただし、日本のメーカーの空気清浄機を選ぶ時は、使用する部屋の広さと同程度の適用床面積ではなく、部屋より2~3倍程度広い適用床面積の製品がおすすめです。

空気清浄機の性能評価規格は世界と日本のメーカーで異なり、世界では「CADR」と呼ばれる規格を基に対応面積が決められます。一方、日本のメーカーでは、日本電機工業会が定める「JEM1467」の規格により、適用床面積を決めています。

JEM1467とCADRでは2倍以上の差があるため、表示されている適用床面積では、十分な効果を実感できない可能性があります。

※天井の高さ2.4mで算出

空気清浄機の集塵方式

布製品を多く使う寝室のベッド周囲には、埃が舞いやすい傾向があります。舞い上がる埃を除去してキレイな空気を保つには、空気清浄機の集塵方式にも注目しましょう。

空気清浄機は、集塵方式によって大きく3つの種類に分けられます。

集塵方式特徴
メリットデメリット
ファン集塵方式内蔵されたファンの回転によって空気を吸い込み、埃やハウスダストなどをフィルターで吸着・ろ過するコンパクトな傾向がある
一般的な集塵方法のため、商品数が多い
フィルターに埃などが溜まると、集塵能力が低下する
電気集塵方式空気中の埃やハウスダストなどを帯電させることでフィルターに吸着させて、空気をろ過する
・フィルターが目詰まりしづらい
・集塵効果に優れている
・ 業務用にも使われるタイプでサイズが大きい傾向にある
イオン方式イオンの力でニオイの元になる物質の分解・除菌、ウィルスなどを不活化させる
・ 静音性に優れている
・ 比較的手にしやすい価格帯
直径が大きい粒子は捕獲しづらい傾向がある

そのほか、複数の集塵方式を組み合わせることでそれぞれの弱点を補い、性能を高めているハイブリッド方式もあります。集塵方式によって特徴は異なるため、各特徴を把握したうえで選びましょう。

なお、ファン集塵方式や電気集塵方式のようにフィルターを使用する空気清浄機は、フィルターが重要です。

基本的には、空気中のごく小さな粒子(塵埃)を捕集する、高性能フィルターの「HEPAフィルター」を採用した製品がおすすめです。ただし、稼働音が大きくなる傾向があるため、睡眠を妨げる可能性があることに注意しましょう。

空気清浄機の静音性

寝室に空気清浄機を置く場合、眠りを阻害しないための静音性は大切なポイントです。

基本的に空気清浄機は常時稼働させると効果が高くなりますが、音が大きいと「寝付けない」「途中で目覚める」など、睡眠の質を低下させる原因になる可能性があります。

騒音レベルと音の大きさの目安は以下のとおりです。

騒音レベル音の大きさ
40dB超~50dB以下昼間の戸建て住宅地、昼間の高層住宅地域
30dB超~40dB以下夜間の戸建て住宅地、図書館の館内
30dBホテルの室内

空気清浄機は、寝ている時には弱運転で稼働させることが一般的なので、弱運転時の稼働音に注目し、高くても30dB以下を目安に選ぶことがおすすめです。

なお、快眠と睡眠環境の関係を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

睡眠環境
快適な睡眠環境を整える方法とは?室温や照明など簡単に取り組める改善策を紹介

脱臭フィルターやイオン放出機能の有無

寝室のニオイが気になる場合は、脱臭フィルターやイオン放出機能を搭載した製品がおすすめです。特に寝室でタバコを吸う方やペットを飼っている方は、脱臭力の強い製品が良いかもしれません。

脱臭性能は製品によって異なるため、しっかりとニオイも除去もしたい方は、空気清浄機の脱臭機能も忘れずに確認しましょう。

加湿機能の有無

冬場は、就寝中に乾燥が気になる方も多いのではないでしょうか。寝室の理想的な湿度は50%~60%程度とされており、湿度が低いと風邪や肌荒れの原因になります。

空気清浄機によっては加湿機能を搭載した製品もあるため、このような製品を選べば空気清浄機と加湿器の両方の役割を担ってくれます。冬などの乾燥する季節に、空気をキレイにしながら湿度を上げることができて便利です。

ただし、加湿機能搭載の空気清浄機は加湿メンテナンスが必要です。水のタンクのサイズが大きいと、お手入れや水の入れ替えに手間がかかる可能性があることは覚えておきましょう。

メンテナンスのしやすさ

寝室に設置するケースに限らず、空気清浄機の効果を高めるためにはメンテナンスが必須です。空気清浄機のメンテナンスは面倒に感じることも多いため、メンテナンスがしやすい製品を選ぶと良いでしょう。

フィルター交換がしやすい製品や自動掃除機能搭載の製品は、メンテナンスの手間が軽減できておすすめです。

寝室で空気清浄機を使う時のおすすめの設置場所

寝室には布団があるため、埃が溜まりやすいです。空気清浄機を寝室に設置する場合、ドアや窓から離れた場所かつ、埃が気になる場所が良いでしょう。

基本的には、ベッドや布団の足元付近がおすすめですが、寝室でエアコンを利用する場合は、空気の流れを考えて設置すると効果を高めることができます。

冷たい空気は下に向かい、暖かい空気は上に向かう性質上、「冷房運転時には上に空気を送る」「暖房運転時には下に空気を送る」という形でエアコンを使うことが多いと思います。

そのため、冷房時にはエアコンの下、暖房時には反対側に空気清浄機を設置すると、空気の対流が行われるので効果的です。

なお、顔の近くに空気清浄機を置くと、稼働音や空気の流れによる冷え・乾燥が気になる可能性があります。睡眠の質の低下に繋がることも考えられるため、顔の近くの設置は避けたほうが良いでしょう。

空気清浄機の置き場所について詳しく知りたい方は、下記記事もご覧ください。

空気清浄機 置き場所
空気清浄機の置き場所はどこがおすすめ?寝室やリビングなど最適な設置方法を解説

まとめ

空気清浄機にはさまざまな製品があるため、寝室に設置する時は、適用床面積や付帯する機能、静音性などを考慮して選びましょう。

また、空気清浄機の設置場所は、基本的にベッドや布団の足元付近がおすすめです。エアコンの使用などを理由として足元以外に設置するのも良いですが、顔の近くに設置するのは避けてください。

寝室に空気清浄機を設置して、快適な環境で質の良い睡眠をとりましょう。

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