埃や花粉、PM2.5が気になる時、役立つアイテムが空気清浄機です。
しかし、空気清浄機の効果はなかなか目で見てわかるものではないため、空気清浄機は本当に意味があるのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、空気清浄機を使って期待できる効果や、最適な使い方などを紹介します。「空気清浄機を使っても意味ない?」と疑問に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも空気清浄機に期待できる効果とは?
「空気清浄機は意味ない?」と疑問を感じる方の中には、そもそも空気清浄機を使うとどのような効果が期待できるのか理解していない方もいるかもしれません。
まずは、空気清浄機の主な効果を確認しましょう。
- 埃・花粉などの空気中の汚れを除去する
- 室内のニオイを除去する
埃・花粉など空気中の汚れを除去する
空気清浄機に期待できる一番の効果は、空気をキレイにすることです。空気清浄機では、主に以下のものを除去できます。
- 埃
- 花粉
- カビ
- ハウスダスト
- ウイルス
- ペットの毛
空気清浄機によってハウスダストやダニ、カビなどのアレルギー物質やウイルスなどの除去ができるため、健康面の問題に役立つことが期待できます。
室内のニオイを除去する
空気清浄機は、室内のニオイを除去する効果も期待できます。主に取り除くことができるニオイは、以下のとおりです。
- タバコ
- エアコン
- ペットのニオイ
- カビ臭さ
- 生活臭
特に活性炭フィルター搭載の製品であれば、タバコなどの除去しづらいニオイも効果的に取り除ける可能性が高くなります。
「空気清浄機は意味ない」といわれることがある理由
「空気清浄機は意味ない」といわれる大きな理由として、効果を実感しづらい点が挙げられます。空気は、視覚的に汚れを確認できるわけではないため、キレイになっているのかわかりづらいです。
花粉症やアレルギーを持っていない方では、症状の改善による効果も実感できないため、「空気清浄機は意味ない」と感じる方も一定数いるのは仕方がないかもしれません。
確かに、空気清浄機は効果を実感しづらい面があります。しかし、フィルターの汚れを確認すれば汚れが除去されていることを実感できるので、一度確認してみましょう。
また、効果を実感できないと感じる場合、使用中の製品が設置している部屋に適していない可能性もあります。
空気清浄機には最大適用床面積が設定されており、部屋の広さに適した製品を購入することが大切です。
日本のメーカーの空気清浄機は、世界基準と若干異なるため、実際に空気清浄機を使う部屋より2~3倍程度、最大適用床面積の表記が広い製品が良いとされています。
そのため、部屋の広さと製品の最大適用床面積が同程度の場合は、十分な効果を実感できない可能性があるので、覚えておきましょう。
空気清浄機の使用前に知っておきたい注意点
前述のとおり、空気清浄機は効果を実感しづらいことから、「意味ない」といわれることがあります。
加えて、空気清浄機のメンテナンスやコストについても知っておかなければ、「思ったよりメンテナンスが大変」「フィルター代を考えてなかった」など、イメージとのギャップが生まれて「意味ない」と感じることがあるかもしれません。
そのため、空気清浄機の使用前には、空気清浄機の注意点も理解することが重要です。事前に注意点を知ることで、空気清浄機を使った時にイメージとかけ離れることが少なくなります。
空気清浄機の主な注意点は、以下のとおりです。
- フィルター交換などのメンテナンスに手間がかかる
- ランニングコストがかかる
フィルター交換などのメンテナンスに手間がかかる
空気清浄機は、部屋の空気を吸い込んでキレイな空気を排出する仕組みのため、効果を実感するには定期的なメンテナンスが必要です。
特に、フィルターで空気の汚れを取り除くファン集塵式や電気集塵式は、フィルターの汚れを掃除機で取り除いたり、水洗いや日陰干ししたりと手間がかかります。
空気清浄機の中には、古いフィルターを外して新しいフィルターに交換するだけで済む製品や、自動洗浄機能付きの製品などもあるため、メンテナンスの手間を軽減したい方は、このような製品を選ぶと良いでしょう。
メンテナンスを一切しなくても良いということではありませんが、メンテナンスの手間を大幅に軽減できます。
また、加湿機能搭載の製品の場合は、空気清浄機だけでなく、水を入れるタンクも定期的に清掃する必要があります。お手入れを怠るとカビが発生しやすくなり、空気清浄機の効果を阻害する可能性があるため注意しましょう。
ランニングコストがかかる
空気清浄機は、本体の購入費以外にも電気代やフィルター代といったランニングコストがかかります。特にフィルターの交換にはコストがかかるため、負担に感じる方がいるかもしれません。
ランニングコストが気になる方は、節電タイプの製品やフィルター交換が不要な製品を選ぶのもおすすめです。
空気清浄機を効果的に使う3つのコツ
「空気清浄機は意味ない」と思わないためには、日々の使い方が重要です。空気清浄機を効果的に使うコツは、以下のとおりです。
- エアコンや換気扇などと併用する
- 設置場所を変える
- 常に空気清浄機を稼働させる
それぞれを詳しく解説します。
①エアコンや換気扇などと併用する
空気清浄機の効果を高めるには、空気の流れを意識することが大切です。エアコンや送風機、換気扇と併用して室内の空気を循環させると、効果が高くなる可能性があります。
ただし、エアコンと併用する時は、エアコンの空気の流れを妨げないように注意が必要です。
冷たい空気は下に向かうため冷房運転時には上に空気を送り、暖かい空気は上に向かうため暖房運転時には下に空気を送るように、エアコンを使うことは多いでしょう。そのため、エアコンと併用する時は、以下のように空気清浄機を設置する方法がおすすめです。
- 冷房:エアコンの下に設置する
- 暖房:エアコンとは反対側に設置する
②設置場所を変える
空気清浄機の効果を最大化するには、設置場所も重要です。空気清浄機を設置する時のポイントは、以下のとおりです。
- 部屋の中心
- 周囲に障害物がない場所
- 目的に沿った場所に置く
空気清浄機は部屋全体にキレイな空気を提供し、空気の流れを妨げないことが大切になるため、基本的に部屋の中心かつ、周囲に障害物のない場所に設置することが理想です。
また、空気清浄機の目的に沿って設置場所を決めることも効果を高める手段になります。
例えば、花粉症・ウイルス対策であれば、玄関に設置すると大きな効果が期待できます。
空気清浄機の置き場所について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
③常に空気清浄機を稼働させる
空気清浄機は、稼働させてすぐに空気の汚れを除去できるわけではありません。効果がでるまでは、ある程度時間がかかります。
外出時や就寝時は、空気清浄機の稼働を停止する方もいるかもしれませんが、基本的には常時稼働させたほうが良いです。
特に人の動きがない時間は、空気の流れが乱れないことから効率的に空気をキレイにできるため、外出時や就寝時もできるだけ稼働させましょう。
空気清浄機の必要性が高い方
空気清浄機がなくても問題ない方がいれば、以下のように空気清浄機の必要性が高い方もいます。
- 花粉症などのアレルギーを持っている方
- 小さなお子さまがいる家庭
それぞれを詳しく解説します。
花粉症などのアレルギーを持っている方
空気清浄機は、花粉やペットのフケ、ハウスダスト、カビなどのアレルギー物質を除去し、空気をキレイにしてくれます。花粉症や埃アレルギー、猫・犬アレルギーなどで悩んでいる方は、空気清浄機を使うことで花粉症やアレルギー対策に繋がるでしょう。
ただし、除去できる対象は製品の性能によっても異なるため、フィルターの目の大きさや機能などを確認することが大切です。
小さなお子さまがいる家庭
空気清浄機は、小さなお子さまがいる家庭にもおすすめです。住宅の気密化や冷暖房の影響などによって、室内は屋外より空気が汚れているともいわれています。
また、室内は埃、花粉、カビなどが舞っていますが、粒子の大きい埃や花粉は床に沈下します。小さなお子さまは生活エリアが成人より低いため、室内に舞っている物質だけでなく、床に沈下した物質を吸い込む可能性も高いです。
小さなお子さまは免疫力も低く、アレルギーやウイルスの影響を受けやすいため、空気清浄機の導入は小さなお子さまの健康を守ることに繋がります。
まとめ
空気清浄機は、室内の空気の汚れやニオイを取り除く効果が期待できますが、効果を実感しづらいことから、「意味ない」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、日々の使い方によっては、空気清浄機の効果を高められる可能性があります。
また、花粉症・アレルギーを持っている方や小さなお子さまがいる家庭では、空気清浄機を導入することで健康面を守ることにも繋がります。
記事内で紹介した内容を参考に空気清浄機の使い方を見直して、効果を実感しましょう。
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