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2025.08.27

低反発と高反発のクッションの違いと選び方は?長時間座っても疲れにくいのはどっち?

低反発と高反発のクッションの違いと選び方は?長時間座っても疲れにくいのはどっち?

デスクワークや在宅勤務で長時間椅子に座っていると、疲れたりお尻や腰が痛くなったりすることがあります。姿勢を変えても楽にならない場合は、クッションが合っていない可能性を考えましょう。

長時間快適に座るためには、クッションの低反発と高反発の違いを知り、自分に合ったクッションを選ぶことが大切です。

この記事では、低反発と高反発のクッションの違いや、自分に合うクッションを選ぶポイントを紹介します。ぜひ最後までチェックして、自分に合うクッションを見つけてください。

  1. 低反発と高反発の違いとは?
  2. 低反発クッションのメリット・デメリット
  3. 高反発クッションのメリット・デメリット
  4. 低反発クッションと高反発クッションのどちらがおすすめ?
  5. クッションを選ぶ時にチェックするポイント
  6. 形状やサイズで選ぶ
  7. クッションカバーで選ぶ
  8. まとめ

低反発と高反発の違いとは?

低反発と高反発のクッションの多くは、「ウレタンフォーム」が素材として使われています。ウレタンフォームとは、ポリウレタンを発泡させて作られた素材のことです。

低反発と高反発の大きな違いは反発力で、押した後に元に戻ろうとするスピードが異なります。

低反発は跳ね返す力が弱く、押すとゆっくり沈み込んでからゆっくり元の状態に戻ります。一方、高反発は跳ね返す力が強く、押しても沈み込みにくいうえにすぐに元の状態に戻ります。

この反発力の違いによってクッションの座り心地が変わりますが、どちらか一方が優れているわけではなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。

低反発クッションのメリット・デメリット

低反発クッションのメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリットデメリット
・体の形に合わせてゆっくり沈み込む
・柔らかくて体にフィットする
・高反発に比べて比較的安価である
・体圧分散性に優れている
・通気性が悪く蒸れやすい
・長期間使うとへたりやすい
・濡れると乾きにくいため洗濯に向かない

低反発クッションは柔らかくて体にフィットしやすく、体の形に合わせてゆっくり沈み込むため、特定の部位に体圧が集中することを防げる点がメリットです。

また、低反発クッションは、高反発クッションに比べて比較的安価な商品を見つけやすいのが嬉しいポイントです。

耐圧分散性にも優れている点も、低反発クッションの魅力です。なお、耐圧分散とは寝ている時に体にかかる圧力(体重による負荷)を分散させることを意味します。

一方、低反発クッションのデメリットは、通気性が悪く蒸れやすい点であり、汗をかきやすい夏場に使用すると蒸れて不快に感じる可能性があります。このほか、低反発クッションは濡れると乾きにくく、洗濯に向かない点にも注意が必要です。

高反発クッションのメリット・デメリット

高反発クッションのメリットとデメリットは、次のとおりです。

メリットデメリット
・沈み込みにくく体を支える
・通気性が良い
・洗濯できる商品が多い
・耐久性が高くてへたりにくい
・低反発に比べて比較的高価である
・硬すぎると感じることがある
・低反発よりも体圧分散性が低い場合がある

高反発クッションは跳ね返す力が強く、沈み込みすぎないので体をしっかり支えられるメリットがあります。低反発クッションよりもへたりにくいため、耐久性が高いのも魅力です。

また、高反発クッションは通気性が良くて蒸れにくく、洗濯できる商品も多くあります。 一方、高反発クッションのデメリットは、低反発クッションに比べて高価な商品が多い傾向にある点です。

高反発クッションは体が沈み込みにくい点はメリットといえますが、人によっては硬いと感じる可能性があります。

低反発クッションと高反発クッションのどちらがおすすめ?

低反発クッションと高反発クッションのどちらがおすすめ?

低反発クッションと高反発クッション、「長時間座っても疲れにくい」という点においてはどちらのタイプにもメリットとデメリットがあります。長時間座っても疲れないためには、自分に合ったタイプを選ぶことが大切です。

低反発と高反発、それぞれにおすすめの方を紹介しますので、ぜひ自分の好みと照らし合わせてみてください。

低反発クッションは、以下の方におすすめです。

  • 柔らかい座り心地が好みの方
  • クッションに深く沈み込みたい方
  • お尻や太ももへの体圧分散を重視したい方

低反発クッションの魅力は、ゆっくり沈み込む独特の柔らかさとフィット感です。体圧分散性に優れている商品が多いため、お尻や太ももに圧力が集中することを防げます。

次に、高反発クッションがおすすめの方は、以下のとおりです。

  • 正しい姿勢で座りたい方
  • 硬い座り心地が好みの方
  • へたりにくいクッションが欲しい方

しっかりとした反発力がある高反発クッションは、体が沈み込みすぎるのを防いで安定した姿勢をサポートします。耐久性が高くてへたりにくい商品が多いため、長く愛用したい方にもぴったりです。

クッションを選ぶ時にチェックするポイント

クッションをより快適に使うために、低反発と高反発以外に以下の2点もチェックして選びましょう。

  • 形状やサイズで選ぶ
  • クッションカバーで選ぶ

それぞれ詳しく紹介します。

形状やサイズで選ぶ

低反発や高反発といったタイプだけではなく、クッションの形状(四角形・円座[ドーナツ型]、U字型など)も座り心地に影響します。より快適な座り心地を得るために、自分の目的や好みに合わせて選びましょう。

形状・サイズ特徴
四角形・安定感があって座りやすい
・どんな椅子にも置きやすい
・デザインのバリエーションも豊富
円座(ドーナツ型) ・中央の穴が尾てい骨に負担がかかるのを軽減
・痔の方や産後の方におすすめ
U字型・長時間座っても疲れにくい
・坐骨神経痛の方や車の運転時に使いたい方におすすめ

四角形のクッションは、安定感があって座りやすいのが魅力です。スタンダードな形状でどんな椅子にも置きやすく、デザインのバリエーションも豊富にあります。

痔の方や産後の方には、中央に穴が開いている円座(ドーナツ型)がおすすめです。中央の穴が尾てい骨に負担がかかるのを軽減します。

また、坐骨神経痛の方や車の運転時に使いたい方は、長時間座っても疲れにくいU字型を選びましょう。

また、クッションを椅子に置いて使う場合は、椅子のサイズを確認してから購入しましょう。厚すぎるクッションを選ぶと、座った時にテーブルの高さと合わなくなるので、厚みも考慮して選ぶことが大切です。

クッションカバーで選ぶ

クッションカバーの種類によって使い心地が大きく変わるため、毎日気持ち良く使うためにも素材や機能性にこだわって選びましょう。

長時間のデスクワークや夏場の使用など、蒸れが気になる方は通気性が高いメッシュ素材やコットン素材がおすすめです。また、夏は冷感素材、冬はフェイクファー素材など、季節に合わせて素材を変えるとより快適に使えます。

さらに、ずれ防止の滑り止め加工が施されているカバーは、立ち上がるたびにクッションがずれることを防げます。衛生面を考える場合は、汚れにくい防水加工が施されているものや、洗濯可能なものを選びましょう。

まとめ

クッションは、低反発と高反発の違いによって座り心地が変わるため、選ぶ時は自分に合うタイプを選ぶことが大切です。体にフィットするクッションが欲しい方は低反発、正しい姿勢をキープして座りたい方には高反発をおすすめします。

使用するクッションの種類によって、体への負担が変わります。今使用しているクッションの座り心地が悪いと感じる場合は、買い替えを検討しましょう。

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