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  4. 【日本睡眠学会で発表】枕の変更で寝つきは約10分延長、マットレスは延長せず。「心地よさ」と睡眠改善が84.6%一致
2026.07.28

【日本睡眠学会で発表】枕の変更で寝つきは約10分延長、マットレスは延長せず。「心地よさ」と睡眠改善が84.6%一致

【日本睡眠学会で発表】枕の変更で寝つきは約10分延長、マットレスは延長せず。「心地よさ」と睡眠改善が84.6%一致
  1. 研究結果サマリー
  2. 1. 「よく眠れた気がする」は当てにならない:主観と客観の乖離
  3. 2. 「何を変えるか」で正反対の反応:枕の変更は約10分寝つきが延長
  4. 3. 「マットレスは“好き”が正解、枕は“好き”が不正解」になり得る
  5. 生活者への示唆
  6. 研究結果の詳細
  7. 1. 「よく眠れた気がする」は当てにならない ― 主観評価と客観指標の乖離
  8. 2. 枕を変えた群は寝つきが約10分延長、マットレスを変えた群では延長せず
  9. 3. マットレスは「好き」が正解、枕は「好き」が不正解になり得る
  10. NELL R&D部門からのメッセージ:睡眠を変えるなら「まずマットレス」から
  11. 発表学会について
  12. NELL マットレス
  13. 研究概要

睡眠ブランド「NELL(ネル)」を運営する株式会社Morght(本社:東京都港区、代表取締役:土井 皓貴)は、自社R&D(研究開発)部門における実証実験を通じて、寝具素材の変更が睡眠に及ぼす影響を検証しました。本研究結果は、日本睡眠学会(会期:2026年7月23日〜24日)にて発表しています。

Morghtは、社内に専門の研究機関を設置し、科学的エビデンスに基づいた睡眠の研究と品質向上に向き合っています。今回の研究では、「よく眠れた気がする」という主観的な感覚と、実際の客観的な睡眠データとの間に生じる“ズレ”に着目し、睡眠に悩んだ際に「何から見直すべきか」という生活者への新たな示唆を提示しています。

研究結果サマリー

本研究は、30〜49歳の成人45名を対象に、寝具(枕・マットレス)の変更がもたらす影響を無作為割付の並行群間比較試験にて検証しました。

1. 「よく眠れた気がする」は当てにならない:主観と客観の乖離

睡眠の変化は日常の感覚(主観)では捉えにくく、主観評価に差がなくても、客観的なデバイス測定では入眠潜時(寝つき)や睡眠効率に有意な差が生じることが判明しました。

2. 「何を変えるか」で正反対の反応:枕の変更は約10分寝つきが延長

枕を変更した群では入眠潜時(寝つきまでの時間)が約10分延長したのに対し、マットレスを変更した群では延長は見られませんでした(両群間に有意差 p=0.022)。

3. 「マットレスは“好き”が正解、枕は“好き”が不正解」になり得る

マットレスは「心地いい」と感じた主観的な好みと、客観的な睡眠改善(睡眠効率)が84.6%の確率で一致。一方、枕の好みと実際の改善が一致したのはわずか27.3%にとどまりました。

生活者への示唆

これらの結果から、「睡眠を見直したいと考えたとき、まず見直すべきは枕ではなくマットレスである」ということが示唆されました。

研究結果の詳細

1. 「よく眠れた気がする」は当てにならない ― 主観評価と客観指標の乖離

実験では、起床時の休養感・眠気・疲労感などの「主観評価」においては、寝具を変更した群とそうでない群の間に有意な差は見られませんでした。

しかし、睡眠計測デバイス(ACCEL Polaris)を用いた「客観測定」では、入眠潜時(寝つきまでの時間)、睡眠効率、中途覚醒回数の3つの指標で有意な変化(交互作用)が確認されました。睡眠の変化は数分〜数十分単位で起こるため日常の感覚では捉えにくく、感覚だけに頼らない客観的な検証の重要性が浮き彫りになりました。

2. 枕を変えた群は寝つきが約10分延長、マットレスを変えた群では延長せず

入眠潜時(寝つきまでの時間)の変化量を比較したところ、マットレス変更群は−1.82分であったのに対し、枕変更群は+10.17分と有意に延長しました(交互作用p=0.022、事後検定で有意)。さらに、枕変更群では睡眠効率が低下し、REM睡眠も減少(p=0.027)する結果となりました。

枕(ファイバー枕)は頸椎カーブへのフィット感に個人差が大きい可能性があり、変え方によっては睡眠を悪化させ得る一方、独立コイル構造による通気性・体動への追従性に優れたマットレス変更群では、そうした悪化は見られませんでした。

3. マットレスは「好き」が正解、枕は「好き」が不正解になり得る

「主観的に好んだ寝具」と「客観的な睡眠指標の改善」がどれだけ一致しているかを調査しました。その結果、睡眠効率においてマットレス変更群は84.6%が一致したのに対し、枕変更群はわずか27.3%(p=0.011)にとどまりました。REM睡眠においても、マットレス(64.3%)と枕(16.7%)で大きな差(p=0.021)が確認されています。

マットレスは全身の体圧・寝姿勢・体温調節に広く関わるため、「心地よい」という感覚が実際の睡眠生理の改善と一致しやすい一方で、枕は首周りの局所的な感覚だけで評価されがちであることが背景として考えられます。

NELL R&D部門からのメッセージ:睡眠を変えるなら「まずマットレス」から

NELL R&D部門からのメッセージ

メディアやSNSにおいて「手軽に変えやすい枕」から睡眠改善を試みるケースが多く見受けられます。しかし本研究から、「枕は感触の好みだけで選ぶと、実際の睡眠改善に繋がらない(悪化する)リスクがある」こと、そして「マットレスは、寝てみて“心地いい”と感じた自身の感覚を信頼して選んでよい可能性が高い」ことが分かりました。

睡眠に悩んだとき、あるいは睡眠の質を根本から見直したいとき、最初に投資し、見直すべき対象は「マットレス」です。

発表学会について

本研究結果は、2026年7月23日・24日に幕張メッセで開催された「日本睡眠学会第50回定期学術集会・第25回日本睡眠歯科学会学術集会・第7回日本睡眠検査学会学術集会 合同大会」にて発表しました。

日本睡眠学会は、睡眠を医学的な観点だけでなく、睡眠の役割やメカニズムを研究する「睡眠科学」、社会との関係を考える「睡眠社会学」など、幅広い切り口から扱う学術団体です。

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研究概要

研究方法無作為割付による並行群間比較試験
対象30〜49歳の成人45名
測定睡眠計測デバイス(ACCEL Polaris)による客観測定と主観評価
発表日本睡眠学会第50回定期学術集会(2026年7月23日〜24日/幕張メッセ)
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