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2022.11.30

【医師監修】寝る前にはちみつを食べると健康に良い?期待できる効果や注意点などを紹介

【医師監修】寝る前にはちみつを食べると健康に良い?期待できる効果や注意点などを紹介

蜜蜂が作った天然甘味料であるはちみつには、さまざまな効果があるといわれています。そのため、寝る前にホットミルクや紅茶に入れて、はちみつを食べたいと思っている方もいるのではないでしょうか。

たしかに、はちみつを食べると美容や健康への効果が期待できるとされていますが、食べる際の注意点も理解したうえで取り入れるとよいでしょう。

この記事では、寝る前にはちみつを食べる効果や食べる時の注意点、おすすめの食べ方を紹介します。寝る前の習慣としてはちみつの摂取を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

  1. はちみつの種類は大きく3つに分類される
  2. 寝る前にはちみつを食べると期待できる効果
  3. はちみつを食べる時の注意点
  4. 食べたら歯磨きをする
  5. 1歳未満の赤ちゃんには食べさせない
  6. はちみつをおいしく食べるおすすめの方法
  7. ヨーグルトに混ぜて食べる
  8. レモンに漬ける
  9. シロップや調味料の代わりとして使う
  10. まとめ

はちみつの種類は大きく3つに分類される

はちみつは、原料となる花の種類や産地によってたくさんの種類がありますが、大まかに「純粋はちみつ」「加糖はちみつ」「精製はちみつ」の3つに分類されます。

種類特徴
純粋はちみつ加工処理をしていない天然のはちみつ。はちみつ本来の香りや色、栄養価が残っています。
加糖はちみつ水あめやショ糖などで甘味を足して加工されたはちみつ。純粋はちみつより栄養価が劣ります。
精製はちみつ加熱により香りや色などを取り除いたはちみつ。精製の過程で、はちみつ本来の栄養価も失われます。

上記のうち、家庭で食べられているのは、純粋はちみつ加糖はちみつです。

純粋はちみつは人工的な加工をせずに、蜜蜂が集めてきた花の蜜だけで時間をかけて作られているところが特徴です。そのため、加工品である加糖はちみつより価格が高くなります。

また、精製はちみつは、甘味料として主に清涼飲料水や食品に利用されるものなので、一般的に家庭で購入する機会はほとんどないでしょう。

寝る前にはちみつを食べると期待できる効果

はちみつを食べると、美容や健康に関するさまざまな効果が期待できるといわれています。

そのうちの一つが、睡眠に関する効果です。睡眠を促すホルモン「メラトニン」は、トリプトファンというタンパク質がなければ生成されませんが、腸内環境が乱れるとタンパク質の吸収不良が生じて、トリプトファンが正常に生成できなくなります。

はちみつには、オリゴ糖やグルコン酸が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれる働きがあるため、間接的にメラトニンの分泌を促すことに繋がるでしょう。

また、はちみつは、低GI食品としても知られています。GI値が低いほど血糖値が上がりづらく、インスリンの分泌が少なくなるため、脂肪ができづらくなると考えられます。

望月瑠璃子

望月瑠璃子

ルリクリニック院長

はちみつを食べると、夜間の低血糖の予防になります。これは睡眠の質の話にもつながりますが、夜中に目覚める、夢ばっかり見る、歯ぎしりがひどい、朝から肩こり、体が冷えているといった症状がある人は、睡眠の質が低い可能性が高いです。これらの症状は、寝ているときに血糖値が下がっていることが原因だと考えられます。

その低血糖を防ぐ目的で、はちみつを食べることは血糖値を緩やかに上げて、長時間血糖値を安定させる働きがあるので、睡眠の質を向上させるのに有効です。

はちみつを食べる時の注意点

美容や健康に効果が期待できるはちみつですが、食べる時は以下の点に注意が必要です。

  • 食べたら歯磨きをする
  • 1歳未満の赤ちゃんには食べさせない

それぞれ解説します。

食べたら歯磨きをする

はちみつの主成分は、ブドウ糖と果糖です。虫歯菌はショ糖を分解してプラークを作りますが、ブドウ糖と果糖からはプラークが作られないため、はちみつを食べても虫歯にならないといわれています。

しかし、虫歯菌を含めて口内に存在する多くの菌はブドウ糖と果糖から酸を作り、歯を溶かす可能性があるため、虫歯菌にならないとはいいきれません。そのため、はちみつを食べた時は歯を磨くようにしましょう。

1歳未満の赤ちゃんには食べさせない

1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると、乳児ボツリヌス症になる可能性があるため注意が必要です。ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在する細菌で、食品などを介して体内に入る可能性があります。

大人であれば、ボツリヌス菌が腸内細菌との競争に負けるため問題ありませんが、腸内環境が整っていない赤ちゃんの場合は、ボツリヌス菌が腸内で増殖する可能性が高くなります。

ボツリヌス症は適切な治療を受ければ完治しますが、便秘や筋力の低下といった症状が生じ、重篤な状態になることもあります。そのため、1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないようにしましょう。

望月瑠璃子

望月瑠璃子

ルリクリニック院長

一般に市販されているもののなかには、砂糖などを加えたはちみつも販売されており、注意が必要です。加糖はちみつでは、低血糖を防ぐどころか、急激な高血糖を引き起こしてしまうので、せっかく補食としてとったのに意味がありません。

また加熱すると成分中の酵素が失われたり、発酵が止まったりするため、非加熱のものがおすすめです。さらには、無農薬の畑のそばで採取されたものがより良いでしょう。

はちみつをおいしく食べるおすすめの方法

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はちみつは以下のような食べ方をすると、よりおいしくかつ効率的に食べられます。

  • ヨーグルトに混ぜて食べる
  • レモンに漬ける
  • シロップや調味料の代わりとして使う

それぞれ解説します。

ヨーグルトに混ぜて食べる

はちみつをヨーグルトに混ぜることで、はちみつの甘さとヨーグルトの酸味によっておいしく食べられ、乳酸菌やミネラル・ビタミンといった体に必要な栄養素をまとめて摂取できます。

また、ヨーグルトに含まれる乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌は、フルーツにも含まれる食物繊維をエサにして増えるため、腸を整える効果も期待できます。

レモンに漬ける

スライスしたレモンをはちみつに漬けて食べる方法も、手軽に取り入れやすくおすすめです。レモンの酸味とはちみつの甘さがマッチして、おいしく食べられるでしょう。

また、はちみつが持つ抗酸化作用によるアンチエイジング効果や、レモンに含まれるクエン酸による疲労回復が期待できます。

シロップや調味料の代わりとして使う

はちみつをパンケーキやトーストに塗って食べたり、砂糖の代わりとして料理や飲み物に入れたりする取り入れ方もあります。

はちみつは栄養価が高く、比較的脂肪を蓄積させにくいため、甘味料としてはちみつを活用する食べ方は、ダイエット中の方にも向いているでしょう。

なお、砂糖よりはちみつのほうが甘みの感じ方は強い傾向があります。そのため、砂糖の代わりにはちみつを使う場合は、少し量を減らしたほうが良いかもしれません。

一般的に目安は砂糖の8割程度といわれているので、覚えておきましょう。

望月瑠璃子

望月瑠璃子

ルリクリニック院長

効率的に栄養を摂取するには、ホットワインとハチミツの組み合わせがおすすめです。赤ワインに含まれるレスベラトロールは生活習慣病予防や抗老化作用を持つ成分として注目を集めています。レスベラトロールはポリフェノールの一種ですが、赤ワインは白ワインの5倍ものポリフェノールを含んでいます。

ホットワインにするなら赤を、それもできるだけフルボディの赤ワインを選ぶと、より高い健康効果が期待できます。そこにハチミツを足せば、血糖値を安定させることができるので、さらに睡眠の質も良くなり、美容効果も上がります。

まとめ

はちみつは、大きく「純粋はちみつ」「加糖はちみつ」「精製はちみつ」という3種類に分類されます。はちみつ本来が持つ栄養成分を摂取できるのは、純粋はちみつです。

また、はちみつは睡眠の質の向上やダイエット効果など、美容・健康への効果が期待できるといわれています。

はちみつを甘味料代わりとしてホットミルクや紅茶などに入れる方法のほか、レモンやヨーグルトと一緒に食べる方法もあります。

なお、1歳未満の赤ちゃんは、はちみつを食べると乳児ボツリヌス症になる可能性が高いため、赤ちゃんには食べさせないよう注意してください。

この記事の監修者
望月瑠璃子
望月瑠璃子ルリクリニック院長
ルリクリニック院長。兵庫医科大学卒。大阪警察病院、大阪大学医学部付属病院などを経て、ルリクリニック院長を務める。日本内科学会専門医、抗加齢医学学会専門医として、美容内科、栄養学、アンチエイジング、再生医療にも精通している。
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