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2024.04.09 更新

電動リクライニングベッドのメリット・デメリットとは?選び方についても解説

電動リクライニングベッドのメリット・デメリットとは?選び方についても解説

生活するうえでの利便性やベッドの機能性から電動リクライニングベッドの購入を考えている方もいるでしょう。

この記事では、電動リクライニングベッドのメリット・デメリットのほか、介護用ベッドとの違いを解説します。電動リクライニングベッドがおすすめの人の特徴や選び方も紹介するので、購入を検討されている方はぜひ参考にしてください。

  1. 電動リクライニングベッドとは
  2. 介護用ベッドとの違い
  3. 電動リクライニングベッドを使うメリット・デメリット
  4. 電動リクライニングベッドのメリット
  5. 電動リクライニングベッドのデメリット
  6. 電動リクライニングベッドがおすすめの人の特徴
  7. 立ち座りを楽に行いたい人
  8. ベッド上で読書などを楽しみたい人
  9. 電動リクライニングベッドの選び方
  10. 機能で選ぶ
  11. マットレスのタイプで選ぶ
  12. モーター数で選ぶ
  13. サイズで選ぶ
  14. まとめ

電動リクライニングベッドとは

電動リクライニングベッドとは

電動リクライニングベッドは、モーターの力で背もたれや脚の部分がリクライニングし、立ち座りなどの動作を自動でサポートするベッドです。

背もたれや脚の角度を調整することで、上体を起こしてソファのように使用したり、寝ながら読書やテレビ・動画視聴を楽しんだりとベッド上でリラックスタイムを過ごせます。

電動リクライニングベッドと聞くと、介護用のベッドを思い浮かべる方もいるでしょう。介護ベッドは電動リクライニングベッドの一つですが、「電動リクライニングベッド=介護ベッド」ではありません。

介護用ベッドとの違い

介護用ベッドとの違い

介護用ベッドは、介護者や被介護者の負担を軽減し、介護生活を支援するために使用します。

介護活動をより容易にするため、シングルベッドと比べて横幅がやや短く作られている場合が多いです。また、多くの介護ベッドは、3モーターベッドです。背上げ・脚上げ・高さ調節の可動部分にそれぞれ独立したモーターが搭載されており、介護者・被介護者の負担を和らげてくれます。

また、電動リクライニングベッドと介護用ベッドは、使う目的が異なります。ベッドで快適な時間を過ごすことを目的とする電動リクライニングベッドに対し、介護ベッドは、寝心地よりも介護者の利便性や負担軽減を重視して設計されていることが特徴です。

電動リクライニングベッドを使うメリット・デメリット

電動リクライニングベッドの使用にはメリットもあればデメリットもあります。下記ではメリット・デメリットについてそれぞれ説明します。

電動リクライニングベッドのメリット

  • 立ち座りの動作をサポートしてくれる
  • 通気性が高い
  • ソファとしても利用することができる
  • 高さを調節できるので体格を選ばずに利用できる

それぞれのメリットについて、詳しく説明します。

立ち座りの動作をサポートしてくれる

モーターの力で背もたれや脚の部分がリクライニングするので、立ち座りなどの動作をサポートしてくれます。リクライニング機能を使って体勢を変えることは、寝たきりの方の血流促進にも効果的です。

また、要介護者が介護ベッドを利用する場合、利用者だけでなく介護をしている方にとっても、介護がしやすくなるというメリットがあります。

通気性が高い

電動リクライニングベッドは、ベッドの上で長時間を過ごすことを想定して作られています。そのため、長く横になっていても湿気が溜まりにくいように、通気性が高い構造になっています。ベッドの湿気は劣化を早めてしまう原因なので、通気性が高いことは大きなメリットの一つと言えるでしょう。

ソファとしても利用することができる

電動リクライニングベッドは背もたれを起こしたり膝の部分の角度を付けたりすることで、ソファとしても利用できます。ベッドの上で過ごすことが多い方にとっては、自分の好きな体勢で過ごしやすいため便利でしょう。

また、部屋の広さの関係でベッドとソファの両方を置けない場合にも、二つの役割を担うことができます。

高さを調節できるので体格を選ばずに利用できる

電動リクライニングベッドは、高さの調節を行うことも可能です。自分の体格に合った高さに調節できるので、幅広い方が利用することができます。

電動リクライニングベッドのデメリット

反対に電動リクライニングベッドを使うデメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。

  • 値段が高い
  • ベッドサイズのバリエーションが少ない

それぞれのデメリットについて、詳しく説明します。

値段が高い

電動リクライニングベッドには、背もたれや脚の部分をリクライニングさせるモーターの機能が備わっています。このような機能がある分、通常のベッドよりも値段が高くなる傾向にあります。予算をある程度確保しておかなければ、電動リクライニングベッドの購入は難しいでしょう。

ベッドサイズのバリエーションが少ない

電動リクライニングベッドはモーターなどの部品がある分、通常のベッドよりもサイズが大きく、部屋に圧迫感が出てしまう可能性があります。

そのため、電動リクライニングベッドのサイズはシングルサイズやセミダブルサイズが中心で、それより大きなサイズのものはあまりありません。

電動リクライニングベッドがおすすめの人の特徴

電動リクライニングベッドは、サポートが必要な方だけでなく幅広い世代におすすめです。特に、以下に当てはまる方は電動リクライニングベッドが向いています。

  • 立ち座りを楽に行いたい人
  • ベッド上で読書などを楽しみたい人

それぞれ詳しく説明します。

立ち座りを楽に行いたい人

電動リクライニングベッドは、立ち座りを楽に行いたい人におすすめです。特に、足腰や筋力に不安のある高齢者の方は、電動リクライニングベッドを利用することで起き上がり時の負担を軽減できます。

また、リモコンを操作するだけで背もたれや膝の角度、ベッドの高さを調整できるため、体が自由に動かないときも楽に姿勢を変えられます。

ベッド上で読書などを楽しみたい人

電動リクライニングベッドは、読書や映画鑑賞を楽しみたいときや、楽な姿勢で休息をとりたいときなど、リラックス目的にも適しています。

背もたれや脚部分を自由な角度に調節できるため、最適なポジションをキープしたままリラックスした時間を過ごせます。部屋に十分なスペースがなく、ベッドとソファを兼用したい場合にもおすすめです。

電動リクライニングベッドの選び方

電動リクライニングベッドを選ぶ際に比較したいポイントとしては、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 機能で選ぶ
  • マットレスのタイプで選ぶ
  • モーター数で選ぶ
  • サイズで選ぶ

それぞれについて、詳しく説明します。

機能で選ぶ

電動リクライニングベッドには、リクライニング以外の機能が備わっているものもあります。折りたたみ機能があるものであれば、ベッドを使わない時はコンパクトにしておくことで、部屋を広く利用することが可能です。ベッドにいる時間が短い方や部屋のスペースを有効活用したい方におすすめです。

ベッドの下に収納を備えているものであれば、パジャマなどを入れておくことができます。部屋の収納スペースが少ない方であれば、重宝するでしょう。自分のライフスタイルなどを踏まえたうえで、必要な機能が備わっているものを選ぶことが重要です。

マットレスのタイプで選ぶ

マットレスは電動リクライニングベッドごとに専用のものがあるので、そのタイプで決めるのも一つの選択肢です。マットレスにはコイルタイプノンコイルタイプがあり、それぞれさらに以下のように細分化されます。

  • コイルタイプ:ポケットコイル、ボンネルコイル
  • ノンコイルタイプ:ウレタン(高反発・低反発)、ファイバー、ラテックス

それぞれの素材ごとの特徴を、以下に表でまとめます。

素材特徴
ポケットコイルマットレス・体を「点」で支えてくれるので体圧分散性に優れている
・マットレス上の振動が伝わりにくく横揺れの心配がほぼない
ボンネルコイルマットレス・体を「面」で支えるので体の一部だけが沈み込んでしまう心配がない
・内部のコイルが連結されているため、横揺れしやすい点には注意が必要
高反発ウレタンマットレス・厚さによっては丸めたり折りたたんだりできる
・沈み込みすぎないため、寝返りが打ちやすい
低反発ウレタンマットレス・厚さによっては丸めたり折りたたんだりできる
・反発力が低いため体型にフィットしやすい
ファイバーマットレス・通気性に優れており水洗いも可能
・横揺れしやすく振動が伝わりやすい点には注意が必要
ラテックスタイプマットレス・体圧分散性に優れている
・通気性が良くないので蒸れやすい点には注意が必要

マットレスの素材は快適に寝られるかどうかに大きく関わってくるので、それぞれの特徴を把握したうえで選ぶことを心がけましょう。

モーター数で選ぶ

電動リクライニングベッドは、モーターの数によってベッドのどの部分が稼働するかが異なります。モーターの数は一般的に1つ~4つ程度で、モーターの数に応じておおよそ以下のような部分が稼働します。

  • 1つ:背上げ機能・ベッドの高さ調節機能・背上げ機能と脚上げ機能の連動機能のいずれか
  • 2つ:背上げ機能+脚上げ機能、背上げ機能+高さ調節機能など
  • 3つ:背上げ機能・脚上げ機能・高さ調節機能(連動操作や個別操作も可能)
  • 4つ:背上げ機能・脚上げ機能・高さ調節機能+寝返り補助機能やヘッドアップ機能など

特に要介護者の方が利用する場合は、さまざまな動きに対する補助を受けられるので、モーターの数が多いほうがおすすめです。

サイズで選ぶ

上述したように、電動リクライニングベッドのサイズはシングルサイズセミダブルサイズが中心です。あまり大きなものがないのでサイズによる選択肢は多くはありませんが、その中でも適したものを選ぶことが重要です。

まとめ

電動リクライニングベッドは、モーターの力で立ち座りなどの動作をサポートしてくれるベッドで、近年ではリラックス目的で使うベッドとして若い世代からも注目されています。

立ち座りの動作をサポートしてくれる以外にも、通気性が高いなどのメリットがある反面、値段が高いことやベッドサイズのバリエーションが少ないことは、デメリットとして把握しておくべきでしょう。

機能やモーター数などをもとにして比較検討を行い、部屋のサイズやライフスタイルも踏まえて、最も自分に合うベッドを選びましょう。

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