マットレスは、使い方や就寝環境によって嫌な臭いが発生することがあります。臭いに敏感な方は、快適な睡眠を妨げられることもあるでしょう。
マットレスから臭いが発生する原因はさまざまあり、原因ごとの対処が必要です。
この記事では、マットレスの臭いの原因や除去方法、予防策を説明します。どうしても臭いが取れない時の対処法も紹介しているため、マットレスの臭いに悩まされている方はぜひ参考にしてください。
- マットレスの臭いの原因
- 汗・皮脂
- カビ
- 加齢臭
- ペット
- タバコ
- おねしょ・嘔吐物
- マットレスの素材(化学物質)
- 寝室の臭い
- マットレスについた臭いを取る5つの方法
- 通気性の良い場所で陰干しする
- 洗濯可能なマットレスは水洗いする
- 表面のホコリや汚れを掃除機で吸い取る
- 消臭スプレーや布製品専用クリーナーを使う
- 重曹やクエン酸など家庭にあるアイテムを活用する
- マットレスについたおねしょ・嘔吐物の臭いを取る方法
- 寝室全体が臭う場合の対処法
- 換気をする
- 消臭剤を使う
- 空気清浄機を使う
- マットレスの臭いを予防する方法
- カバー類やシーツはこまめに洗濯する
- 定期的にマットレスを陰干しする
- ベッドパッドを敷く
- 防水シートを敷く
- どうしても臭いが取れない時の対処法
- クリーニング業者に依頼する
- 新しいマットレスに買い替える
- マットレスを買い替えるならNELLマットレスがおすすめ
- まとめ
マットレスの臭いの原因
マットレスが臭うようになる原因はさまざまですが、主な原因としては以下のようなことが挙げられます。
- 汗・皮脂
- カビ
- 加齢臭
- ペット
- タバコ
- おねしょ・嘔吐物
- マットレスの素材(化学物質)
- 寝室の臭い
それぞれの原因と対処法を詳しく説明します。
汗・皮脂
臭いの原因として多いのは、マットレスに付着した汗や皮脂です。人は寝ている間に、コップ一杯分程度の汗をかくといわれています。
また、マットレスは肌に触れる部分が多いため、皮脂も付着しやすいです。付着した汗や皮脂を放置し続けると菌が繁殖し、嫌な臭いの原因となる可能性があります。
マットレスの酸っぱい臭いが気になる場合は、重曹水をスプレーして乾燥させるか、薄めた酸素系漂白剤で拭き取りましょう。
カビ
人は多くの寝汗をかくため、マットレスの通気性が悪いと湿気が溜まってしまいます。湿気はカビが生える主な原因で、汗をかいてそのままにしておくと、カビの繁殖によって臭いが発生する場合があります。
湿っぽい臭いや土のような臭いがする場合は、エタノールやアルコール系除菌剤で表面を拭き取り、しっかり乾燥させましょう。
加齢臭
加齢臭は皮脂腺から分泌される物質「ノネナール」が原因の体臭で、40代から50代をピークに発生します。胸や背中など皮脂の多い部位に発生しやすく、枯れ草のような臭いが特徴です。
加齢臭は男性ホルモンの影響を受けやすいため、女性よりも男性に強くあらわれる傾向が見られます。マットレスに染み付いた加齢臭は、薄めたアルカリ性洗剤で拭き取るか、加齢臭対応の消臭スプレーを使用することをおすすめします。
ペット
ペットと寝室で一緒に過ごす時間が長い家庭では、動物特有の体臭や排泄失敗によるアンモニア臭がマットレスに移ることがあります。特にペットがベッドの上で過ごす習慣がある場合、臭いの付着は避けにくいため、日常的なケアが必要です。
動物特有の臭いにはペット用消臭スプレー、ツンとした刺激臭にはクエン酸水での拭き取りが効果的です。
タバコ
マットレスに付着するタバコ臭は、喫煙時の煙や呼気に含まれる成分が原因です。煙に含まれる有害物質が空気中に広がり、表地やシーツへ付着すると不快な臭いとなります。
また、喫煙者の衣類や髪に染みついた臭いが就寝時に移る可能性もあります。タバコ臭が残る上着やコートをベッドの近くに置く習慣も、マットレスに臭いが移る一因です。
ヤニ臭や煙の臭いが染み付いている場合は、重曹を振りかけるか、消臭スプレーで対処しましょう。
おねしょ・嘔吐物
おねしょや嘔吐物は、マットレスに不快な臭いを残す大きな原因です。尿に含まれるアンモニアは時間の経過で揮発し、強い刺激臭を放ちます。また、嘔吐物に含まれる胃酸や消化物も酸味のある特有の臭いを発生させます。
おねしょや嘔吐物は水分とともに内部へ染み込むため、マットレスの表面を拭くだけでは除去が困難です。
クエン酸水で中和した後、重曹ペーストで汚れを除去し、十分に乾燥させることで臭いを軽減できる可能性があります。
詳しい対策は、「マットレスについた臭いを取る方法」で解説します。
マットレスの素材(化学物質)
マットレスの製造過程で使用される化学物質により、素材自体が臭いを発することがあります。
特にウレタンマットレスは製造時に使われる「アミン」の臭いが残りやすく、使い始めてしばらくは気になる場合があります。ただし、使用を続けることで化学物質が徐々に揮発し、臭いが軽減されることが多いです。
化学薬品のような臭いが気になる場合は、風通しの良い場所で陰干しし、寝室の換気を行いましょう。
寝室の臭い
寝室は睡眠時以外、扉を閉めていることが多く、ほかの部屋に比べて換気の機会が限られます。長時間密閉された空間は生活臭や湿気がこもりやすく、次第にマットレスへ臭いが染み付いてしまいます。
定期的な換気や空気清浄機の設置、消臭剤の使用などで臭いの滞留を防ぎましょう。
より詳しく知りたい方は、次項の「寝室全体が臭う場合の対処法」もご確認ください。
マットレスについた臭いを取る5つの方法
マットレスの臭いは安眠を妨げる要因になるため、快適に眠るためにも早めに対処する必要があります。マットレスについた臭いを取る方法としては、主に以下のようなことが挙げられます。
- 通気性の良い場所で陰干しする
- 洗濯可能なマットレスは水洗いする
- 表面のホコリや汚れを掃除機で吸い取る
- 消臭スプレーや布製品専用クリーナーを使う
- 重曹やクエン酸など家庭にあるアイテムを活用する
それぞれの方法を詳しく説明します。
通気性の良い場所で陰干しする
臭いの原因がウレタンの薬品臭である場合は、風通しの良い場所で陰干しすることがおすすめです。
ウレタンが臭う主な原因は、臭いを発する成分が中に残っているためです。陰干しをすると、残留した成分が揮発しやすくなり、臭いを軽減できます。
なお、日光に当てるとウレタンが劣化する可能性があるため注意しましょう。
洗濯可能なマットレスは水洗いする
水洗いできるタイプの製品を使っている場合は、洗って臭いを落としましょう。洗うと付着した汗や皮脂が落ちるため、臭いを改善できる可能性があります。
マットレスの素材によって洗えるかどうかは異なるため、注意が必要です。自宅で洗うことが難しい場合は、専門のクリーニング業者に依頼するのも1つの方法です。
表面のホコリや汚れを掃除機で吸い取る
臭いをとる方法の中でも実践しやすいのは、掃除機をかける方法です。掃除機をかけてマットレスに付着した汚れが取れれば、臭いも緩和する可能性があります。
臭いを取るだけでなくダニの繁殖も抑えやすくなるため、掃除機は定期的にかけることがおすすめです。
消臭スプレーや布製品専用クリーナーを使う
臭いが気になる場合は、マットレスに消臭スプレーを吹きかけることで、嫌な臭いを改善できる可能性があります。
この方法は嫌な臭いを一時的にシャットアウトできますが、根本的な原因を取り除くことはできません。素材によっては消臭スプレーを使うと製品を傷めてしまう可能性があるため、吹きかけても良いかどうかは事前に確認しておきましょう。
重曹やクエン酸など家庭にあるアイテムを活用する
臭いを取り除くには重曹も効果的です。重曹には臭いを中和して吸収する効果があるため、マットレスに重曹を撒いて1日程度置くと、臭いが緩和される可能性があります。
なお、マットレスごとに手入れする方法は異なるため、製品によっては紹介した方法が適さない場合もあります。臭いを取る際は、その方法を実践しても問題ないかどうか必ず確認したうえで行いましょう。
マットレスについたおねしょ・嘔吐物の臭いを取る方法
おねしょや嘔吐物などの強い臭いを取る場合は、重曹やクエン酸の活用がおすすめです。重曹には高い消臭効果があるため、臭いの改善が期待できます。
臭いを取る際は、タオルに水300ml+重曹大さじ1杯の割合で作った重曹水を含ませ、汚れた部分を拭いてみてください。
クエン酸はアンモニア臭を中和してくれるため、おねしょの臭いを取るのに有効です。水200ml+クエン酸小さじ1杯の割合でクエン酸水を作り、重曹の場合と同じ要領で拭きましょう。
重曹やクエン酸を用いても臭いが取れない場合は、専門の業者に依頼するかマットレスを買い替えることも検討する必要があります。
寝室全体が臭う場合の対処法
マットレスではなく寝室全体が臭う場合は、対処法も変わってきます。寝室が臭う場合の対処法としては、主に以下のようなことが挙げられます。
- 換気をする
- 消臭剤を使う
- 空気清浄機を使う
それぞれの対処法を詳しく説明します。
換気をする
寝室の臭いが気になる場合は、窓を開けるなどしてこまめに換気しましょう。換気不足で臭いがこもっていると、マットレスを始めとした寝具にも臭いが移る可能性があります。
効率良く換気したい場合は、扇風機の活用がおすすめです。窓に向けて扇風機の風を当てることで、より空気が循環しやすくなります。
消臭剤を使う
寝室の臭い対策には、消臭剤の活用も効果的です。部屋用の消臭剤を置いておけば、嫌な臭いを軽減できる可能性があります。消臭剤には多くの種類があるため、この機会に自分好みの商品を探してみると良いでしょう。
空気清浄機を使う
手軽に対処したい方には、空気清浄機の活用がおすすめです。空気清浄機で部屋に舞っている汚れや臭いを吸い取れば、空気をきれいにしつつ脱臭できます。
脱臭能力は各製品で変わってくるため、これから購入する場合は事前にスペックを調べておきましょう。
マットレスの臭いを予防する方法
マットレスの臭いが無事に取れたら、再び臭くならないよう予防する必要があります。日頃から簡単にできる予防方法は以下のとおりです。
- カバー類やシーツはこまめに洗濯する
- 定期的にマットレスを陰干しする
- ベッドパッドを敷く
- 防水シートを敷く
それぞれの方法を以下で詳しく説明します。
カバー類やシーツはこまめに洗濯する
シーツやマットレスカバーには寝汗や皮脂、ほこりが日々蓄積されます。これらの汚れが時間の経過とともに分解されることで嫌な臭いが発生し、特に湿気の多い環境では細菌やカビの繁殖により臭いがさらに強くなります。
臭いを防ぐには、週に1回程度を目安にカバー類を洗濯し、清潔な状態を保つことが重要です。洗濯後は十分に乾燥させ、湿気による臭いの再発を防ぎましょう。
定期的にマットレスを陰干しする
マットレスは通気性が悪く内部に湿気がこもりやすいため、カビやダニが発生して臭いの原因となることがあります。定期的にマットレスを風通しの良い場所で陰干しすることで、内部の湿気を効率的に逃がせます。
直射日光は生地を傷める可能性があるため、必ず日陰で干しましょう。
ベッドパッドを敷く
ベッドパッドとは、ベッドシーツとマットレスの間に敷く製品のことです。ベッドパッドを敷いておけばマットレスに直接汗や皮脂が付着しないため、寝具を清潔に保ちやすくなります。
マットレスは洗うことが難しいですし、洗うことができないものもあります。ベッドパッドを敷いておけば、ベッドパッドを洗うことで対処できるため、手入れが大幅に楽になります。
防水シートを敷く
おねしょや嘔吐物の臭いを予防したい場合は、マットレスに防水シートを敷くことがおすすめです。防水シートを敷いておけば、ベッドの上でおねしょや嘔吐をしてもマットレスに直接染み込むのを防げます。寝汗も染み込まないため、より衛生的に使うことが可能です。
どうしても臭いが取れない時の対処法
マットレスの汚れや臭いが内部まで浸透している場合、家庭でのケアでは十分に対処できない可能性があります。
そのような状態では、専門のクリーニング業者への依頼や、マットレスの買い替えを検討するほうが現実的です。清潔で快適な寝室環境を維持するため、マットレスの状態に応じて適切な手段を選びましょう。
クリーニング業者に依頼する
専門業者によるマットレスクリーニングでは、専用機器と洗浄剤を使って内部まで染み込んだ汚れや臭いを除去します。尿・嘔吐物・カビなど自宅での対処が困難な汚れや、厚みのあるマットレスや水洗いできない素材の臭い対策に特に有効です。
費用はサイズや作業内容によって異なりますが、買い替えよりもコストを抑えられる場合があります。
新しいマットレスに買い替える
マットレスに染みついた臭いが取れない場合や劣化が目立つ場合は、買い替えを検討するタイミングです。内部のウレタンやスプリングまで汚れが浸透すると、クリーニングでも臭いが完全に取れない可能性があります。
使用期間が長く、寝心地にも影響が出ているようであれば、衛生面と快適性の両面から新調することをおすすめします。
マットレスを買い替えるならNELLマットレスがおすすめ
マットレスに染み付いた臭いがどうしても取れずにマットレスを買い替える場合は、NELLマットレスがおすすめです。
NELLマットレスでは、高い消臭効果を発揮する新消臭素材「フレッシュコール®Z」、防ダニ・抗菌・防臭機能を兼ね備えた高機能な綿生地「MIGHTYTOP® Ⅱ」を使用しています。上で紹介したお手入れ方法とともにぜひご活用ください。
また、寝返りの打ちやすさも大きな魅力です。適度に寝返りを打つことは睡眠の質を高めるために必要ですし、体重が体の一部のみにかかってしまうことを防ぐことにも繋がります。
NELLマットレスは、腰から背中部分を硬めに、それ以外の部分を柔らかめにした「センターハード構造」により、ストレスなく自然に寝返りを打つことができます。
NELLマットレスの詳細は、以下のとおりです。
実際にNELLマットレスを利用している方からも、寝心地や使い勝手の良さに関して、以下のようなレビューを多数いただいています。

と~る 様
「素晴らしい」
夫婦でシングル2台を揃えました。 寝心地はとても良く、夜中に目が覚めることがなくなりました。 睡眠の質が変わったようです!

ポケモンマスター 様
「とても快適です。」
今まで感じたことがないくらい素晴らしい寝心地です。体に全く負担がなく、いつまでも寝ていられます。

HEIZO 様
「今年一番の良い買い物でした」
ちょこっと横になっただけではわかりません。 一晩寝てみると、「快眠さ」にびっくりするはず。 何年かぶりに「快眠」という状態を味わいました。 いくらでも寝られます。 このマット最高です。
合うかどうかわからないマットレスを購入するのは不安かもしれませんが、NELLマットレスには120日間のフリートライアルが設けられているので、安心して試すことができます。臭い対策が万全で寝返りも打ちやすいマットレスの購入を検討されている方は、ぜひNELLマットレスをご検討ください。
120日間のフリートライアルを始めましょう
NELL公式サイト
まとめ
マットレスが臭う場合は、汗や皮脂・カビ・加齢臭・ペットなどさまざまな原因が考えられます。マットレスを洗ったり陰干ししたりすることで臭いを取ることができますが、ベッドパッドや防水シートを用いて普段から臭い対策を行っておくことも重要です。
マットレスについた臭いが取れずに買い替えを検討する場合は、NELLマットレスがおすすめです。消臭・防臭効果の高い素材を利用しているだけでなく、「センターハード構造」によりストレスなく自然に寝返りを打つことができます。
睡眠の質を高めたい方は、ぜひNELLマットレスをご検討ください。
NELLマットレスの詳細を確認しましょう
NELL 公式サイト