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2024.07.31 更新

空気清浄機の置き場所はどこがおすすめ?寝室やリビングなど最適な設置方法を解説

空気清浄機の置き場所はどこがおすすめ?寝室やリビングなど最適な設置方法を解説

部屋の空気をきれいに保つために重宝する空気清浄機は、多くの家庭で導入されています。しかし、「置いてはいけない場所はあるのか」「どこに置くことが正解?」など、置き場所に関して疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

この記事では、空気清浄機の置き場所のポイントや部屋ごとのおすすめの設置場所、空気清浄機の選び方を解説します。空気清浄機を使ううえでの注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 空気清浄機の最適な置き場所3つのポイント
  2. ①ドア・窓の位置を考慮して置き場所を決める
  3. ②直射日光が当たらない場所に置く
  4. ③目的に応じた位置に設置する
  5. 空気清浄機の最適な置き場所は?部屋別に紹介
  6. 【寝室】快眠のために顔付近は避ける
  7. 【リビング】部屋の中央に設置する
  8. 【子ども部屋】おもちゃなどがないスペースを確保する
  9. 花粉や埃対策なら玄関に設置するのもおすすめ
  10. ほかの家電製品と併用する際の置き場所のポイント
  11. 空気清浄機と加湿器を併用する場合
  12. 空気清浄機とエアコンを併用する場合
  13. 空気清浄機の選び方
  14. 適用畳数で選ぶ
  15. 搭載機能で選ぶ
  16. フィルタと風量で選ぶ
  17. 空気清浄機を設置する際の注意点
  18. まとめ

空気清浄機の最適な置き場所3つのポイント

空気清浄機の置き場所を選ぶ際に重要な3つのポイントを紹介します。

  1. ドア・窓の位置を考慮して置き場所を決める
  2. 直射日光が当たらない場所に置く
  3. たばこ対策などの目的に応じた位置に設置する

この3点を意識して、最適な置き場所を見つけましょう。

①ドア・窓の位置を考慮して置き場所を決める

基本的に空気清浄機は、外気が出入りするドア付近や窓から離れた場所に設置することが大切です。ドアや窓の近くに置くと、空気清浄の効率が悪くなり、本来の効果を発揮できません。

ドアや窓の近くを避け、室内の邪魔にならない場所に設置したいところですが、その時に壁に密着させるのも望ましくありません。 壁から空気清浄機の背面までは1cm以上の間隔があくように設置し、背面以外の面は、壁やカーテンなど周りのものと約30cm以上の間隔をあけましょう。

また、厚生労働省では空気清浄機の設置場所について、以下のとおり示しています(※)。

  • 人の居場所から10㎡(6畳)程度の範囲内に空気清浄機を設置すること
  • 空気のよどみを発生させないように、外気を取り入れる風向きと空気清浄機の風向きを一致させること(間仕切り等を設置する場合は、空気の流れを妨げない方向や高さとするか、間仕切り等の間に空気清浄機を設置するなど、空気がよどまないようにしてください)

ドア・窓の位置を考慮することに加えて、窓などから入ってくる外気の流れも加味しながら、空気清浄機の設置場所を決めましょう。

(※)厚生労働省「冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法

②直射日光が当たらない場所に置く

空気清浄機を室内に置く場合は、直射日光が当たらない場所に置くことが望ましいです。直射日光が当たる場所に長時間置くと、変形や変色を引き起こす可能性があります。空気清浄機を長く使用するためにも避けましょう。

また、空気清浄機は直射日光によるダメージを受けると誤作動を起こし、トラブルが生じる場合もあります。そのほか暖房の熱が当たる場所に置いた場合も、変形・変色・誤作動に繋がる可能性があるため、暖房の近くも避けて設置してください。

③目的に応じた位置に設置する

空気清浄機は目的に応じた場所に設置することで、効果を発揮しやすくなります。

例えば、たばこの煙対策で空気清浄機を導入するなら、たばこの煙は上へと上がるため、効率的に空気清浄できるように、少し高めの位置に置くと良いでしょう。

ただし、高い位置に設置すると落下のリスクがあるため、1mを超えて高い場所には設置しないようにお気をつけください。少し高めの位置に置く際には、安定した机など落下を防止できる場所を選びましょう。

そのほか、花粉対策なら玄関に置くことで、外からの花粉の侵入を防げます。花粉の床近くに舞いやすい性質を考慮すると、平面の床に設置すると有効です。

空気清浄機の最適な置き場所は?部屋別に紹介

空気清浄機の最適な置き場所は?部屋別に紹介

空気清浄機の効果的な置き場所は、部屋によって異なります。続いて、以下の部屋ごとに分けて、おすすめの置き場所を解説します。

  • 【寝室】快眠のために顔付近は避ける
  • 【リビング】部屋の中央に設置する
  • 【子ども部屋】おもちゃなどがないスペースを確保する
  • 花粉や埃対策なら玄関に設置するのもおすすめ

設置したい部屋の特徴を踏まえ、最適な置き場所を選びましょう。

【寝室】快眠のために顔付近は避ける

寝室に空気清浄機を置く場合は、快適な睡眠を阻害しないことが大切です。稼働音が睡眠の妨げになったり、乾燥や冷えの原因になったりする場合があるため、枕元や顔の近くに設置するのは避けましょう。

また、寝室ではベッド上で布団が動いたり布団を畳んだりした際に、埃が発生しやすいです。埃を吸い込むのを防ぐためにも顔の近くを避け、埃が発生しやすい足元近くに設置しましょう。

なお、寝室で使う空気清浄機について、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひこちらもご一読ください。

空気清浄機 寝室
寝室で使う空気清浄機の選び方は?適切な設置場所や期待できる効果も解説

【リビング】部屋の中央に設置する

リビングに空気清浄機を置く際は、部屋の中央がおすすめです。リビングは家の中でも特に人が多く動くため、できる限り人が通る場所に設置すると、空気清浄機の効果を十分に発揮できます。

また、リビングには空気清浄機以外にもさまざまな家電製品があると思いますが、テレビやラジオなどほかの家電製品との距離にも注意が必要です。1m以内に置いたり、同じ電源プラグを使用したりすると、雑音や映像の乱れに繋がるケースもあるため避けましょう。

【子ども部屋】おもちゃなどがないスペースを確保する

おもちゃや絵本などが散らばりやすい子ども部屋では、周囲に何もないスペースを確保して設置しましょう。子ども部屋はものが多くなりやすいですが、空気清浄機の機能を妨げないよう、空気清浄機の周辺にはできる限りものを置かないことが望ましいです。

また、床に近い場所に設置することで、子どもが過ごす床付近のほこりやハウスダストを取り除くことが可能です。

花粉や埃対策なら玄関に設置するのもおすすめ

基本的にドア付近は空気清浄機の置き場所として適していません。しかし、先で少し触れたとおり、外で付着した花粉やウイルスを室内に持ち込まないために空気清浄機を使う場合、玄関への設置は効果的です。

外気が出入りする玄関に設置すると、外からの侵入物(花粉やウイルスなど)を玄関で食い止めることができ、室内に入りにくくなります。目的に応じて設置場所を選びましょう。

ただし、玄関は広いスペースを確保できないことが多いため、本体サイズにご注意ください。清浄効果を考慮しながら、出入りの邪魔にならないサイズの製品を選ぶことが大切です。

ほかの家電製品と併用する際の置き場所のポイント

室内に置く家電製品は、空気清浄機以外にも色々あります。特に、加湿器やエアコンと併用するケースが多いでしょう。家電同士の効果が薄れないようにするためには、いくつかの注意点があります。

続いて、ほかの家電製品と併用する際の置き場所のポイントを紹介します。

  • 空気清浄機と加湿器を併用する場合
  • 空気清浄機とエアコンを併用する場合

それぞれの家電と併用したい際は、ぜひ参考にしてください。

空気清浄機と加湿器を併用する場合

加湿器は、乾燥を防いで部屋の湿度を一定に保つ役割を持つ家電です。空気清浄機と加湿器を併用する場合、近くに置かないよう十分に距離を離す必要があります。

加湿器が発する水蒸気を空気清浄機が吸い込むと、内部にカビが発生する恐れがあり、故障の原因になり得ます。空気清浄機内部にカビが発生すると不快な臭いが部屋に広がってしまう可能性もあるため、できるだけ離して設置してください。

「スペースを確保できないけれど、空気清浄機と加湿器の両方を置きたい」という場合には、2つの機能を搭載した空気清浄機を選ぶと良いでしょう。一台で2役と多機能なうえ、小さなスペースに設置ができるため便利です。

空気清浄機とエアコンを併用する場合

リビングや寝室など、エアコンのある部屋に空気清浄機を設置する場合、位置関係に気を付けましょう。エアコンと空気清浄機の風がぶつかると、それぞれの効果を十分に発揮できなくなってしまうためです。

なお、空気清浄機とエアコンを併用する場合の最適な位置関係は、エアコンで暖房を使用するか、冷房を使用するかによって以下のように異なります。

冷暖房の種類最適な位置
暖房(温かい風を送る)空気清浄機を対角線上に置き、エアコンのフラップを下向きにする
冷房(冷たい風を送る)空気清浄機をエアコンが設置されている壁の真下に置き、フラップを上向きにする

正しい位置関係を意識して設置することで、効率的に空気を循環させることができます。

空気清浄機の選び方

空気清浄機の選び方

空気清浄機の正しい置き場所を理解したうえで購入すると、より最適な製品を選びやすいです。前述した置き場所のポイントを把握して空気清浄機を選びましょう。

  • 適用畳数で選ぶ
  • 搭載機能で選ぶ
  • フィルタと風量で選ぶ

空気清浄機の選び方のポイントを解説します。

適用畳数で選ぶ

空気清浄機は、製品ごとに適用畳数(適用床面積)が決まっています。適用畳数とは、粉じん濃度1.25mg/㎥の空気の汚れを、30分でビル衛生管理法に定める0.15 mg/㎥まで清浄できる部屋(※)の広さのことです。

適用畳数が広いほど効率的に空気を清浄できますが、比例して本体が大きく高価になるため、予算や使いたい部屋の広さに合わせて選びましょう。実際に使用する部屋の広さの2~3倍程度の適用畳数があると、快適に使用できるためおすすめです。

(※)天井の高さ2.4mで算出

搭載機能で選ぶ

空気清浄以外に、さまざまな機能が搭載された空気清浄機もあります。搭載されている主な機能の例は、以下のとおりです。

  • 加湿
  • 脱臭
  • 除菌
  • 除湿
  • 自動運転
  • 掃除機能

特に、加湿や除湿機能が付属した空気清浄機はさまざまなシーンで活用できるため、一年を通して万能に使いやすいです。また、いくつかの機能が搭載された空気清浄機を選べば、複数台の家電を並べるために広いスペースを確保する必要がなくなります。

ただし、多機能な空気清浄機は、その分価格が高額なものも多いです。コストも合わせてチェックしてください。

フィルタと風量で選ぶ

空気清浄機によく用いられるフィルタの1つにHEPAフィルタというフィルタがあります。HEPAフィルタとは、空気清浄機に用いられる超高性能エアフィルタの一種です。

JIS(日本産業規格)で「定格風量で粒径0.3μmの粒子に対し、99.97%以上の効率で粒子捕集するもの」と定められており、花粉やPM2.5などの除去に適しています。

より高い空気の清浄効果を求める場合には、HEPAフィルタの搭載有無を確認して選ぶと良いでしょう。

(※)厚生労働省「冬場における「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法

空気清浄機を設置する際の注意点

空気清浄機の主な役割は、空気を循環させて空気の汚れをキャッチし、室内の空気をキレイにすることです。

空気清浄機には、空気を循環させるための吸込口・吹出口があり、それぞれ空気を吸い込む・放出する役割を担っています。この2つの口がふさがれると、空気を上手く循環できず効果を発揮できないため、注意が必要です。

空気清浄機を使用中、つい本体の上に本や花瓶などを置きたくなるかもしれません。しかし、空気清浄機の威力を保つためにも、本体の上にはものを置かず、吸込口・吹出口をふさがないよう気をつけましょう。

また、空気をスムーズに循環させるためには、空気清浄機の周囲に空気の流れを妨げる家具などの障害物を置かないことも重要です。

まとめ

基本的に空気清浄機は、外気が出入りするドア付近や窓から離れた場所に置くことで、清浄機能を十分に発揮できます。

また、空気清浄機を設置する部屋によって、設置に適した位置は異なります。リビングなら部屋の中央、寝室なら埃が発生しやすい足元付近など、効果を感じやすい最適な場所を選ぶよう心がけましょう。

また、空気清浄機を使ううえで、いくつかの注意点があります。今回紹介したポイントを押さえて、効果的に空気清浄機をご活用ください。

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