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2025.07.28 更新

寝る時の扇風機つけっぱなしは良くない?当て方や置く位置などおすすめの使い方を解説

寝る時の扇風機つけっぱなしは良くない?当て方や置く位置などおすすめの使い方を解説

夏の暑い時期には、寝る時に扇風機をつけたまま寝たくなる方がいるかもしれません。寝るときに扇風機をつけっぱなしにしても問題ありませんが、扇風機の使い方によっては自律神経を乱し、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

一方で、扇風機を正しく使用すれば、睡眠の質の向上に役立ちます。

なお、寝る時に扇風機をつけっぱなしにすると死亡するとの噂もありますが、これは迷信です。睡眠の質を向上させたい方は、扇風機のおすすめの使い方を知っておきましょう。

この記事では、寝る時に扇風機を使うリスクや、暑い夜を快適に眠る方法などを解説します。扇風機の使い方で悩んでいる方は参考にしてください。

  1. 寝る時に扇風機の風が当たり続けることによる影響
  2. 体が冷える
  3. 体のだるさに繋がる可能性がある
  4. 熱中症になる可能性がある
  5. 喉の乾燥やアレルギー症状に繋がる可能性がある
  6. 寝る時に扇風機を使うメリット
  7. 扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法
  8. 扇風機の首振り機能を使う
  9. 扇風機はDCモーターの商品を選ぶ
  10. タイマー機能を有効活用する
  11. 扇風機の当て方や置く位置を工夫する
  12. 扇風機の前に保冷剤や凍らせたペットボトルを置く
  13. 扇風機はエアコンとの併用がおすすめ
  14. サーキュレーターならより効率的に空気を循環できる
  15. 扇風機以外にもできる真夏の暑さ対策
  16. 通気性の良い寝間着やマットレスを使用する
  17. 接触冷感の寝具を使用する
  18. まとめ

寝る時に扇風機の風が当たり続けることによる影響

暑さで寝苦しい時に扇風機を使うことはおすすめですが、正しい使い方をしないと以下で紹介するような悪影響を及ぼす可能性があります。

  • 体が冷える
  • 体のだるさに繋がる可能性がある
  • 熱中症になる可能性がある
  • 喉の乾燥やアレルギー症状に繋がる可能性がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

体が冷える

扇風機の風を長時間、直接体に当てると体が冷えて悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、扇風機をつけっぱなしにしたい場合は、扇風機は体に当てず、部屋の空気を循環させるように使いましょう。扇風機の首振り機能や壁に当てることで風を循環させると、体の周りの空気が流れ、良い睡眠を得られる適度な環境となります。

体のだるさに繋がる可能性がある

扇風機の風を直接浴びた状態で朝目覚めた時に、何となく「だるさ」を感じる方もいるのではないでしょうか。これは、扇風機を体に直接当てて体が冷えていることが原因の可能性があります。

人間の体温調節には、自律神経が関わっており、体感温度に合わせて交感神経と副交感神経が血管を拡張・収縮することで体温が調整されています。しかし、扇風機の風で体を直接冷やし続けると、体温維持のために血管を収縮し続けるため血流が悪化して体の冷えが起こります。

この冷えが続くことで体のだるさ、通称「冷房病」に繋がってしまうため、注意が必要です。体が冷えた状態を作らないために、暑い時でも直風などで急激に冷やすのではなく、ゆるやかに冷やすように心がけましょう。

熱中症になる可能性がある

扇風機の風が直接体に当たると、体表面にある熱が飛ばされます。体の周囲の空気が熱を含まないものに入れ替わるので、一時的に体内の熱が放出されやすくなって涼しくなります。

しかし、室温が高い状況で扇風機の風を体に当て続けたまま寝ると、熱風を体に当てることになります。そして体内の熱が下がらずにこもってしまい、熱中症のリスクが高まります。

そのため、高温多湿の室内で扇風機を長時間体に直接当てることは逆効果です。詳しくは後述しますが、扇風機を使用する場合は室温と湿度を適切に保ちましょう。

喉の乾燥やアレルギー症状に繋がる可能性がある

就寝中、扇風機の風が顔に長時間当たり続けると、喉が乾燥しやすくなります。喉が乾燥すると粘膜のバリア機能が低下し、細菌やウイルスに感染して喉の炎症が起きる可能性があります。

また、扇風機の風によって、室内に溜まったホコリや扇風機に付着したホコリが舞い上がりやすくなります。舞ったホコリを吸うと、アレルギー症状に繋がる可能性があるため注意が必要です。

扇風機を使用する場合、定期的に寝室や扇風機を掃除して、ホコリが舞わないようにしましょう。

寝る時に扇風機を使うメリット

寝る時に扇風機を使うメリット

暑くて寝苦しい夜は、扇風機を上手に活用すると、より快適な就寝環境を整えられます。入眠時に扇風機を使って室内の空気を循環させることで、温度や湿度を効率良く下げられるメリットがあります。

人間の体は、入眠時に自然に体温が下がることで眠りに入ります。扇風機の風によって体の熱を放熱することで、体温が適度に下がり、スムーズな入眠に繋がりやすくなります。

扇風機は、エアコンのように急激に空気を冷やしません。エアコンよりも体をやさしく冷やし、心地良い空気の流れを作り出すことができます。

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法は以下のとおりです。

  • 扇風機の首振り機能を使う
  • 扇風機はDCモーターの商品を選ぶ
  • タイマー機能を有効活用する
  • 扇風機の当て方や置く位置を工夫する
  • 扇風機の前に保冷剤や凍らせたペットボトルを置く

それぞれ詳しくみていきましょう。

扇風機の首振り機能を使う

上述したように、扇風機の風を直接体に当て続けると体が冷えて自律神経が乱れる可能性があります。そのため、寝る時に扇風機を使う場合は首振り機能を使って、部屋の空気を循環させるようにしましょう。

扇風機に首振り機能が付いていない場合や体に当てたくない場合は、扇風機を壁のほうに向けたり、体に背を向けるような場所に設置したりして、体の周りの空気がそよ風のように流れるようにしましょう。

扇風機はDCモーターの商品を選ぶ

扇風機には「ACモーター」と「DCモーター」があり、主に次のような違いがあります。

ACモーターDCモーター
消費電力高い低い
静音性
比較的うるさい静か
風量調整「大」「中」「小」など、おおまかな調整可能
ACモーターに比べ、より細かく調整可能
価格安い高い
寿命長い短い

ACモーターは交流電流を使用して稼働します。シンプルで耐久性があり、価格が安いなどのメリットがありますが、消費電力が高く、静音性に欠ける場合があります。

一方のDCモーターは直流電流を使用して稼働します。エネルギー効率や静音性が高く、細かい風量調整が可能です。

また、DCモーターは静音性に優れており、風量を細かく調整できるので風当たりを調整しやすく、消費電力が少ないなどのメリットがあるので、購入するならDCモーターを採用している扇風機がおすすめです。

タイマー機能を有効活用する

扇風機をつけっぱなしにして寝ると、体のだるさや熱中症、喉の乾燥に繋がる可能性があります。就寝時から朝まで扇風機の風を浴び続けないように、タイマー機能を有効活用しましょう。タイマーを使うことで、電気代の節約になるメリットもあります。

扇風機の「切タイマー」を使うと一定時間後に扇風機が自動でオフになり、長時間風を浴び続けずに済みます。タイマーが切れると室温が上がって目覚めることがあるため、タイマーの時間は室温や季節に合わせて決めましょう。

また、扇風機の中には「切タイマー」だけではなく「入タイマー」も備えている商品もあります。目覚める少し前に扇風機が稼働するように設定すると、快適な目覚めに繋がります。

扇風機の当て方や置く位置を工夫する

扇風機の風を直接体に当てたり、体の近くに置いたりすると、体が冷えることがあります。扇風機の当て方や置く位置を工夫して、体に直接風が当たり続けないようにしましょう。

扇風機は、間接的に風が当たるように設置することをおすすめします。例えば、扇風機の風を壁に当て、跳ね返ったそよ風に当たるようにすると風が和らぎます。

扇風機が体に近すぎると風が強く当たって体を冷やすため、扇風機は体から1m以上離して設置しましょう。

扇風機の前に保冷剤や凍らせたペットボトルを置く

室内の空気をできるだけ冷やしたい場合は、保冷剤や水を入れて凍らせたペットボトルを扇風機の前に置くことをおすすめします。扇風機から簡単に冷風を生み出せるようになり、エアコンを併用しなくても涼しく感じられます。

ただし、保冷剤や凍らせたペットボトルからは結露した水が垂れるため、床が濡れないようにタオルなどを敷いてから使用しましょう。

扇風機と保冷剤を組み合わせる方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。取り付け方法や注意点が気になる方は、ぜひご覧ください。

扇風機 保冷剤
扇風機と保冷剤の組み合わせで暑さ対策!取り付け方や注意点を紹介

扇風機はエアコンとの併用がおすすめ

扇風機はエアコンとの併用がおすすめ

睡眠中の適温は25~26℃、湿度は50~60%とされていますが、夏場に扇風機だけで一定に保つことは難しいです。そのため、室温が高い場合は寝る前に部屋をエアコンで涼しくして、扇風機で室内の空気が循環するように設置しましょう。

なお、扇風機はエアコンの反対側の位置で壁向きに、あるいは体を背にして設置することをおすすめします。こうすることで、体に扇風機の風を直接当てることなく、部屋全体に空気を循環させることができます。

エアコンと扇風機を併用すると冷風が直接体に当たらず、室温を一定に保つことができます。そよ風のような空気が扇風機によって循環するため、エアコンの風が苦手な方にもおすすめです。

寝る時にエアコンを使うコツなどを詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。

寝る時 エアコン
【医師監修】寝る時はエアコンを使ったほうが良いの?冷房・暖房を使う際のポイントも解説

サーキュレーターならより効率的に空気を循環できる

扇風機とよく似たものに、「サーキュレーター」があります。サーキュレーターは、室内の空気を循環させることを目的とした家電製品です。扇風機よりも直進性が高くて強い風を生み出せることが特徴です。

サーキュレーターは室内の空気をかき混ぜて循環させることに特化しているため、扇風機よりも効率的に空気を循環できるメリットがあります。

人が涼むために使う場合は扇風機、空気の循環を目的にする場合はサーキュレーターと、使い分けるとより快適に過ごせます。

扇風機以外にもできる真夏の暑さ対策

真夏の暑さ対策は、扇風機を使うこと以外にも以下のような対策があります。できることから取り入れて、暑い夜も快適に眠りましょう。

  • 通気性の良い寝間着やマットレスを使用する
  • 接触冷感の寝具を使用する

それぞれ詳しく紹介します。

通気性の良い寝間着やマットレスを使用する

扇風機だけでなく、使用している寝間着やシーツなどの見直しも検討しましょう。

寝間着は通気性に優れて寝心地も良いコットンやシルク、麻を使用しているものなどを選び、通気性の良いマットレスを選ぶと寝苦しい夏の夜でも快適に過ごせます。

例えば、NELLマットレスは薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13層構造を採用しており、高い通気性を維持できます。NELLマットレスについてより詳しく知りたい方は、以下の公式サイトをご覧ください。

接触冷感の寝具を使用する

接触冷感とは、熱伝導率や熱拡散率が高い素材が肌に触れた時に、ひんやりと冷たく感じる効果のことです。肌の熱が生地に瞬時に移動するため、冷たさを感じます。

主にレーヨンやキュプラなどの化学繊維を用いており、さまざまなメーカーから接触冷感の寝具が販売されています。

接触冷感の寝具を使用すれば体感温度を下げることができ、寝苦しさの軽減に繋がる可能性があるため、試してみましょう。

まとめ

寝る時に扇風機の風を体に直接当てると睡眠の質が低下し、体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、寝苦しくても扇風機の風を直接体に当てないようにしましょう。

ただし、扇風機は部屋の空気を循環させる役割があるため、エアコンと組み合わせて使用すれば、睡眠の質の向上に役立つためおすすめです。例えば、直接体に当たらないように1m~2mほど離して、首振り機能があるDCモーターの扇風機を使ってみましょう。

また、睡眠の質の向上を考えているなら、接触冷感の寝具や通気性の高い寝具などを探してみるのも良いでしょう。

NELLマットレスは、独自の13層構造で高い通気性を維持することが可能です。NELLマットレスの料金やサイズに関する詳細は、以下の公式サイトからご確認ください。

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