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2024.04.11 更新

【医師監修】マットレスだけで寝るのはOK?快適に睡眠をとる方法を解説

【医師監修】マットレスだけで寝るのはOK?快適に睡眠をとる方法を解説

ベッドで快適に眠りたいけど、部屋が狭くてベッドフレームを置くスペースがないと悩む方もいるでしょう。そんな時には、ベッドフレームを使わず、マットレスを床に置いて使おうと考えるかもしれません。

マットレスの直置きにはメリットもありますが、直置きすることでマットレスが不衛生になり、耐久性も下がってしまうため、避けたほうが無難です。

この記事では、ベッドフレームを使わずにマットレスだけで寝るデメリットや、直置き前提でマットレスを購入する際の選び方についてわかりやすく紹介します。

マットレスを清潔かつ快適に、長く使いたい方はぜひ参考にしてください。

  1. マットレスだけで寝ることはおすすめしない
  2. マットレスだけで寝るデメリット
  3. ホコリや髪の毛がたまりやすい
  4. カビが発生する原因になりやすい
  5. へたりやすい
  6. 寝違える可能性がある
  7. マットレスだけで寝るメリットもある
  8. 部屋の圧迫感を軽減できる
  9. 落下時に怪我をするリスクを軽減できる
  10. マットレスだけで寝る時は湿気対策を
  11. ベッドフレームなしでマットレスを使うなら「すのこマット」の使用がおすすめ
  12. 快適にマットレスを使うには上下に何を敷けば良い?
  13. ①敷きパッド
  14. ②シーツ
  15. ③ベッドパッド
  16. ④マットレストッパー
  17. 【番外編】防水シーツ
  18. マットレスは通気性に優れたものを選ぼう!
  19. まとめ

マットレスだけで寝ることはおすすめしない

マットレスを使用する際は、ベッドフレームが必ず必要なわけではありません。しかし、衛生面を考えると、ベッドフレームなしでマットレスを使うことは基本的におすすめできません。

人間は、健康な人で一晩にコップ約1杯分(200ml)の汗をかくといわれます。そのため、長期間マットレスを床に直置きして使い続けると、内部に湿気がたまってカビや雑菌が繁殖しやすい環境となり不衛生です。

また、直置きすると床とマットレスの間に汚れも溜まりやすく、高温多湿な時期はダニが繁殖する原因にもなります。

もし直置きでマットレスを使うのであれば、通気性、吸放湿性、お手入れのしやすさに優れたマットレスを選びましょう。

通気性が高く、洗えるマットレスを求めるなら「反発力が高いマットレス」、お手入れのしやすさ、干しやすさなら「三つ折りマットレス」がおすすめです。

なお、一般的に寝具内の湿度は40~60%が適切とされています。湿度が低すぎると肌荒れや喉の痛み、インフルエンザなど感染症の原因となります。反対に湿度が高すぎると汗が蒸発せず汗疹(あせも)を引き起こしたり、夏場には熱中症の原因となったりします。

渥美正彦

渥美正彦

医療法人上島医院院長

一般的に寝具内の湿度は40~60%が適切とされています。湿度が低すぎると肌荒れや喉の痛み、インフルエンザなど感染症の原因となります。反対に湿度が高すぎると汗が蒸発せず汗疹(あせも)を引き起こしたり、夏場には熱中症の原因となったりします。

マットレスだけで寝るデメリット

ベッドフレームを使わずにマットレスを直置きしたい場合は、事前にデメリットを理解し、適切な方法で使用しましょう。

マットレスを直置きするデメリットは、以下のとおりです。

  • ホコリや髪の毛がたまりやすい
  • カビが発生する原因になりやすい
  • へたりやすい
  • 寝違える可能性がある

前述したものも含めて、さらに具体的にそれぞれの内容について解説します。

ホコリや髪の毛がたまりやすい

マットレスを直置きすると、床とマットレスの間にホコリや髪の毛が溜まりやすくなります。

掃除の際に毎回マットレスを持ち上げる必要があるため、重いものだと体の負担になる上に手間もかかり、日々の掃除が面倒に感じるかもしれません。

マットレスの移動に負担を感じる場合は、足のついたベットフレームを使えば、マットレスと床の間にスペースができるため衛生さを保てます。動かさなくても掃除しやすく、掃除に時間をとられることも少ないでしょう。

カビが発生する原因になりやすい

長期間マットレスを使用していると、寝汗が吸収されマットレスと床の間に湿気が溜まりやすくなります。湿気はカビの原因になるため、定期的に除湿しなくてはなりません。

カビは湿度65%以上、温度20~25℃ほどの環境で発生するとされます。また、ホコリや髪の毛はカビの栄養分となるため、マットレスの下はカビにとって快適な環境となりやすいのです。

マットレスを直置きして使うなら、湿度や温度に注意しながら、こまめなお手入れと除湿が必要です。

なお、睡眠中にカビやホコリ、ダニを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの病気を引き起こす場合があるため、特にアレルギー体質の方は注意が必要です。

渥美正彦

渥美正彦

医療法人上島医院院長

睡眠中にカビやホコリ、ダニを吸い込むことで、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などの病気を引き起こす場合があります。特にアレルギー体質の方は注意が必要です。

へたりやすい

吸収した汗や水分がマットレスに溜まると、カビが発生するだけでなく、マットレスの反発力が低下する原因にもなります。

ベッドフレームを使用してもある程度は気を付けなければならない湿気対策ですが、マットレスを直置きする場合は特に注意が必要です。

これは、直置きの場合はマットレスが直接床と接するため、ベッドフレームを使用する場合よりもさらに通気性が悪いためです。

特にコイル式のマットレスであれば、汗によってコイルが錆びることもあり、最悪の場合コイルが折れるかもしれません。

カビの発生を防ぐだけでなく、マットレスのへたりを防止するためにも、日々の除湿は重要です。

寝違える可能性がある

極端に薄いマットレスを床に直置きして寝ると、マットレスが体重を支え切れないため底付き感を感じます。底付き感があると肩や腰に負担がかかって寝にくくなり、寝違える可能性があります。

また、硬すぎるマットレスを直置きした場合も、体にかかる負担が分散できないため寝違えることがあります。

マットレスだけで寝るメリットもある

先述のとおり、ベッドフレームを使わずにマットレスだけで寝ることはあまりおすすめできませんが、マットレスの直置きには以下のようなメリットもあります。

  • 部屋の圧迫感を軽減できる
  • 落下時に怪我をするリスクを軽減できる

それぞれ確認します。

部屋の圧迫感を軽減できる

ベッドフレームを使わずにマットレスを使うメリットは、ベッドフレームの高さによる圧迫感を軽減できることです。

ベッドフレームにマットレスをのせると、組み合わせによっては床から数十cmの高さになる可能性もあります。狭い部屋の場合は特に圧迫感を感じやすいため、床にマットレスを敷いたほうが部屋を広く見せることができるでしょう。

落下時に怪我をするリスクを軽減できる

マットレスを床に敷いて寝ると、床から近い位置に寝ることになるため、マットレスから落下した場合の怪我のリスクを軽減できます。

特に小さい子どもがいる場合や寝相が悪い方の場合、怪我のリスクを考えると床にマットレスを直接床に敷いて寝たほうが安全なケースもあります。

マットレスだけで寝る時は湿気対策を

先述したデメリットやメリットを把握した上で、マットレスを直置きして寝る時は、ベッドフレームを使う時よりも湿気対策を意識しましょう。

日々の湿気対策を簡単にしたい場合は、三つ折りマットレスを使うと便利です。上から見た時にジグザグになるように立てると自立するため、立てておくだけで除湿できます。

また、マットレスの下に除湿シートを敷くと、マットレスと床の間に湿気が溜まりにくくなります。除湿シートは、湿気が溜まったら干して乾燥させると何回も使用でき、使用する環境によりますが目安として月1〜2回程度干すと快適に使えます。

ベッドフレームなしでマットレスを使うなら「すのこマット」の使用がおすすめ

湿気対策の一環として、ベッドフレームなしでマットレスを使う場合は、床とマットレスの間に湿気をためないために「すのこマット」の使用がおすすめです。

すのこマットとは、木の板が等間隔に並べられた通気性のある木材のマットです。上にマットレスや布団を敷いて使います。

商品によって木の板の間隔が異なり、二つ折りにできるものや、ロール状に丸められるタイプなどさまざまな商品があります。

すのこマットを使ってマットレスを床から離せば、通気性が良くなってカビ対策ができます。目安として、床から7cm以上の高さがあれば清潔にマットレスを使用できるでしょう。

また、二つ折りにできるすのこマットなら、そのままマットレスをのせて干せるため便利です。マットレスのお手入れが楽になるので、寝具にかける手間を減らしたい方に向いています。

清潔かつ快適に長くマットレスを使用したい場合は、直置きではなくすのこマットの使用を検討しましょう。

快適にマットレスを使うには上下に何を敷けば良い?

快適にマットレスを使うには上下には何を敷けば良い?

清潔さを保つために、マットレスと併用して使えるさまざまな寝具が販売されています。

体に触れる側の寝具から順番に並べると、以下のとおりです。

寝具名役割
敷きパッド・温度や湿度の調整
・汗の吸収
肌触り
シーツ・全体の汚れ防止
・肌触り
見た目(デザイン性)
ベッドパッド・汚れ防止
・汗の吸収
マットレストッパー・寝心地の改善

マットレスを快適にするための寝具の役割について、それぞれ詳しく紹介します。

①敷きパッド

敷きパッドは、マットレス側を「下」とすると、一番「」に使われる寝具です。

汗の吸収と発散、温度調整といった役割を持っています。ほとんど厚みがない上に重量も少なく、気軽に取り外して洗える点が魅力です。

また、直接肌に触れる寝具なので、肌触りが良い素材を選ぶと寝る時の心地良さにも繋がります。

②シーツ

シーツは、マットレスを汚れから保護する役割を持つ寝具です。

敷きパッドを使用しない場合、一番上に敷いて使うことになるので、体に直接触れます。シーツをの上に何も敷かずに寝るのであれば、肌触りにもこだわりましょう。

敷きパッドと併用する場合、肌触りをあまり重要視する必要はありません。室内の雰囲気にこだわりがある方は、デザイン性を重視することをおすすめします。

③ベッドパッド

ベッドパッドは、「汚れ防止」や「寝心地調整」の役割を持つ寝具です。

汚れ防止の役割は敷きパッドと同じですが、敷きパッドよりも分厚いという特徴があります。中綿が入っているベッドパッドの厚さは、最大で厚さ2センチほどです。

軽いため手軽に寝心地を調整できる上に、必要に応じて洗濯もできるので、マットレスを清潔に保てます。

ベッドパッドの上にはシーツや敷きパッドがくるため、基本的には直接肌に触れることはありません。そのため、ベッドパッドは肌触りではなく性能を重視して選ぶと良いです。

④マットレストッパー

マットレストッパーとは、マットレスや布団の上に重ねて使う厚さ4〜9cm前後の薄いマットレスのことを指します。

使用しているマットレスの寝心地が悪い時に使われ、具体的には次のような悩みを解消する寝具です。

  • マットレスが硬すぎる
  • マットレスが柔らかすぎる
  • 寝姿勢を整えたい
  • マットレスのへたり・へこみ

マットレスの寝心地を調整できる寝具ですが、大幅にではなく、あくまでも軽度の調整と考えましょう。寝心地が合わない場合は、マットレストッパーではなく、マットレス自体を変えることをおすすめします。

なお、マットレストッパーはマットレスの寝心地に不満がある方が使う寝具なので、現状で寝心地に満足している方には必要ありません。

【番外編】防水シーツ

防水シーツは、名前のとおり防水性に優れているシーツのことです。主に、育児や介護で使われます。

お子さんがいる家庭では、おねしょ対策として機能するのでおすすめです。同じく介護をされている方の家庭でも、マットレスの汚れ防止アイテムとして使えます。

防水シーツに使われる生地には、下記のような種類とそれぞれの特徴があります。

生地
特徴
パイル・肌触りが良い
・吸水性に優れている
ポリエステル・撥水性に優れている
・乾きが早い
デニム・耐久性が高い
・耐熱性に優れている

パイルは、パジャマや肌に触れる布団などの寝具と相性が良い生地です。ポリエステルは医療用として使われることが多く、撥水性に優れています。透湿性は劣るため時期によっては寝苦しさに繋がる可能性があります。

デニムは洗濯してもシワになりにくく、乾燥機にかけても傷みにくいため、長期使用したい方におすすめです。

ご家庭の環境に応じて素材を検討し、活用してください。

渥美正彦

渥美正彦

医療法人上島医院院長

寝具を選ぶ際に「これが絶対」というものはないため、いろいろな素材を試して、吸湿性・放湿性がよく、好みのものを選びましょう。

ただし、人によっては素材自体にアレルギー反応があったり、肌に合わず接触性皮膚炎を引き起こしてしまったりする場合もありますので、気になる場合には皮膚科・アレルギー内科などでご相談ください。

マットレスは通気性に優れたものを選ぼう!

衛生面や通気性を意識した対策はさまざまですが、もし直置き前提でマットレスを使うのであれば、マットレス自体の通気性が高いタイプを選ぶことが重要です。

マットレスの中には低価格なものもありますが、品質が悪いと耐久性も低く、結果的にすぐに新しいものに買い換える必要がでてくるかもしれません。

優れた通気性のマットレスで快適に眠りたい方は、NELLのポケットコイルマットレスを検討してはいかがでしょうか。


NELLマットレスの料金や特徴は、以下のとおりです。

値段(税込)75,000円/シングル
90,000円/セミダブル
105,000円/ダブル
130,000円/クイーン
150,000円/キング
コイル数
1,173個/シングル
1,479個/セミダブル
1,734個/ダブル
1,989個/クイーン
2,397個/キング
送料無料 (沖縄県本島を除く)
返品(※)返品・全額返金可能 (商品到着後14日以降120日以内)
保証期間10年間
(※)最低14日間の試用が必要です

NELLマットレスは、へたりやカビの原因になりやすい厚いウレタンを使用していません。薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13層構造を導入していることから通気性に優れ、温度調整しやすいという特徴があります。

さらに、防ダニ・抗菌・防臭機能を兼ね備えた高機能な綿生地「MIGHTYTOP® Ⅱ」や、消臭効果が高い素材である「フレッシュコール®Z」を使用しているところも魅力的なポイントです。一般的なマットレスと比べてカビが生えにくいため、清潔さを保ちやすくなっています。

通気性が高いNELLマットレスですが、床に直置きするよりもすのこマットの併用がおすすめです。月に1回ほど壁に立てかけて風をとおすと、より衛生的に使えます。

また、それでもマットレスの購入に悩む方は、120日間のフリートライアルを使用しましょう。

店頭や展示会で新しいマットレスを探す場合、一瞬しか寝心地を試せません。しかし、NELLマットレスであれば、120日間満足いくまでじっくりと寝心地を試せます。

最低14日間の試用が必要といった条件はあるものの、商品が到着してから120日間であれば、返品や返金の対応を提供しております。初めてマットレスを購入する方や、買い替えが不安な方でも安心です。

NELLマットレスの詳しい購入方法は、以下の公式サイトを参考にしてください。

マットレスの買い替えを検討している方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。買い替えるタイミングや種類など、マットレスの選び方を詳しく解説しています。

マットレス 選び方
マットレスの選び方とは? こだわるべき理由や買い替え時期の目安、注意点など解説

まとめ

基本的に、マットレスを床に直置きで使うことはおすすめできません。

直置きでの使用は、マットレスと床の間にホコリや髪の毛が溜まり不衛生です。湿気によってカビが繁殖すると、睡眠の質が落ちるだけでなく、マットレスの寿命が縮まる可能性があります。

ただし、直置きすると「圧迫感が少なくなる」「落下のリスクが軽減できる」などのメリットもあります。今使用しているマットレスを直置きする場合は、除湿シートやすのこマットを使って湿気対策を講じてください。

もし理由があり直置き前提でマットレスを購入するのであれば、必ず通気性に優れたものを選びましょう。

通気性の良いマットレスを探しているのであれば、NELLマットレスを試してはいかがでしょうか。

ウレタンと不織布を使用した独自の構造で、通気性や防カビ性にこだわっており、快適で清潔な睡眠をサポートしてくれます。120日間じっくり試せるフリートライアルがある点も、うれしいポイントです。

詳細は、以下の公式サイトから確認してください。

この記事の監修者
渥美正彦
渥美正彦医療法人上島医院院長
大阪市立大学(現・大阪公立大学)医学部卒業。近畿大学医学部附属病院(脳神経内科)などを経て2004年、上島医院に入職。05年、同医院併設南大阪睡眠医療センター長。10年、同医院院長に就任し、現在に至る。精神科と脳神経内科での臨床経験を活かし、患者の脳と心の問題に幅広く対応。睡眠医療は国内最高水準の専門治療を提供している。また、公式YouTubeチャンネル『睡眠専門医渥美正彦』では、睡眠障害と精神疾患の正確な情報の発信を続けている。日本精神神経学会認定精神科専門医。日本睡眠学会認定睡眠医療認定医。著書に『子供が朝起きなくなったときに、親子で読む本』(セルバ出版)『子どもの発達障害がよくなる睡眠の教科書』(マキノ出版)がある。

※医師が特定の商品を推奨しているわけではありません

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