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2022.04.04

過眠症とはどういう病気?症状や原因について詳しく解説

過眠症とはどういう病気?症状や原因について詳しく解説

夜しっかりと眠っているにも関わらず昼間にも眠気が生じる、いわゆる「過眠」の症状にお悩みの方は一定数いらっしゃると思います。

そういった方の中には、ただ単に必要な睡眠時間を確保できていないだけの方もいれば、「過眠症」という病気にかかっている方もいらっしゃいます。

もし過眠症だとすれば、どのような症状があらわれるのか、過眠の原因は何なのかなどが気になるポイントでしょう。

この記事では、過眠症とはどのような病気か、過眠症の種類、過眠の原因などについて説明します。

  1. 過眠症とは
  2. 過眠症の種類
  3. ナルコレプシー(居眠り病)
  4. 特発性過眠症
  5. 反復性過眠症
  6. 睡眠時無呼吸症候群
  7. 過眠の原因
  8. 睡眠不足
  9. 睡眠障害
  10. 身体疾患
  11. 精神疾患
  12. 過眠が続く場合は医療機関へ
  13. まとめ

過眠症とは

過眠症とは

過眠症とは夜しっかりと眠っているにも関わらず、日中に耐えがたい眠気が生じて、起きていることが困難になる状態のことを指します。眠気のために仕事や学校での授業などに支障が生じていれば、過眠症の可能性が考えられます。

また、過眠症になっている方の中には、眠気を自覚しておらず、気付かないうちに日中眠りに落ちてしまっている場合もあります。

過眠症の種類

過眠症にはさまざまな種類があり、過眠症を引き起こす病気としては主に以下のようなものが挙げられます。

  • ナルコレプシー(居眠り病)
  • 特発性過眠症
  • 反復性過眠症
  • 睡眠時無呼吸症候群

それぞれの病気について、詳しく説明します。

ナルコレプシー(居眠り病)

ナルコレプシーは「居眠り病」という別名にもあるように、時や場所に関係なく一日に何回も居眠りをしてしまう、という症状が主にあらわれる病気です。

過眠以外の症状としては、感情が昂ぶっている時に手足などの力が急にかくんと抜けたり(カタプレキシー)、寝ている最中に金縛りにあったりといったものが良く見られます。

症状がひどい場合は、夜眠ることに恐怖を感じてしまうこともあるほどです。

目を覚まして意識がはっきりしている状態のことを「覚醒」と言いますが、覚醒した状態を保つためには、ヒポクレチンあるいはオレキシンといわれるタンパク質が必要です。

ナルコレプシーは、ヒポクレチンやオレキシンを作り出すことができなくなることによって起こると考えられています。

特発性過眠症

特発性過眠症は、ナルコレプシーと同様に日中の過剰な眠気と居眠りが特徴の病気です。ただしカタプレキシーが見られないという点においては、ナルコレプシーとは異なります。居眠りの時間が1時間以上と長く、それだけ寝ているにも関わらず目が覚めた時のスッキリ感は得られません。

夜間の睡眠時間が長いタイプ(10時間以上)と、睡眠時間が通常のタイプの2通りに大きく分類できます。上述した症状以外に、起床困難、頭痛、失神といった自律神経症状を伴うケースも見られます。

反復性過眠症

反復性過眠症は、過剰な眠気と睡眠時間の延長(1日あたり16時間~20時間程度の睡眠)が繰り返しあらわれることが特徴の病気です。数日から数週間続く過眠症状が年に数回から10回以上見られ、症状の頻度や期間は人によって異なります。

夢を見ているような感覚になり現実感が失われることや、食欲や性欲が高まり抑うつ的になることもあります。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まることで体が酸欠状態になるため、睡眠が中断される病気です。目を覚ました後でもあらためて眠ることはできますが、眠り始めると再び無呼吸の状態になるので、慢性的な睡眠不足となって日中の眠気に繋がります。

また、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や糖尿病といったさまざまな生活習慣病と密接に関連していることも知られています。寝ている間の無呼吸にはなかなか気付きにくいため、多くの潜在患者がいると考えられている病気です。

過眠の原因

過眠の原因の一つとしては、上述した過眠症が考えられますが、そのほかにも以下のような原因が考えられます。

  • 睡眠不足
  • 睡眠障害
  • 身体疾患
  • 精神疾患

それぞれについて、詳しく説明します。

睡眠不足

昼眠くなってしまう原因としては、そもそもの睡眠不足が考えられます。夜間にしっかり睡眠をとることができていなければ、必然的に日中に眠気が生じてしまいます。

必要な睡眠時間は人によって異なるため、周囲の人と同じぐらいの睡眠時間を確保できていても、必ずしも安心はできません。自分に必要な睡眠時間をきっちり確保することを心がける必要があります。

睡眠障害

日中眠くなるのは、睡眠時間だけでなく睡眠の質が原因になっていることも多く、その場合は睡眠障害が関与しているケースがよく見られます。睡眠時間を確保できていても、睡眠の質が低いと疲れが取れないため、結果的に日中の眠気に繋がります。

主な睡眠障害としては、上述した睡眠時無呼吸症候群のほか、むずむず脚症候群周期性四肢運動障害などが挙げられます。

むずむず脚症候群はレストレスレッグス症候群とも呼ばれ、座ったり横になったりすると足に違和感を覚えるような症状を伴う疾患です。

違和感の出方は、「むずむずする」「かゆい」「針で刺されているような感じがする」など、人によってさまざまです。脳内の神経系の異常や貧血などが原因で発症すると考えられています。

周期性四肢運動障害は、睡眠中に四肢(主に下肢)の筋肉が急速に収縮しては弛緩する不随意運動(ミオクローヌス)が、繰り返し起こることが主な症状の疾患です。

ミオクローヌスによって深い眠りが妨げられて、睡眠が浅くなったり目が覚めたりするため、結果として日中の眠気や倦怠感に繋がります。加齢にともない増加する睡眠障害の一つです。

身体疾患

身体的な病気の一症状として、過眠が生じることもあります。

過眠を生じる身体疾患の具体例としては、花粉症や頭部外傷、脳腫瘍、甲状腺機能低下症などが挙げられます。

身体疾患が原因となっている場合は、身体的な疾患の治癒と共に、過眠の症状もおさまっていく傾向にあります。

精神疾患

身体的な病気のケースと同様に、精神的な病気の一症状として過眠が生じることもあります。

過眠を生じる精神疾患の具体例としては、うつ病統合失調症双極性障害などが挙げられます。

こちらも身体疾患の場合と同様に、疾患の治癒と共に過眠の症状もおさまっていく傾向にあります。

過眠が続く場合は医療機関へ

単純に睡眠が足りていないことが過眠の原因なのであれば、規則的な生活を心がけて睡眠時間をきちんと確保することが重要です。

ただし、夜に寝ようとしても寝付けなかったり、睡眠不足の自覚がないのに過眠の症状があったりする場合は、上述したように何らかの病気の可能性も考えられます。

そのような場合は早めに医療機関を受診して、現状を正しく把握する必要があります。かかる科としては、精神科や心療内科などになるでしょう。

まとめ

過眠症とは、夜しっかりと眠っているにも関わらず日中に耐えがたい眠気が生じて、起きていることが困難になる状態のことです。

過眠を引き起こす病気としては、ナルコレプシー反復性過眠症などが挙げられます。また、睡眠不足や身体的・精神的な疾患が原因の場合も考えられます。

睡眠不足が原因の場合は、規則的な生活を心がけて睡眠の時間と質を共に確保することを意識しましょう。何らかの病気の疑いがある場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。

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