同棲を検討しているカップルや、結婚して新居に引っ越す予定の夫婦の中には、「2人でシングルベッドを使おう」と考えている方もいるかもしれません。しかし、シングルベッドは標準体型の成人1人用であり、2人で寝るのには不向きです。
この記事では、このままシングルベッドを使い続けるべきか、お悩みの方に向けて、シングルベッドが不向きな理由を解説し、おすすめのベッドサイズを紹介します。
シングルベッドのサイズとは？
シングルベッドの寸法は一般的に「幅95cm×縦195cm」であり、標準体型の成人1人に適したサイズです。「費用を抑えられる」「スペースを取らない」などのメリットがありますが、2人で寝るには不向きです。大柄な方の場合、1人で寝ても窮屈に感じるかもしれません。
シングルベッドが2人で寝るのに不向きな理由
以下は、シングルベッドが2人で寝るのに不向きな理由です。
- 2人が仰向けに寝られない可能性も
- 寝具（ベッド本体やマットレスなど）の耐久性に悪影響を及ぼす
- 汚れやすく衛生面で好ましくない
- 自由に寝返りを打てない
- 温度調整が難しい
それぞれ詳しく説明します。
2人が仰向けに寝られない可能性も
仰向け寝は、立った姿勢をそのまま横にしており、体の一部分に体重や負担がかかりにくい寝姿勢の一つです。体の一部分に負担がかかって血流が悪くなることも少ないため、疲労感を取りやすい寝姿勢ともいえます。
しかしシングルベッドに大人2人で寝ると、仰向け寝はできない可能性が高くなります。寝返りも打ちにくくなり、首や肩、腰などに負担がかかりやすいでしょう。
まずはシングルベッドに2人で仰向けに寝ましょう。大人であればどのような体格の方でも、シングルベッドに2人は仰向けになれないはずです。この場合には快適な睡眠が取れないため、シングルベッドに2人で寝ることはおすすめできません。
寝具（ベッド本体やマットレスなど）が壊れやすくなる
シングルベッドは1人用として作られているため、2人で使用し続けていると、耐荷重を超えて破損する可能性があります。
なお、2人分の体重の合計が耐荷重を下回っていても、「ベッドの上にモノを置く」「飛び跳ねる」など、使い方によっては負荷がかかりすぎてしまうため注意してください。
汚れやすく衛生面で好ましくない
1人用に作られており面積が狭いシングルベッドの表面に、2人分の「寝汗」や「髪の毛」「フケ」「アカ」などが付着すると、1人で使用する場合よりも不衛生な状態に陥りやすいです。
1人で使用する時より汚れやすい分、ベッドや寝具の掃除などの手入れの手間が増えます。また、汚れによってマットレスの劣化が早まる可能性もあります。
自由に寝返りを打てない
シングルベッドは1人用のサイズであることから、2人で使用すると寝返りを打つための充分なスペースを確保できません。寝心地が低下してしまうため、一緒に寝るのであれば快適に寝返りが打てるサイズを選ぶべきです。
寝返りを充分に打てない状態が続くと、体の同じ箇所に負担がかかることによって血行不良の原因となる場合があります。すると体の凝りや腰痛、床ずれが生じ、睡眠の質の低下に繋がります。
睡眠の質が低下した状態が続くと体にさまざまな不調を感じる「睡眠負債」に繋がり、パフォーマンスが低下する可能性もあります。日々の生活を楽しく快適に過ごすためにも、質の良い睡眠をとることが大切です。
温度調整が難しい
人間は眠ると交感神経の活動量が減少して副交感神経が優位になり、体温調節機能などが緩慢になります。特にノンレム睡眠中には体温や代謝が低下するため、寝冷えなどを防止するうえで、掛布団を適切に使用しなければなりません。
しかし、シングルベッドで相手に遠慮して体がぶつからないようにしていると、手足が布団から出てしまう可能性があり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
それぞれがシングルの掛け布団を1枚ずつ使用する方法もありますが、これではベッド内に掛け布団が入りきらず、結局は掛け布団が落ちて寝冷えに繋がるなどの影響が出ます。
2人で寝る場合におすすめのベッドサイズ
2人で寝るためのベッドには、さまざまなサイズや種類があります。
「将来的に夫婦と子どもの3人で一緒に寝たい」という場合は、キングサイズを選択しても良いでしょう。ただし、キングサイズは部屋を圧迫する可能性がある点に注意してください。2人で寝る場合におすすめのベッドサイズは、以下の4種類です。
- ツインベッド
- ダブルベッド
- クイーンベッド
- キングベッド
それぞれ詳しく説明します。
シングルベッドを2台並べる「ツインベッド」
勤務時間などの生活リズムの関係で、2人の寝るタイミングが異なる場合は、シングルベッドを2台並べて「ツインベッド」としての使用をおすすめします。並べて使うため、寝返りを打った際の振動が伝わりにくく、相手に気兼ねなく寝返りを自由に打つことが可能です。
なお、専用の金具や連結パッドでしっかりと繋いで使用することや、「ケンカをした」「相手が風邪をひいている」といった際に分離させて使用することもできます。
ツインベッドは、シングルベッドが通るスペースがあれば出し入れを行えるため、引っ越しの際に搬入・搬出が容易です。部屋に運んでから連結させれば良いため、移動の際はあらかじめ分離しておきましょう。
さらに、シングルベッドは価格帯や種類が豊富である点も魅力です。ただし、マットレスやシーツなどを2個ずつ購入しなければならず、出費が大きくなることや、狭い部屋の場合、棚や机などを置くスペースがなくなる可能性がある点には注意してください。
寄り添って寝たいのなら「ダブルベッド」
「仲良く寄り添って寝たい」という夫婦・カップルは、ダブルベッドを使用してはいかがでしょうか。ダブルベッドには「費用を抑えられる」「あまり広くない部屋にも置ける」といったメリットがあります。ただし、ツインベッドと異なり、振動がダイレクトに伝わる点には留意する必要があります。
また、体格によっては「狭い」と感じるかもしれません。ダブルベッドの幅は140cmであり、1人あたりの幅は70cmで、シングルベッドの幅の95cmよりも狭くなります。生活リズムが異なる場合や寝返りが多い場合は、ツインベッドかクイーンベッドのほうが、ストレスが溜まりにくいでしょう。
2人でゆったりと眠りたいなら「クイーンベッド」
クイーンベッドは、ダブルベッドよりも広く、幅が160cmあります。1人あたりの幅は80cmです。シングルベッドの95cmよりは狭いものの、充分に寝返りが打てるサイズであることから、ゆったりと眠れます。子どもが生まれた場合、3人で寝ることも可能です。
ただし、寝室の広さによっては、圧迫感が出るケースもあります。サイズが大きく重量もあるため、ほかの家具を置くスペースを確保できない場合や、搬入・搬出が困難な場合がある点も押さえておきましょう。
相手に気兼ねなく眠りたいなら「キングベッド」
キングベッドは横幅が190㎝です。ツインベッドと同じ横幅になりますが、ベッドやマットレスの間の隙間がないことがメリットです。大人2人が寝ても余裕があるサイズであることから、子どもやペットと一緒に眠りたい場合にもおすすめです。
まずはキングサイズのベッドを置いても、入口のドアやクローゼットが開くかを考慮して選んでください。キングベッドほどの大きなベッドサイズになると、数人でゆったりと眠れても、部屋に圧迫感を感じる場合もあります。部屋のサイズや置いてある家具なども考慮しましょう。
以下の記事では、2台連結した場合も含む、NELLマットレスのサイズごとの実際のユーザーの使用例を紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてください。
NELLマットレスはサイズが豊富
2人で寝るための寝具を検討しているなら、NELLマットレスがおすすめです。下表に示すように、NELLマットレスにはさまざまなサイズがあるため、2人で寝るのに最適な大きさを選べます。
NELLマットレスの詳細は、以下のとおりです。
| サイズ | 寸法（幅×縦×厚み） | 価格 |
|---|---|---|
| シングル | 95×195×21（cm） | 75,000円（税込） |
| セミダブル | 120×195×21（cm） | 90,000円（税込） |
| ダブル | 140×195×21（cm） | 105,000円（税込） |
| クイーン | 160×195×21（cm） | 130,000円（税込） |
| キング | 190×195×21（cm） | 150,000円（税込） |
NELLマットレスは、建築資材におけるホルムアルデヒトの規格である、F☆☆☆☆（フォースター）に準拠したノンホルムアルデヒド製品です。高い消臭効果を発揮する新消臭素材「フレッシュコール®Z」や、防ダニ・抗菌・防臭機能を兼ね備えた高機能な綿生地「MIGHTYTOP® Ⅱ」を使用し、通気性が高く、温度調整がしやすい構造になっています。
また、一般的なマットレスの約2倍の数のコイルが使用されており、体の曲線により細かいポイントで部位に合わせて反発、サポートすることも魅力です。多くのコイルによって体を「点」で支えるため、体圧分散性が高く、寝返りが打ちやすい特徴があります。
JISの試験実施規則に従い、1000ニュートン（約102Kg）の力で10万回の圧力をかける耐久性試験を実施し、高い耐久性があることが証明されているので、2人でも安心してご使用いただけます。
万が一、使用中に不満を感じた場合、商品到着から14日以上120日以内であれば返品（全額返金）が可能です。加えて、3cm以上のへたりが生じた場合、保証期間中（10年間）であれば無料での修繕・交換に対応しているため、長く使いたい場合も安心です。
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まとめ
シングルベッドは、標準体型の成人1人に適したサイズであり、2人で寝るには不向きです。2人で使い続けていると、重さなどで破損する可能性があり、快適な寝心地にも繋がりません。
また、2人の寝汗などが1人分のシーツに付着するため、汚れやすく、手入れの手間がかかります。さらに、「自由に寝返りを打ちにくい」「温度調整をしにくい」といった問題もあります。
2人で寝るのにおすすめのサイズは、「ツインベッド」「ダブルベッド」「クイーンベッド」
「キングベッド」 の4種類です。それぞれに特徴があるため、体格やライフスタイルに適した種類を選びましょう。
NELLマットレスには、シングルサイズからキングサイズまで、さまざまな大きさがあります。120日間の返品（返金）保証や、10年間の修繕・交換保証が付いているため、ぜひ一度購入をご検討ください。
NELLマットレスの詳細を確認しましょう
NELL 公式サイト
