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2022.11.30

【医師監修】めまいや耳鳴りの原因は?ストレスとの関係性や医療機関の受診方法など解説

【医師監修】めまいや耳鳴りの原因は?ストレスとの関係性や医療機関の受診方法など解説

めまいや耳鳴りがすると、症状が気になって日中の行動に支障をきたしてしまうため、改善するためにも原因を知りたい方は多いと思います。

また、めまいや耳鳴りに悩んでいる方のなかには、医療機関での受診が必要か気になっている方もいるでしょう。めまいや耳鳴りは病気が影響している可能性もあるため、適切な対処が必要です。

この記事では、めまいや耳鳴りの原因やメカニズム、医療機関での受診などについて解説します。めまいや耳鳴りで悩んでいる方は、参考にしてください。

  1. めまいや耳鳴りはストレスが原因で起こることがある
  2. ストレスによってめまいや耳鳴りが起こるメカニズム
  3. めまいや耳鳴りは病気の可能性もある
  4. めまいや耳鳴りは症状によって受診する科が異なる
  5. 速やかに受診すべき症状
  6. めまいや耳鳴りを予防する方法
  7. まとめ

めまいや耳鳴りはストレスが原因で起こることがある

めまいや耳鳴りは人によって症状が異なり、原因もさまざまです。例えば過労や寝不足、病気の場合もあれば、ストレスによってめまいや耳鳴りが生じることもあります。

ストレスが原因の場合は、めまいや耳鳴りのほかにも以下のような症状があらわれることがあるようです。

  • 倦怠感
  • 気力の低下
  • 肩こり
  • 関節痛
  • 激しい動悸
  • 胸の痛み
  • 食欲の低下
  • 吐き気
  • 寝つきの悪さ
  • 眠りが浅くなる

ストレスは、不安や悩みがあったり仕事が忙しかったり、寝不足だったりと外部からのさまざまな刺激が原因になります。ストレスによってめまいや耳鳴りが生じている場合は、根本となるストレスの原因を解消しなくてはなりません。

ストレスによってめまいや耳鳴りが起こるメカニズム

耳は、外耳、中耳、内耳に分かれますが、耳鳴りはこのいずれか、もしくは聴神経、脳のどこかに問題があることで生じることが多いようです。さらに内耳には、聴覚以外にも平衡感覚に関わる働きがあるため、めまいの症状にも深く影響していることがよくあります。

また、めまいや耳鳴りが生じて検査をした場合、どこにも異常が見つからない時は、ストレスが原因の可能性も考えられます。

なお、ストレスが原因の場合は、自律神経の乱れによって耳鳴りが生じやすいといわれています。

自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が優位になると血管が収縮します。自律神経が乱れて血管が収縮した状態が続き、血液が組織に行き渡らなくなった結果、耳周辺の血行が悪くなって耳鳴りが生じると考えられています。

内尾紀彦

内尾紀彦

耳鼻咽喉科専門医

ストレスが原因で起きる耳鳴りの場合、低い音の耳鳴り(ゴー、ブーン)が聞こえることがあります。まためまいですと、眼球が左右に急に動く眼振(がんしん)がみられることがあります。

めまいや耳鳴りは病気の可能性もある

めまいや耳鳴りは、単なるストレスの影響ではなく病気の可能性もあるため注意が必要です。めまいや耳鳴りで考えられる主な病気には、以下のものが挙げられます。

  • メニエール病
  • 突発性難聴
  • 良性発作性頭位めまい症
  • 前庭神経炎
  • 自律神経失調症
  • うつ病
  • 更年期障害

特にメニエール病は、めまいと耳鳴りを伴うとして知られる代表的な病気です。

メニエール病は、主に内耳のリンパ液が過剰に増えて、各耳の機能が正常に働かなくなることで、めまいや耳鳴りが生じます。そのため、めまいが治まると耳鳴りも治まる傾向があるようです。

ストレスも大きく影響し、主に30代~40代の働き世代に多く見られる傾向があります。

めまいや耳鳴りは症状によって受診する科が異なる

めまいや耳鳴りが生じて医療機関を受診する場合、症状によって何科を受診するのかが異なるため覚えておきましょう。

耳鳴り、めまいの症状は耳鼻咽喉科の受診が基本です。ただし、脳に原因があると考えられる場合は神経内科や脳神経外科、そしてストレス(心理的要因)なら心療内科となります。

どの科を受診するにしても、症状は正確に伝えるように心がけましょう。正確に症状を伝えれば、もし受診した科と専門が異なる場合でも、適する病院や科を紹介してもらえ、適切な検査を受けやすくなります。

なお、何科で受診して良いかわからない時は、かかりつけ医に相談するのもおすすめです。

速やかに受診すべき症状

めまいや耳鳴りは、症状によって速やかに受診にしたほうが良いケースもあります。

耳鳴りに関しては、何時間も継続したりめまいや難聴を伴ったりする場合、突発性難聴やメニエール病の可能性があるため、医師に相談したほうが良いでしょう。

また、めまいに関しては、以下のような症状があらわれている場合は、「中枢性めまい」が疑われます。当てはまる場合、速やかに受診したほうが良いといえます。

  • フラフラする
  • 激しい頭痛・意識障害
  • 言語障害
  • 運動麻痺
  • 知覚麻痺
  • 症状が長引く

ここまで解説した症状があらわれていなくても、気になる症状がある場合には、医療機関を受診して医師に相談することをおすすめします。

内尾紀彦

内尾紀彦

耳鼻咽喉科専門医

そのほか耳の痛み、耳が詰まる、耳鳴りの音が大きくなる、歩いていると体が傾く、頭痛、吐き気、このような症状が出た場合も、耳鼻咽喉科の受診をおすすめします。

めまいや耳鳴りを予防する方法

めまいや耳鳴りを予防する方法

普段から自律神経を整えることが、めまいや耳鳴りの予防として大切です。自律神経が乱れると免疫力が低下し、血管の収縮・血流のコントロールをはじめとしたさまざまな機能が正常に働かなくなるため、めまいや耳鳴りが増える傾向があります。

自律神経を整えるためには、規則正しい生活を心掛けることが重要です。以下のように日常生活で取り組める対策もあるので、自分が実践できるものから積極的に取り組みましょう。

  • 起床と就寝の時間を一定にする
  • 毎日なるべく決まった時間に食事する
  • 朝起きたら日光を浴びる
  • 適度な運動をする

そのほか、ストレスを溜めない工夫をするのも、自律神経の乱れの防止になります。例えばストレス発散できる趣味を見つける、悩みを周囲に相談する、仕事とプライベートを区別するなど、自分に合った方法を見つけてみましょう。

ただし、前述したように、めまいや耳鳴りは病気が原因の可能性も考えられます。日頃から予防に取り組むのも大切ですが、気になる症状がある場合は、基本的に医療機関を受診しましょう。

内尾紀彦

内尾紀彦

耳鼻咽喉科専門医

軽い汗をかく運動、例えばジョギングなどをするのも、耳の血流や代謝が良くなるため、めまいや耳鳴りの予防に有効です。

まとめ

めまいや耳鳴りはさまざまな要因で生じ、ストレスが原因となることもあります。過剰なストレスを受けている場合、めまいや耳鳴りだけでなく、倦怠感や肩こり、食欲の低下といった症状があらわれることもあるようです。

また、めまいや耳鳴りは病気が原因で生じている可能性もあるため、症状が気になるのであれば一度医療機関を受診しましょう。

なお、ストレスが原因でめまいや耳鳴りが生じている場合は、自律神経が乱れているケースが多いです。自律神経を整えるために、普段から規則正しい生活を送り、ストレスを溜めないように心がけましょう。

この記事の監修者
内尾紀彦
内尾紀彦耳鼻咽喉科専門医
そらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院 院長。東京慈恵会医科大学を卒業後、東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科学教室に入局し研鑽を積む。現在はそらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院の院長として、地域医療に貢献している。専門は音声障害。趣味はカラオケで、カラオケ大会入賞歴あり。声に悩んでいる全ての人のために、声のアンチエイジングやボイストレーニングを中心とした、情報発信を行っている。NHK「チョイス@病気になったとき」、フジテレビ「めざましテレビ」、日刊ゲンダイ、女性自身等、メディア出演歴あり。
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