シーツは洗濯物の中でもサイズが大きく、干すスペースが確保しにくくて困っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、シーツは、工夫次第で狭い場所でも効率良く乾かせる可能性があります。
この記事では、シーツを干すスペースの広さに応じたおすすめの干し方を解説します。また、シーツを干す際に使えるアイテムや注意点も紹介するため、「シーツを干すスペースがない」「なかなか乾かない」など、シーツの洗濯に関して悩みがある方は参考にしてください。
狭い場所でシーツを干す際の干し方
シーツを干す際は、乾く時間が短くなるように水切れ具合や風通しを意識することが重要です。
狭い場所でシーツを干すことは難しいかもしれませんが、工夫次第では水切れ・風通しを担保したままシーツを干せる可能性があります。
シーツを狭い場所で干す場合のおすすめの干し方は以下のとおりです
- 谷ができるように折って干す
- じゃばらに折って干す
それぞれの干し方を詳しく解説するので、参考にしてください。
狭い場所での干し方① 谷ができるように折って干す
シーツのような大きめの布を干す時は、谷を作ることを意識すると風通しが良くなり乾きやすくなります。
具体的な干し方は以下のとおりです。
- シーツをハンガーに通せる程度に縦長に折る
(乾きやすくするために、折る回数をなるべく減らして重ならないようにしてください) - 間隔を開けた2つのハンガーの間にV字型の谷ができるように吊す
もしも、ハンガーがなくて吊せない場合は、椅子を2脚用意して、背もたれにかけても良いでしょう。
狭い場所での干し方② じゃばらに折って干す
シーツを干すスペースが狭く幅がない場合は、じゃばらになるように干すこともおすすめです。布が重ならないことに加え、シーツを縮小できるため、ちょっとしたスペースでも干すことが可能です。
ピンチハンガーを利用して、カーテンのように山の部分と谷の部分が交互にできるようにシーツを挟むことで、じゃばらになります。
広い場所でシーツを干す際の干し方
シーツを広い場所で干す際も、基本的に水切れ具合・風通しを意識すると良いでしょう。
シーツを広い場所で干す場合のおすすめの干し方は以下のとおりです。
- 2本の物干し竿にかけて干す
- 三角干しにする
それぞれの干し方を詳しく解説するので、参考にしてください。
広い場所での干し方➀ 2本の物干し竿にかけて干す
庭やベランダがあれば間隔を開けた物干し竿を2本用意して、その上からシーツをかぶせてM字になるように干すと良いでしょう。布が重なる心配もなく通気性も確保できるため、早く乾きます。
物干し竿が2本ない場合は、ビニール紐やロープのような耐久性の高いものでも代用可能です。
広い場所での干し方➁ 三角干しにする
シーツを干すのに十分なスペースがあるなら、三角干しもおすすめです。
三角干しは、対角線状に2つに折って干す方法です。シーツの水分がそれぞれ角に向かって落ちやすくなるので、普通に干すより水切れスピードが速く、乾きやすいです。
シーツを効率良く干すための4つの工夫
シーツは洗濯物の中でも大きいので、干す時の大変さや乾きにくさがあります。
しかし、便利なアイテムの利用や干し方を工夫すれば、効率良く干すことも可能です。
以下で、シーツを効率良く干すアイデアを4つ紹介します。
- ピンチハンガーを利用する
- 浴室乾燥機を利用する
- 電化製品を利用する
- 速乾性のあるシーツを使う
各内容を詳しく解説するので、参考にしてください。
ピンチハンガーを利用する
ピンチハンガーは、フレームに多数の洗濯バサミが付いているハンガーのことです。
じゃばら干しも簡単にできるほか、折りたためる商品や伸縮タイプの商品であれば、スペ-スを取ることもなく、使わない時の収納や持ち運びも便利です。
そのほか、シーツやマットなどを干すのに特化したハンガーなど、さまざまなタイプのハンガーがあるので、自分に合った使いやすいものを探しましょう。
浴室乾燥機を利用する
自宅の浴室に乾燥機が付いている場合は、浴室で乾燥させることも一つの方法です。
浴室乾燥機は温風で乾燥させるため、自然乾燥より早くシーツが乾く場合があるほか、天候に左右されずにシーツを干すことができます。
ただし、浴室は湿気が逃げにくいので、除湿を意識しながら利用することが重要です。
電化製品を利用する
部屋干しを行う場合は、電化製品の利用で乾燥効率が上がる可能性があります。
シーツを干す際に役立つ主な電化製品は、以下のとおりです。
- 扇風機
- 除湿機(衣類乾燥除湿機)
- 布団乾燥機
除湿機や扇風機は、部屋干し特有の湿気を除去したり逃したりできます。また、衣類乾燥除湿機や布団乾燥機は温風を出してくれるため、シーツを早く乾かすことができるでしょう。
ただし、シーツの素材によって、それぞれの電化製品が使用できない場合があるため、シーツの洗濯表示や電化製品の取扱説明書などをしっかり確認しましょう。
なお、部屋干しの際に臭いが気になる場合は、空気清浄機を併用すると不快感が軽減される可能性があります。
速乾性のあるシーツを使う
シーツを干す際に乾きやすくするには、速乾性のある素材でできているシーツに変えることも選択肢の一つです。
速乾性のある素材として、麻などの放湿性に優れるものや、ポリエステルなどが該当します。寝具メーカーや家具販店で販売されていることがあるので、気になった方は調べてみましょう。
なお、シーツの素材や種類について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。シーツの種類だけでなく、ほかの寝具との違いも解説しています。
シーツを干す際の注意点
シーツを干す際の注意点は以下のとおりです。
- なるべく重ねて干さない
- 大きめの洗濯バサミを使う
- 通気性の良い場所を選ぶ
それぞれの内容を詳しく解説するので、把握しておきましょう。
なるべく重ねて干さない
洗濯物全般に当てはまりますが、濡れた洗濯物をくっつけて干すと、乾きにくくなります。
シーツも同様に、濡れた部分が重なると乾くのが遅くなるため、干す際は布同士が重ならないように注意しましょう。
ただし、干すスペースが狭い場合は、どうしても折りたたんで重ねる必要があるため、やむを得ず折りたたむ場合は、折る回数を最小限にしてなるべく重ねずに干してください。
また、スペースが確保できない場合は、先述したピンチハンガーを利用するなど、工夫して干すことも可能なため、干す場所に合った干し方を取り入れてください。
大きめの洗濯バサミを使う
シーツを干す際は、大きめで挟む力が強い洗濯バサミを利用しましょう。小さい洗濯バサミの場合、挟む面積や挟む力が小さいため、シーツの落下に繋がる可能性があります。
特に、天日干しをする場合は風の影響を受けるので、風の力に耐えられなくなり、飛んでしまうことも考えられます。
できるだけ直射日光にさらさない
シーツに使われている繊維は、紫外線に弱い場合があります。そのため、天気が良いからといって強い日差しの下でシーツを干すと、繊維が傷む可能性があるので注意しましょう。
シーツの劣化を防ぐためにも、なるべく日陰になるような、風通しの良い場所で干すことをおすすめします。また、購入前に天日干し可能な素材かどうかを確認しておくと良いでしょう。
通気性の良い場所を選ぶ
通気性は、洗濯物の乾燥スピードに影響します。
湿気がたまりやすいと乾燥スピードは遅くなるため、通気性に優れたベランダなどで干すと良いでしょう。
また、部屋干しの場合は湿気がたまりやすいため、除湿機や扇風機を利用して湿気を逃がすことが重要です。
乾きやすさと透け感のバランスが取れたNELLマットレス専用ボックスシーツ
NELLボックスシーツは、ちょうどよい厚みで、乾きやすさと透け感のバランスが取れた専用のボックスシーツです。
自然由来のレーヨン×綿の混紡生地で、肌触り、耐久性、吸湿性の良いとこどりのシーツとなっています。
また、衛生面にもこだわっており、制菌加工が施され、汗臭や生乾き臭の原因菌※の増殖を99.9%以上抑えてくれます。
さらに、伸縮性にも優れており、マットレスへの取り付けを限りなく簡単にしました。シワやヨレができても、シーツをひとつまみ「ぴんっ!」と張るだけで、1秒ベッドメイキングが完了します。
寝心地アップを目指すなら、NELLボックスシーツとNELLマットレスをぜひ合わせてチェックしてみてください。
※汗臭の原因菌と言われる「黄色ブドウ球菌」と生乾き臭の原因菌と言われる「モラクセラ菌」
干し方をマスターしてシーツをいつも清潔に保とう
シーツは、干すスペースの広さに関わらず、工夫すればさまざまな場所で干せます。狭い場所でシーツを干す場合は、ピンチハンガーや家電製品などのアイテムを利用すれば、効率的に干せます。
また、シーツ干す際は、布を重ねないようにして、直射日光の当たらない風通しが良い場所で干すことが重要です。
適切な干し方でしっかりと乾かし、清潔な状態のシーツで快適な睡眠をとりましょう。