いつでも好きな時においしい水が飲めるウォーターサーバーは、自宅にあると便利な家電製品です。
しかし、二人暮らしの方の中には、「二人暮らしでウォーターサーバーは必要なのか」「どんなメリットがあるのか」などの悩みや疑問があり、導入を躊躇している方もいるのではないでしょうか。
この記事では二人暮らしでウォーターサーバーを利用するメリットや注意点、選ぶ時のポイントなどを紹介します。
2人家族でも水の消費量は意外と多い
水分を補うことはとても大切です。人の体の50%以上の割合は水分が占めており、そのうち20%を失うと命の危険もあるとされています。体内の水分が占める割合は、成人男性が約60%、成人女性が約55%程度です。
成人の場合、普通に生活をしていても1日で2.5Lの水分が失われており、そのうち1.2Lを飲み水で補っています。単純計算で、1ヶ月を30日とした場合は1人で36L、2人だと飲み水だけで72L必要です。
また、ご飯を炊く時は、一般的に1合(180ml)に対して1.2倍の水が必要とされています。二人暮らしは、一人暮らしより自炊の機会が増える傾向があるため、料理にも水を利用すればさらに消費量は多くなります。
飲み水と毎日の料理に使う水の量を考えると、二人暮らしでも水の消費量は意外と多いことがわかるのではないでしょうか。
二人暮らしでもウォーターサーバーの利用がおすすめの理由
二人暮らしでも水の消費量は意外と多くなるため、高品質の水を好きなタイミングで使用できるウォーターサーバーは、二人暮らしの方にもおすすめです。
ウォーターサーバーがあれば、以下のようなメリットが得られます。
すぐに美味しい水を飲むことができる
- さまざまな利用用途がある
- ペットボトルの水を持ち帰る手間がかからない
- 備蓄水として活用できる
それぞれを詳しく解説します。
①すぐに美味しい水を飲むことができる
ウォーターサーバーはすぐに美味しい水を飲めることが一番のメリットです。水道水には塩素が含まれており、雑味を感じることもありますが、ウォーターサーバーがあればいつでも手軽に美味しい水を飲めるため、水分補給の習慣も身につくでしょう。
例えば、人は寝ている時にコップ1杯程度の汗をかくため、就寝前にはコップ1杯程度の水を飲むことが推奨されています。ウォーターサーバーで寝る前に水分補給する習慣をつけると、睡眠時の脱水症状を予防し、睡眠の質の低下を防げるかもしれません。
睡眠の質を高める方法は以下の記事でも詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
②さまざまな利用用途がある
ウォーターサーバーは基本的に冷水と温水を利用できるため、飲み水としてだけでなく、以下のようなさまざまなシーンで活用できます。
冷水を使ってご飯を炊く
- 温水を使ってカップ麺を作る
- 温水を使ってコーヒ・お茶を飲む
就寝前のリラックスタイムに白湯やルイボスティーなどの飲み物を飲む方もいると思いますが、手軽に使えるウォーターサーバーは、このような場合にも便利です。
就寝前におすすめの飲み物については以下の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
③ペットボトルの水を持ち帰る手間がかからない
ペットボトルの水を購入している方にとっては、購入の手間が省ける点もメリットでしょう。自宅にウォーターサーバーがあればいつでも美味しい水が飲めるため、わざわざスーパーで重たいペットボトルを購入して持ち帰る必要がなくなります。
ウォーターサーバーには、水のボトルが宅配で届くタイプと水道水を浄水して利用するタイプがありますが、どちらにしても自分で水を買いに行かずに済むため、利便性が高いです。
④備蓄水として活用できる
水のボトルを宅配するタイプのウォーターサーバーの場合、備蓄水として活用することも可能です。
災害時は、飲料用・調理用合わせて1人当たり3リットル/1日×3日分が必要とされていますが、宅配するタイプのウォーターサーバーであれば災害で断水が生じた時も、一定の備蓄水を確保できます。
また、備蓄水を準備する際は、水の賞味期限が気になる方も多いでしょう。その点、ウォーターサーバーのボトルは定期的に宅配されるため、古い順に使っていればそこまで賞味期限に気を配る必要はありません。
なお、ウォーターサーバーのボトルの賞味期限は、水の種類によって異なります。一般的に、地下から汲み上げた「天然水」だと約3ヶ月〜6ヶ月、不純物を取り除いた純水である「RO水」だと約6ヶ月~12ヶ月とされています。
二人暮らしでウォーターサーバーを導入する時の注意点
ウォーターサーバーにはメリットがある反面、二人暮らしの方が導入する際は以下のような注意点もあります。
- 水を使い切れない可能性がある
- ランニングコストを考慮する
- ボトルの保管場所が必要になる場合がある
それぞれ詳しく解説します。
水を使い切れない可能性がある
ウォーターサーバーによっては毎月の最低注文本数が決まっていたり、定期的にボトルが届いたりする場合があります。
前述したように、二人暮らしでも水は意外と消費しますが、人によっては自宅での消費量が少ないこともあるでしょう。極端に水の消費量が少ない時は使い切れない可能性があるため、注意が必要です。
もし水の消費量が気になるようであれば、水道水を浄水するタイプのウォーターサーバーを選ぶことをおすすめします。
ランニングコストを考慮する
ウォーターサーバーの利用には、水の配送料やサーバーレンタル料、メンテナンス料などのランニングコストがかかります。料金はメーカーによって異なり、水代しかかからない場合もありますが、それでも毎月数千円単位の出費になるでしょう。
また、ウォーターサーバーは家電製品のため、利用するためには電力が必要です。ウォーターサーバーの種類によって異なりますが、月々の電気代も数百円~1,000円程度かかります。
そのため、ウォーターサーバーを利用するのであれば、毎月必要なコストを事前に確認することをおすすめします。
ボトルの保管場所が必要
水のボトルが宅配で届くタイプのウォーターサーバーは、本体の設置場所のほかに、ボトルの保管場所を確保する必要があります。
以下のような場所はボトルを保管するのに向いていないので、ご注意ください。
直射日光が当たる場所
- 高温多湿の場所
- においの強いものがある場所
保管場所は、基本的に屋内で取り出しやすい場所が理想です。屋外や物置にボトルを置くことはできないため、間取りによっては場所の確保が難しいことがあるかもしれません。
二人暮らしの方がウォーターサーバーを選ぶ時のポイント
ウォーターサーバーを導入するのであれば、ライフスタイルに合わせた選び方が大切です。二人暮らしの方がウォーターサーバーを選ぶ時は、以下のポイントを考慮しましょう。
- 部屋に合わせたサイズ・デザインを選ぶ
- 宅配で水が届く頻度を考慮する
- 備わっている機能で選ぶ
それぞれ解説します。
部屋に合わせたサイズ・デザインを選ぶ
ウォーターサーバーといえば水のボトルがむき出しになっており、ある程度のサイズがあるものをイメージする方が多いと思いますが、卓上に置ける小型のタイプやデザイン性に優れたものもあります。
二人暮らしでウォーターサーバーを選ぶ際には、部屋に合ったサイズ・デザインのものを選びましょう。
二人暮らしの場合、部屋数やスペースにあまり余裕がないケースも多いと思いますが、設置スペースを確保できなくても卓上型を選べば、無理なくウォーターサーバーを導入できます。
また、デザイン性に優れたスタイリッシュなものを選べばインテリアの一部として設置できるため、部屋の景観も損なわれることがありません。
宅配で水が届く頻度を考慮する
宅配型のウォーターサーバーの場合は、水のボトルが届く頻度で選ぶことも大切です。
特に共働きのケースでは2人とも家にいない時間が多くなり、月によっては水の消費量が少なくなることもあります。そのため、配送の周期を変更できたり、注文数を自分で選べたりするウォーターサーバーを選ぶと良いでしょう。
また、水の置き配が可能なメーカーもあるので、留守が多いのであれば配送方法も考慮することをおすすめします。
なお、前述したように、ウォーターサーバーには水道水を浄水するタイプもあります。
浄水型のウォーターサーバーであれば宅配や水の消費量の心配をする必要がないため、ライフスタイルに合わせてこのようなウォーターサーバーを検討するのも良いかもしれません。
備わっている機能で選ぶ
製品によって異なりますが、ウォーターサーバーには、以下のようにさまざまな機能が備わっています。
- 省エネ機能
- クリーン機能
- 再加熱機能
- 常温水が出る
- 強炭酸水が飲める
ウォーターサーバーは、自分の利用用途に合わせて選ぶことでより利便性を実感できます。そのため、二人暮らしでウォーターサーバーの利用を検討する時は、お互いに重視する機能を事前に話し合い、納得したうえで選ぶと良いでしょう。
まとめ
二人暮らしでも水の消費量は意外と多いため、ウォーターサーバーを利用するのはおすすめです。
ウォーターサーバーではいつでも美味しい水を飲むことができるほか、料理をする時に使ったり備蓄水として活用できたりと、さまざまなメリットがあるため、導入すればより生活を豊かにできるでしょう。
ウォーターサーバーの導入を検討している方は、記事内で紹介した選び方を参考に、最適なウォーターサーバーを選んでください。