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2022.11.10 更新

【医師監修】眠気覚ましに効くツボを部位別に解説!眠気を飛ばす方法も紹介

【医師監修】眠気覚ましに効くツボを部位別に解説!眠気を飛ばす方法も紹介

夜にしっかり眠っていれば日中の眠気を感じにくくなりますが、それでも会議中やお昼明けの仕事中など、寝てはいけないタイミングで眠くなってしまうこともあるでしょう。このように、日中に襲ってきた眠気を飛ばすにはツボ押しが効果的です。

この記事では眠気覚ましに効くツボの種類や眠気を覚ます方法を解説します。日中の眠気に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 【体の部位別】眠気覚ましに効果的なツボ
  2. ツボ押し以外に眠気を覚ます方法
  3. ストレッチをする
  4. 顔を洗う
  5. 仮眠する
  6. カフェインを摂取する
  7. まとめ

【体の部位別】眠気覚ましに効果的なツボ

デスクワーク中や会議中など席を離れることが難しい状況で眠気が襲ってきた際は、眠気覚ましに効果があるツボを押すのがおすすめです。席を移動したり体を大きく動かしたりしなくても、ツボ押しなら座りながら簡単に実践できます。

人の体には数多くのツボが存在しますが、なかでも眠気覚ましに効果があるとされているのは下記の9種類です。

体の部位眠気覚ましに効果があるツボ
風池(ふうち)
清明(せいめい)、太陽(たいよう)
天柱(てんちゅう)、完骨(かんこつ)
合谷(ごうこく)、中衝(ちゅうしょう)、労宮(ろうきゅう)
大敦(だいとん)

以下では具体的なツボの位置や効果を体の部位別に紹介します。

頭には、眠気覚ましに効くツボ「風池(ふうち)」があります。風池は後ろ髪の生え際、真ん中の筋を超えた部分にあるツボです。眼精疲労を癒す効果があり、仕事や勉強で溜まった目の疲れを癒すことで眠気を飛ばしやすくなります。

風池を刺激する際は人差し指から薬指、両方の手を使って頭を支え、空いた親指でツボを押すのがおすすめです。この押し方なら力を込めやすく、気持ちの良い刺激を出すことができます。

眠気覚まし_ツボ

顔にあるツボを押して眠気を解消したい方には、「清明(せいめい)」と「太陽(たいよう)」の2つがおすすめです。

清明は目をスッキリさせてくれる効果があるツボで、目頭の内側、やや上のくぼんだ部分に位置しています。目を閉じながら円を描くように押すのがポイントです。

太陽は疲れた目を癒すのに効果的なツボです。眉尻と目尻の中間地点から外側に約2cm程度の位置、少しくぼんでいる部分にあります。

どちらのツボも目に近い位置にあるので、指で目を傷つけないように注意しながら押しましょう。

首に位置するツボのなかでは、「天柱(てんちゅう)」と「完骨(かんこつ)」が眠気覚ましに効果的です。

天柱は肩こりや眼精疲労、自律神経の安定などに効果があるツボで、頭がぼーっとするような眠気にも効果があります。

位置は首の後ろにある髪の生え際、中央のくぼみから左右へ親指1本分外側の部分です。あごを軽く上げて、頭を両手で抱えるようにして親指で押しましょう。

一方、完骨は両耳の後ろにある出っ張った骨から1cm程度下のくぼんだところにあるツボです。眼精疲労に効果があり、押すことで頭がスッキリします。押す際は指先をツボにあてて、上にゆっくりと持ち上げるように押すのがポイントです。

なるべく目立たないようにツボを押したい方には、手に位置しているツボ「合谷(ごうこく)」「中衝(ちゅうしょう)」「労宮(ろうきゅう)」の3つがおすすめです。

合谷は手の親指と人差し指の骨が合う部分、少しくぼんでいる場所にあるツボです。万能な効果があるツボであり、人体の機能を高めるツボとしても知られています。親指と人差し指を開き、もう一方の手の親指と人差し指ではさむようにして押すのがコツです。

中衝は手の中指の爪の生え際、親指寄りにあるツボです。眠気覚ましの効果が高いため、強い眠気を飛ばしたい方には特に向いています。合谷と同様に、親指と人差し指を開き、もう一方の手の親指と人差し指ではさむように押しましょう。

3つ目の労宮は、手を握った時に中指の先が当たる部分にあるツボです。刺激することで、覚醒や疲労回復を促すことができます。

足に位置するツボのなかでは、「大敦(だいとん)」が眠気覚ましに効果的です。めまいや体のだるさに効果があり、押すと眠気による体のだるさが解消されて集中しやすくなります。

大敦は足の親指の爪の生え際、人差し指側に位置しています。爪楊枝など先が細いもので刺激するとより高い効果を得られるので、眠気が強い時や体のだるさが気になる時はぜひ試してみてください。

ツボ押し以外に眠気を覚ます方法

日中の眠気は、ツボ押し以外の方法でも覚ますことができます。眠気を覚ますのに特に効果的な方法が下記の4つです。

<ツボ押し以外に眠気を覚ます方法>
  • ストレッチをする
  • 顔を洗う
  • 仮眠する
  • カフェインを摂取する

以下で各方法を順番に見ていきましょう。

ストレッチをする

眠気が襲ってきたタイミングで体を動かせる状況にいるなら、ストレッチをするのがおすすめです。適度に体を動かすことで眠気を飛ばしやすくなるほか、疲労回復に繋がる、集中しやすくなるなど、さまざまな嬉しい効果を得られます。

特にデスクワークなどで同じ姿勢を長時間保っている方は、体を動かす機会が少ない分眠気を感じやすいです。簡単なストレッチで良いので、時間が空いたタイミングでこまめに体を動かす癖をつけましょう。

顔を洗う

顔を洗う

日中に襲ってくる眠気に対処するには、顔を洗うのも効果的です。冷たい水で顔を洗う刺激によって交感神経が活発となり、眠気を飛ばすことができます。効果は一時的ですが即効性があるので、「今すぐ眠気を飛ばしたい」という場面では特におすすめの方法です。

仮眠する

なかなか眠気が覚めない時には、仮眠が効果的です。仮眠には覚醒作用があるほか、認知力や注意力の向上、疲労回復など、日中のモチベーション維持に役立つさまざまな効果があります。

ただし、仮眠の時間が長すぎると深い眠りに入ってしまい、起きた後のスッキリ感を得にくくなるので注意してください。仮眠をするなら15分〜30分程度に留め、眠りすぎないか心配な方はアラームをセットするなどして対策しましょう。

カフェインを摂取する

カフェインの摂取は眠気を飛ばす定番の方法です。カフェインには覚醒作用が含まれており、摂取することで眠気を飛ばすことができます。また、集中力が向上する効果もあるため、仕事や勉強の効率を高めたい場面にも役立ちます。

なお、カフェインは主にエナジードリンクやコーヒー、紅茶、煎茶などに含まれています。カフェインを含む飲み物の多くはコンビニやスーパー、自動販売機で購入できるので、探してみてください。

まとめ

眠気を覚ます方法はさまざまありますが、身動きが取りにくい状況で襲ってきた眠気にはツボ押しで対処することがおすすめです。手のツボ押しならデスクの下で行えますし、目立ってしまう心配もありません。

ツボ押しだけで眠気を飛ばせない場合は、ストレッチや仮眠、顔を洗うなどの方法も試してみましょう。

この記事の監修者
泉さくら
泉さくらココメディカルクリニック 院長
琉球大学医学部卒業/東京大学医学部附属病院皮膚科・都内美容皮膚科・形成外科勤務後、ココメディカルクリニックを開業。一般皮膚科、美容皮膚科、アレルギー外来、女性外来を行い、漢方薬などを用いた近代西洋医療と補完代替医療、伝統医学等を組み合わせて行う統合医療を積極的に取り入れている。
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