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2023.03.22

【医師監修】加重毛布を使うメリットやデメリットを解説!選び方も詳しく紹介

【医師監修】加重毛布を使うメリットやデメリットを解説!選び方も詳しく紹介

夜に不安で眠れないことがある方には、加重毛布の使用がおすすめです。重たい寝具は体に密着しやすく、包み込まれているような安心感を得られるという特徴があります。

この記事では、加重毛布の概要やメリット・デメリットを詳しく解説します。加重毛布の使用が向いている方・向いていない方の特徴も紹介するので、ぜひご一読ください。

  1. 加重毛布とは
  2. 加重毛布を使うメリット・デメリット
  3. 加重毛布を使うメリット
  4. 加重毛布を使うデメリット
  5. 加重毛布が向いている人・向いていない人の特徴
  6. 加重毛布の選び方
  7. 肌触り
  8. 通気性
  9. 重さ
  10. サイズ
  11. まとめ

加重毛布とは

加重毛布とは、一般的な毛布よりも重量を持たせた毛布のことです。

重さは製品によって異なりますが、なかには全体の重量が7.0kgもある加重毛布も存在します。重量がある寝具を使うことで、包み込まれるような寝心地を得られます。

加重毛布を使うメリット・デメリット

加重毛布の購入に失敗しないためには、加重毛布を使うメリット・デメリットを理解したうえで検討することが大切です。

以下では、加重毛布のメリット・デメリットを順番に紹介するので、購入しようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

加重毛布を使うメリット

加重毛布を使う主なメリットは下記の2点です。

  • 安心感を得られる
  • 暖かさを感じやすい

加重毛布は重量があるため、毛布全体が体に密着しやすいといえます。体に密着する面積が増えることで、毛布に包み込まれているような安心感のなかで入眠できます。また、体と毛布の間に隙間ができにくく、寝具の保温性が高まります。

加重毛布を使うデメリット

続いて、加重毛布を使うデメリットを紹介します。

  • 持ち運びに苦労する
  • 寝返りが打ちにくくなる可能性がある

加重毛布は一般的な毛布よりも重たいので、収納時や引越しの際は、持ち運びに苦労するかもしれません。

また、重すぎる加重毛布をかけると身動きが取りにくくなり、就寝中に寝返りが打てなくなる可能性もあります。

齋藤幹

齋藤幹

さいとう内科・循環器クリニック院長

重すぎる加重毛布により適切な寝返りが打てないと、腰痛の原因となったり、むくみや褥瘡(床ずれ)の原因となります。

また、寝返りには体温を調節する役割があるので、寝返りをしないと熱がこもり、体温の調節不良が起こります。

加重毛布が向いている人・向いていない人の特徴

加重毛布にはメリットだけでなくデメリットもある以上、人によって向き・不向きが分かれます。ここでは上記で紹介したメリット・デメリットを踏まえ、加重毛布の使用に向いている人・向いていない人の特徴を紹介します。

加重毛布の使用に向いている人・寒さが苦手な方
・フィット感のある寝心地が好きな方
加重毛布の使用に向いていない人・圧迫感が苦手な方
・体への負担が心配な方

先述したように加重毛布は体と密着しやすく、包み込まれているような感覚や、暖かさを感じながら眠れます。そのため、寒さが苦手な方や、フィット感のある寝心地が好きな方にはおすすめです。

ただし、人によっては毛布の重さが原因で圧迫感を感じることがあるかもしれません。また、一般的な毛布よりも体にかかる負担が増える可能性があるので、気になる方は避けたほうが良いでしょう。

齋藤幹

齋藤幹

さいとう内科・循環器クリニック院長

寝返りが打てなかったり、顔にかかった時にどけることができなかったりするため、力のない子供や高齢者は、加重毛布を避けたほうがいいでしょう。

加重毛布の選び方

加重毛布を選ぶ際は、下記4つのポイントに注目しましょう。

  • 肌触り
  • 通気性
  • 重さ
  • サイズ

これらの要素は、毛布の快適性や寝心地の良さに大きく影響します。各ポイントを事前に確認・比較したうえで毛布を選べば、自分に合った製品を見つけやすくなるでしょう。

以下でそれぞれのポイントについて、詳しい内容を解説します。

肌触り

肌触り

重量がある加重毛布は肌に密着する部分が多いため、肌触りの良さは重要な要素です。

肌触りが好みに合っていないと、不快感や寝にくさに繋がってしまいます。購入後に後悔しないためにも、直接店頭で触り心地を確認したうえで選ぶことをおすすめします。

通気性

暖かな寝心地を得られる加重毛布ですが、人によっては暑苦しさを感じる可能性もあります。寝具の中が蒸れてしまうと暑苦しさが増すため、暑さが苦手な方は事前に通気性の良さをチェックしておきしましょう。

なお、一般的に綿やシルクを素材にした毛布は通気性が良いとされています。通気性を重視する場合は、素材を基準に選ぶのもおすすめです。

重さ

加重毛布の重量は各製品で変わってきます。毛布の理想的な重さは体格や好みによって異なるため、自分に合う製品を選ぶことが大切です。

例えば、加重毛布が重すぎる場合は圧迫感を感じやすく、寝苦しさに繋がる可能性があります。反対に重さが足りない場合は、加重毛布ならではの包み込まれるような寝心地を得にくくなります。

加重毛布は重すぎず軽すぎず、重量が丁度良いと思える製品を探しましょう。

齋藤幹

齋藤幹

さいとう内科・循環器クリニック院長

加重毛布を選ぶ際の重さの目安は、使用者の体重の10%程度が適切とされています。

ただし、慣れない人は軽めの毛布が良いでしょう。

サイズ

加重毛布を購入する際は、肩から足先までの体全体が無理なく収まるサイズを選ぶことをおすすめします。体全体が毛布に収まることで、加重毛布ならではの包み込まれているような感覚や、安心感を得やすくなります。

ただし、サイズが大きすぎると、持ち運びに苦労する場合があるので注意してください。持ち運びに労力がかかりすぎる場合は収納が面倒に感じてしまい、最終的に使わなくなってしまう可能性もあります。

なお、一般的な毛布のサイズの目安は下記のとおりです。

サイズ寸法
シングルサイズ140×200
ダブルサイズ180×200
クイーンサイズ200×200

大体のサイズを把握しておけば、実際に毛布を使う時のイメージを掴みやすくなります。サイズ選びに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

まとめ

一般的な毛布よりも重たい加重毛布は、フィット感安心感のある寝心地が魅力です。また、暖かさを感じやすいため、秋や冬などの肌寒い季節には特に重宝するでしょう。

ただし、加重毛布には「持ち運びに労力がかかる」「寝返りが打ちにくい」などのデメリットもあります。これらのデメリットは実際に使ってみないとイメージしにくい部分なので、可能であればお試し期間がある製品を購入する、または店頭で寝心地を体験できる毛布を探すことをおすすめします。

また、加重毛布は製品ごとに特徴が異なるため、自分に合ったものを選ぶことが重要です。肌触りや通気性、重さやサイズなどを比較し、好みに合った毛布を購入しましょう。

この記事の監修者
齋藤幹
齋藤幹さいとう内科・循環器クリニック院長
1996年北海道大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院にて内科研修。その後東京大学医学部付属病院(循環器内科)や専門病院での経験を経て、2019年に「さいとう内科・循環器クリニック」を開業。医学博士、内科認定医、総合内科専門医、循環器専門医・指導医、臨床研修指導医。
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