腰痛は身体的要因だけではなく、マットレスが原因で生じる場合もあります。マットレスの硬さが合わなかったり、寝返りが打ちにくい状態だったりすると、腰痛が発生する可能性があるので注意してください。
腰痛を改善するためには、「タオルを敷く」「ベッドパットや敷パットを使用する」といった応急処置のほか、マットレスを買い替えることも検討しましょう。自分に合うマットレスを使用したうえで、睡眠時の姿勢に気を付ければ、腰痛の改善を期待できます。
しかし、マットレスと一口にいっても、その種類はさまざまです。腰痛対策にはどのようなマットレスを選ぶべきか悩むこともあるでしょう。
この記事では、腰痛対策のためにマットレスを選ぶ際のポイントについて紹介します。腰痛を防ぐために気を付けるべきポイントについても解説するため、腰痛に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
- 腰痛とマットレスの関係
- マットレスの硬さが合わないと腰痛の原因になる
- 寝返りが打ちにくいと腰痛が生じる
- 腰痛が生じている場合の対処方法
- タオルを敷く
- ベッドパットや敷パットを使用する
- 腰痛はマットレスを正しく選ぶことで対策できる!
- 腰痛対策としてマットレスを選ぶ時の4つのポイント
- 腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント①素材
- 腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント②硬さ
- 腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント③厚さ
- 腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント④サイズ
- 腰痛対策マットレスを選んだうえで気を付けるべきこと
- マットレスや姿勢に注意しても腰痛がひどい場合は医療機関へ
- 腰痛対策をしたい方にはNELLマットレスがおすすめ!
- 腰痛が解消されない場合は、マットレスの見直しも検討しよう
腰痛とマットレスの関係
腰痛は、運動不足や姿勢、肥満、疲労の蓄積、椎間板ヘルニア、腰椎の圧迫骨折、内臓疾患など、体の状態や病気が原因で発生する場合があります。ただし、これらの身体的要因だけでなく、使用しているマットレスが原因で腰痛になるケースもあります。
以下で、腰痛とマットレスの関係について詳しく説明します。
マットレスの硬さが合わないと腰痛の原因になる
過度に柔らかいマットレスを使用していると、体の沈み込みによって血液の循環が滞るため、腰に負担がかかってしまいます。反対に、過度に硬いマットレスを使用していると腰や背中が沈まずに浮き、筋肉が緊張して負担がかかります。その結果、血行不良が生じて腰痛になる可能性があります。
柔らかすぎても硬すぎても、適切な寝姿勢は保てません。マットレスの硬さに注意し、適度な硬さのマットレスを選びましょう。
寝返りが打ちにくいと腰痛が生じる
睡眠中、寝返りをすることで、体にかかる圧力が分散されます。寝返りが打ちにくい状態では、同じ部位(腰など)に負担がかかり続けて筋肉が緊張し、腰痛が生じる原因になりかねません。
へたりがあるマットレスは寝返りが打ちにくいのでご注意ください。
腰痛が生じている場合の対処方法
マットレスが原因で腰痛が生じている場合は、以下に示す対処方法で改善する可能性があります。
- タオルを敷く
- ベッドパットや敷パットを使用する
それぞれについて詳しく説明します。
タオルを敷く
マットレスのへたれている部分にタオルを敷くと、へこみが埋まり、腰痛を軽減・解消できる可能性があります。
ただし、寝返りを打つことでタオルの位置がずれてしまう場合もあるのでご注意ください。また、タオルを敷いている場所と敷いていない場所で反発力に差が出てしまうため、違和感を覚えるかもしれません。
応急処置であると捉えておきましょう。
ベッドパットや敷パットを使用する
ベッドパットや敷パットを使用することで、マットレスの硬さやへたりの改善に繋がります。
一般的に吸水・吸湿効果や防汚効果で使用されるアイテムですが、パットの厚さによっては「寝心地を調整する」という目的で使用することも可能です。
寝返りが打ちやすくなる場合があるので、腰痛が生じている方は試してはいかがでしょうか。
腰痛はマットレスを正しく選ぶことで対策できる!
「タオルを敷く」「ベッドパットや敷きパットを使用する」といった応急処置では、腰痛が改善されない可能性もあります。その場合は、根本的な解決策として、マットレスを買い替えるほうが良いでしょう。使用するマットレスに気を配ることで、腰痛対策ができます。
マットレス選びにおいて、特に重要なポイントが、マットレスで横になった時の腰の沈みやすさです。
腰が沈みすぎない適度な硬さのマットレスを使用すると、その分腰への負担が減り、腰痛の予防や対策に繋がります。
腰痛対策としてマットレスを選ぶ時の4つのポイント
腰痛対策のためにマットレスを選ぶ際は、自分が眠りやすいかどうかを優先的に考えることが重要です。
中でも以下の4つのポイントに着目して、腰痛対策のためのマットレスを選んでください。
- 素材
- 硬さ
- 厚さ
- サイズ
ここからは、各ポイントについて詳しい内容を紹介します。
腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント①素材
マットレスによって、使われている素材はそれぞれ異なります。例えば、弾性の高い「高反発ウレタン素材」や、合成繊維の「マイクロファイバー」など、素材の種類は多種多様です。
使われている素材によって寝心地も変わるため、自分がより寝やすいと感じた素材を使用したマットレスを選びましょう。
また、腰痛対策には反発力の高いマットレスがおすすめです。
反発力が高いマットレスは体が沈みにくく、寝返りが打ちやすいため、腰への負担を最小限にしてくれます。
スプリングが使用されているコイルマットレスや、高反発ウレタン素材、ラテックス素材を使用したマットレスは比較的反発力が高いです。腰痛対策としてマットレスを購入する際は、これらの素材が使われているか確認してください。
腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント②硬さ
腰痛対策のためのマットレスを選ぶ時に重要なポイントが、マットレスの硬さです。
例えば、柔らかすぎるマットレスだと、腰が沈みやすく、その分腰への負担が大きくなります。
だからといって、硬すぎるマットレスも体に良くありません。マットレスが硬すぎると、腰や肩などの一部分にだけ体重が集中し、血行不良を起こす原因になります。その結果、腰痛が生じます。
マットレスを選ぶ際は、柔らかすぎず、硬すぎない丁度良い硬さのマットレスを選ぶことが大切です。
なお、丁度良い硬さとしては、仰向けになった時に首と腰の後ろを支えられて、腰が沈まない状態で寝られるマットレスが理想とされています。寝心地を試す際は、意識してみてください。
なお、腰痛対策におすすめのマットレスの硬さについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント③厚さ
マットレスは一定以上の厚さがある製品が多いですが、中には薄い製品もあります。
薄いマットレスの場合、腰に圧迫感が生じる可能性があるため、腰痛に悩んでいる方はなるべく厚いマットレスを選ぶと良いでしょう。
一般的には、マットレスの厚さが8〜10cm程度あれば、体格に関係なくしっかりと体を支えてくれるといわれています。
腰痛対策としてマットレスを選ぶ時のポイント④サイズ
腰痛対策を目的にマットレスを選ぶ方は、寝返りを打ちやすくするためにも、ある程度サイズに余裕がある製品がおすすめです。
寝返りの回数が少ないと、血流が悪くなり、腰痛を起こしやすくなります。
一方で、寝返りが適度に打てていると体にかかる負担を分散できる上、寝具の温度や湿度を整えられるため、快適に睡眠できます。
寝返りの打ちやすさというのは、睡眠をするうえで非常に大切な要素です。
「余裕をもって寝返りを打てない」「しっかりと睡眠時間をとっているのに体が疲れている」など、ベッドのサイズが自分に合わないと感じている方や不調を感じている方は、大きいサイズのマットレスを試してみたり、検討してみたりしても良いのではないでしょうか。
ソシアス美緒
麻酔科標榜医 日本アンチエイジング外科美容再生研究会認定医
反り腰を併発している場合も、基本的には上記の選び方で問題はありません。ただし、体圧分散性に優れたマットレスを選ぶようにしましょう。
腰痛対策マットレスを選んだうえで気を付けるべきこと
腰痛対策をするなら、マットレスだけではなく「寝る時の姿勢」にも気を付けましょう。寝る時の姿勢によっては、腰に負担がかかるためです。
例えば、うつ伏せの姿勢で寝ると腰椎の関節に負担がかかり、腰痛が生じる場合があります。
また、仰向けは腰に負担がかかりにくい姿勢ですが、すでに腰痛がある方や猫背の方にとっては、腰に負担がかかる姿勢なので注意が必要です。
腰への負担を抑えるためには、一般的に「横向きに膝を曲げた姿勢」で寝るほうが良いとされています。
すでに腰痛がある場合は、横向きに膝を曲げた姿勢を保ちつつ、両足にクッションなどを挟んで寝てみてください。そうすると骨盤が安定し、腰の痛みを軽減できることがあります。
ソシアス美緒
麻酔科標榜医 日本アンチエイジング外科美容再生研究会認定医
横向きで寝る場合、右を向いて寝ると心臓にかかる負担が減るといわれており、左を向いて寝ると逆流性食道炎を抑制できる、消化作用がアップするといわれています。左右どちらの向きで寝ても、それぞれメリット、デメリットがあります。
マットレスや姿勢に注意しても腰痛がひどい場合は医療機関へ
睡眠時に使用するマットレスや姿勢に気を配っても腰痛がひどい場合は、腰への疾患を疑いましょう。腰への疾患がある場合、腰痛対策は自分でできても完治するには治療が必要です。
腰痛の原因になる主な病気として、「腰椎間板ヘルニア」「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」「骨粗しょう症」などが挙げられます。
疾患を放置すると、悪化する可能性もあります。なかなか腰痛が改善しない方は、整形外科など、検査と診断ができる医療機関に相談しましょう。
ソシアス美緒
麻酔科標榜医 日本アンチエイジング外科美容再生研究会認定医
もしマットレスの買い替えなどによって腰痛が和らいだ場合でも、長く続く腰痛や、下肢にも痛みやしびれがある場合は、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
腰痛対策をしたい方にはNELLマットレスがおすすめ!
腰痛対策をするうえでマットレス選びは重要ですが、どの製品を選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そんな方には、NELLマットレスがおすすめです。
NELLマットレスは腰部分の弾力が強化されており、腰にあたる部分には硬めのコイルを配置しています。この構造により簡単に寝返りを打てるため、起きた時の腰痛や肩こりといった体の違和感を最小限に抑えることができます。
また、NELLマットレスでは120日間のフリートライアルを設けているため、自分に合う硬さかどうかを気軽に試すことができます。「人通りが多い店頭ではマットレスの寝心地を試しにくい」という方にもおすすめです。
以下、NELLマットレスを実際に使用した方のレビューになります。
あき様
「しっかり眠れるようになった」
腰痛や肩こりがひどく、今までのマットレスでは寝てもあまり改善されていなかったように思う。NELLマットレスに変えてからは、朝までよく眠れて腰の痛みがなく起きられる様になった。購入してよかった。
ばっと様
「自分にはぴったり」
腰痛持ちなので硬めのマットレスを探していた所、たまたま見つけてほかの方のレビューを参考に購入しました。程よい硬さで目覚めたも快適になりました。
なっちょ様
「腰が痛くならない」
腰痛に悩んでいたのですが、このマットレスを使い始めて3週間、腰痛がなくなりました。夫も、体の痛みがなくなったと言っていました。もともと硬めのマットレスが好きだったので、どのマットレスにしようか悩んでいた時、ポケットコイルがたくさん入っているこちらのマットレスに決めたのですが、ポケットコイルが多いことで体への圧力も分散されているのかな?と思います。実店舗がなく、実際に寝て試せないことが気になっていたのですが、試してみて合わなかったら返品できるということもポイントでした。買ってよかったです!
腰痛が解消されない場合は、マットレスの見直しも検討しよう
腰痛は、身体的要因や病気のほかに、マットレスが原因で起こる場合もあります。マットレスが硬すぎ・柔らかすぎたり、寝返りが打ちにくかったりすると、腰などに負担がかかり、腰痛になる可能性があるのでご注意ください。
マットレスで腰痛対策を行うには、自分に適したマットレスを使用することが大切です。
しかし、それぞれの体格の違いなどによって、理想のマットレスは異なります。自分の体に良いマットレスを見つけるためにも、まずはさまざまな製品を試してみましょう。
寝心地を試せる製品がなかなか見つからないという方は、下記のページから120日間のフリートライアルを利用できるNELLマットレスを試してください。
料金やサイズの詳細は、以下の公式サイトから確認できます。
NELLマットレスの詳細を確認しましょう
NELL 公式サイト
※医師が特定の商品を推奨しているわけではありません