マットレスを購入する予定の方の中には、ポケットコイルのタイプを検討されている方もいるでしょう。
ポケットコイルのタイプを購入するのであれば、どういった特徴があるのか、どのような観点からマットレスを選べば良いかについて、きちんと把握しておきたいところです。
この記事では、ポケットコイルがどのようなものかを紹介したうえで、選び方のポイントについても解説します。
自分に合ったマットレスを選ぶ際の参考にしてください。
ポケットコイルのマットレスとは
ポケットコイルのマットレスとは、マットレスのクッション層に含まれるコイルスプリングを、一つひとつ不織布の袋に入れて、独立させた構造のマットレスです。
内部には、金属のコイルが巻かれたものが入っています。
また、一つひとつのコイルがそれぞれ体を支えるため、「面」ではなく「点」で体を支えるマットレスであるともいえます。
ボンネルコイルやノンコイルとの違い
マットレスは、「ポケットコイル」「ボンネルコイル」「ノンコイル」の3種類に大きく分けることができます。
「ポケットコイルとの違いは何?」と思った方に向けて、ここからは、ボンネルコイルとノンコイルのマットレスの特徴や、ポケットコイルとの違いを説明します。
▪️ボンネルコイル
ボンネルコイルのマットレスは、一つひとつのコイルを連結させて土台とすることで体を支えるマットレスです。
ポケットコイルが「点」で支えるのに対して、ボンネルコイルは「面」で支えるため、体の一部だけが沈み込んでしまう心配がありません。
また、体が硬い土台で支えられるため、寝返りを打ちやすく、反発力があり、コイルが内蔵されている構造から通気性にも優れているメリットがあります。
ただし、内部のコイルが連結されているため、横揺れしやすいことがデメリットです。
特に、2人以上で一緒にマットレスを使う場合は、1人が動くと相手にも振動が伝わりやすいため、注意しましょう。
▪️ノンコイル
ノンコイルのマットレスは、その名の通りコイルスプリングを使用しないマットレスです。
ウレタンやファイバー、ラテックスなどが素材として用いられています。
コイルがないため、利用しない時には畳んで収納することができるものもあります。また、素材自体が安価なため、コイルありのマットレスよりも安価に購入できることが多い点は、ノンコイルのマットレスの大きなメリットです。
ただし、質によっては通気性には優れておらず、耐久性が低いというデメリットもあります。
コイルありのマットレスと比較すると寝返りが打ちにくいため、頻繫に寝返りを打つ方や腰痛持ちの方には少し不向きかもしれません。
ポケットコイルのマットレスのメリット
ここからは、より詳しく、ポケットコイルのマットレスの特徴について解説していきます。
まず、ポケットコイルのマットレスには、以下のようなメリットがあります。
- 振動が伝わりにくい
- 体圧分散性が高い
それぞれ紹介するため、ポケットコイルのマットレスを検討している方は参考にしてください。
振動が伝わりにくい
ポケットコイルのマットレスは、一つひとつのコイルが独立しているため、寝返りを打つなどしてもその振動がマットレス全体に広がりにくいです。
前述のとおり、ボンネルコイルのマットレスでは、それぞれのコイルが連結しているため、マットレス全体に振動が伝わりやすくなっています。
例えば、2人で一つのベッドで寝る際、就寝時間が異なったり、パートナーの寝返りが多かったりする場合などには、振動が伝わって目が覚めてしまうこともあるでしょう。
睡眠を妨害しないためにも、とくに2人以上で寝る場合などには、振動が伝わりにくい「ポケットコイル」のマットレスをおすすめします。
体圧分散性が高い
ポケットコイルのマットレスは、体のラインにフィットしてくれるため、それぞれのコイルは独立しているものの、コイル全体で体を支えてくれます。
そのため、体重のかかり具合をマットレス全体に分散してくれることで、体の一部に力がかかりすぎて、寝ているあいだに体が痛くなる可能性が低くなります。
逆に、体圧分散性が低いと、寝返りを打ちにくくなります。
適度な寝返りは、血行促進などのために重要なためので、寝返りの回数が少ないと睡眠の質が低下してしまいます。体圧分散性の高さは、睡眠の質を高めるためにも重要です。
ポケットコイルのマットレスのデメリット
次に、ポケットコイルのマットレスのデメリットとして、以下のようなことが挙げられます。
- 費用が高額な傾向にある
- コイルの数や線径によっては耐久性の低さや湿気の溜まりやすさが気になる
それぞれ、詳しく解説します。
費用が高額な傾向にある
ポケットコイルのマットレスは、ウレタンのマットレスと比較すると素材自体が高価です。また、ボンネルコイルのマットレスと比較すると製造に手間がかかります。
そのため、ほかのマットレスよりも費用が高額になる傾向にあります。予算によっては、ポケットコイルのマットレスは選択肢から外れてしまう可能性もあるでしょう。
コイルの数や線径によっては耐久性の低さや湿気の溜まりやすさが気になる
コイルの数は、マットレスによって異なりますが、コイルの数が少ないと耐久性は低くなります。例えば、同じ体重を100個のコイルと200個のコイルで支える場合、200個よりも100個のほうが、コイル1個あたりの負担が大きくなるからです。
また、線径はコイル一つひとつの太さを表しますが、線径が太くなるほど湿気が溜まりやすくなります。線径の太さはマットレスの硬さにも影響し、線径が太いほうがマットレスは硬くなります。
マットレスは硬いほうが好みの方は、湿気対策を行いながらマットレスを利用するようにしましょう。
ポケットコイルのマットレスの選び方
ポケットコイルのマットレスに魅力を感じ、購入を検討している方は、以下のポイントに着目してマットレスを選びましょう。
- ポケットコイルの質や密度で選ぶ
- 並行配列か交互配列かで選ぶ
- 通気性、ダニや防臭加工の有無で選ぶ
- 性別や体型で選ぶ
それぞれ、詳しく説明します。
ポケットコイルの質や密度で選ぶ
ポケットコイルの質には、冒頭で触れた線種、線経、コイル高、巻き数などが関わってきます。
しっかりとした寝心地を求めるなら「線径の太いもの」、体圧分散性が高いものが良いのであれば「コイル高の高いもの」といったように、マットレスにどのような特徴を求めるかによって重視するポイントも変わります。
また、一つひとつのコイルの質だけでなく、「ポケットコイルの密度」も寝心地に大きく影響する要素の一つです。
ふんわりした寝心地が良いなら密度が少し低めのもの、しっかりと体を支えてくれるマットレスが良いなら密度が少し高めのものを選ぶと良いでしょう。
並行配列か交互配列かで選ぶ
ポケットコイルの基本的な配列方法は、「並行配列」と「交互配列」の2つに分類されます。
並行配列は、コイル同士が平行に配置されるため、コイルのあいだに隙間ができ、ソフトでふんわりとした寝心地になります。弾力性もある程度感じられるので、寝返りも打ちやすいです。
一方、交互配列は隣接するコイルの列同士が食い違うように配置するため、コイルのあいだに隙間ができず少し固めの寝心地になります。しかしその分、耐久性がしっかりしており、大柄な人でもしっかりと体を支えてくれます。コイルの質や密度と同様に、マットレスにどのような特徴を求めるかによって、どちらの配列が好みかは変わってくるでしょう。
通気性、ダニや防臭加工の有無で選ぶ
通気性は、コイルの耐久性や暑い時期の寝心地に関わってくるので、ポケットコイルのマットレスを選ぶ際には重要なポイントになります。
通気性が優れていないと湿気が溜まりますが、湿気はダニや臭いの原因にも繋がります。防ダニ、防臭加工が施されているかどうか、合わせて比較すると良いでしょう。
マットレスを長く快適に使い続けるために、通気性は妥協できない部分です。
性別や体型で選ぶ
「太り気味で大柄の男性」と「小柄な女性」では、選ぶべきマットレスが異なるでしょう。
大柄な男性の場合は、しっかりとした硬さのあるマットレスが向いています。
一方、小柄な女性の場合は、マットレスが硬すぎると快適な寝姿勢を維持できないことがあるので、あまり向いていないかもしれません。ふんわりと沈み込むようなマットレスを中心に検討することがおすすめです。
なお、マットレス選びの重要な判断軸の一つである「体圧分散性」に関して、基本的に体圧分散性が高いマットレスは万人に合う可能性が高いです。
そのため、体圧分散性の高いものを中心に検討して、そのなかの硬め、柔らかめで自分が好みだと思うマットレスを選ぶようにすると良いでしょう。
ポケットコイルのマットレスのお手入れ方法
マットレスを長く使い続けるためには、適切なお手入れが欠かせません。
ポケットコイルのマットレスのお手入れ方法として、以下の内容をおこないましょう。
- 表と裏を定期的に入れ替える
- 定期的に干す
- ベッドパッドなどを使って汚れやカビを防ぐ
ここからは、それぞれ詳しく説明します。
表と裏を定期的に入れ替える
体の重みがかかる部分がずっと同じである場合、その部分のコイルがへたってしまい、寝心地や耐久性に影響が出てしまいます。
そのため、マットレスの表裏および上下を入れ替えるローテーションを、定期的に行うことがおすすめです。
ただし、そもそもローテーションができないマットレスもあるので、上下表裏が対称になっているマットレスを選ぶことも一つの手です。
定期的に干す
マットレスは、底面や内部に湿気が溜まりやすいので、定期的に干して湿気を逃がしてあげる必要があります。
ただし、マットレスは化学素材でできているため、直射日光に当てると劣化してマットレスの寿命が縮まってしまう可能性があります。
そのため、マットレスを干す際は天日干しにするのではなく、直射日光が当たらず風通しの良いところで壁に立てかけるなどして、陰干しをすることがおすすめです。
ベッドパッドなどを使って汚れやカビを防ぐ
さまざまな周辺アイテムを使用して汚れやカビを防ぐことも、マットレスを長く使い続けるためには重要です。
マットレスを保護するアイテムには、敷きパッド、ベッドパッド、除湿シートなどがあります。
「敷きパッド」は寝汗などの汚れからマットレスを保護するためのものです。
「ベッドパッド」もマットレスを汚れから保護する役割があるとともに、多少の体圧分散性の改善効果も期待できます。
また、「除湿シート」は、マットレスの湿気を除去することに効果的です。
汚れやカビは、発生してから対処することが大変であるため、上述したような周辺アイテムを組み合わせて使用し、そもそも汚れやカビが発生しにくいようにすることを心がけましょう。
ポケットコイルのマットレスならNELLマットレスがおすすめ
ポケットコイルのマットレスをお探しの場合は、NELLマットレスがおすすめです。
NELLマットレスには非常に多くのコイルが用いられており、ダブルサイズでは1,734個ものコイルがふんだんに使用されています。
そのため、体圧分散しにくい「ファイバー系」や、コイルが連結しているため、振動が伝わりやすい「ボンネルコイル系」のマットレスよりも、体圧分散性に優れている点があります。
また、腰の部分の弾力が強化されているため(センターハード構造)寝返りを打ちやすく、起床時の体の違和感を最小限に抑えられます。
薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13構造を採用しており、高い通気性も維持しているので、カビが生えにくく、夏場でも快適に眠れるでしょう。
NELLマットレスの詳細は、以下の通りです。
ユーザーから寄せられた口コミからも、NELLマットレスの使い心地、寝心地を知ることができるでしょう。以下、NELLマットレスを実際に使用した方のレビューを、いくつか紹介します。
ハウル
最高です。
柔らかいと聞いていましたが、程よい硬さで以前と比べ腰の痛み、疲れはなく気持ちよい朝を毎日、迎えています。
sakura-mask
よく眠れます 最高!
少し固めで腰が沈み過ぎず 体への負荷が分散されているように感じます よく眠れます 最高!
田中新悟
柔らかいかなと思ったが
子供が先に買ったので、続いて私らも買いました。初めは柔らかいかなと思いましたが、寝るたびに身体がフィット。今では寝心地最高です。買って良かった。
睡眠の質が高まり、体調が改善されている声が見受けられます。
NELLのポケットコイルのマットレスが気になった方は、ぜひ以下の公式サイトで詳細をご確認ください。
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まとめ
ポケットコイルのマットレスは、マットレス内部のコイルがそれぞれ独立した構造になっており、「通気性が高い」「弾力性があり寝心地が良い」「体圧分散性が高い」などの特徴を備えています。
なお、ポケットコイルのマットレスを選ぶ際は、マットレスにどのような特徴を求めるかという視点が大切です。
しっかりとした寝心地で体圧分散性の高いポケットコイルのマットレスをお探しの場合は、NELLマットレスをおすすめします。
NELLマットレスはコイル数が多いため、非常に高い体圧分散性を有しており、快適な寝心地を提供しています。通気性にも優れているため、カビが生える心配も少ないです。
寝心地が良く、長く使い続けられるマットレスをお探しの場合は、ぜひNELLマットレスをご検討ください。
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