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2024.02.22 更新

ストレートネックでタオル枕を使うのは危険?原因や症状を詳しく解説!

ストレートネックでタオル枕を使うのは危険?原因や症状を詳しく解説!

現代ではスマホやパソコンを使用する時間が長くなったり、デスクワークが普及・増加したりしたことにより、日本人の8~9割がストレートネック予備群になっているといわれています。

ストレートネックは、放っておくと体にさまざまな不調(首こりや肩こり、頭痛、眼精疲労、目のかすみ、ドライアイ、吐き気、自律神経の乱れなど)が生じる可能性があるため、適切な理解と悪化させないための対処が大切です。

特に、枕はストレートネックの原因になる可能性があります。また、すでにストレートネックになっている場合は、状態を悪化させる原因となり、睡眠の質が低くなることによって日常生活にも悪影響を及ぼすリスクがあるため注意しましょう。

この記事ではストレートネックの原因や症状、どのような枕を使えばストレートネックの症状を軽減できるのかについて詳しく解説します。

タオル枕を使用するメリット・デメリットもご紹介するので、ストレートネックの症状がある方や、首に違和感があり悩んでいる方は、この記事を参考にしてください。

  1. ストレートネックとは
  2. ストレートネックの原因
  3. ストレートネックの症状
  4. ストレートネックをタオル枕で改善しようとするのは危険?
  5. タオル枕のメリット
  6. タオル枕のデメリット
  7. ストレートネックと枕の関係性
  8. 自分に合った枕選びのポイント
  9. 枕の高さで選ぶ
  10. 枕の素材で選ぶ
  11. 枕の硬さで選ぶ
  12. 枕のサイズで選ぶ
  13. 枕と合わせて寝返りを打ちやすいマットレスを選ぼう
  14. まとめ

ストレートネックとは

ストレートネックとは、本来であれば緩やかなカーブを描いている首の骨である頚椎(けいつい)がまっすぐになってしまっている状態のことを指します。

以下で、ストレートネックの原因や症状を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。

ストレートネックの原因

頚椎(けいつい)は7つあり、緩やかなカーブによって首や頭へ加わるダメージを吸収する役割がありますが、「スマホやパソコンの見すぎ」「猫背」「枕が合っていない」ことが原因で徐々にカーブが失われていき、ストレートネックになることがあります。

ストレートネックになることによって頭の重さが首周りにかかり、ほかの症状があらわれることもあるため注意しましょう。

自分がストレートネックかどうかをチェックするために、下記の項目に心当たりはないか考えてみてください。

  • スマホやパソコンを長時間操作する
  • 首が下がってきて上げにくい
  • 首を後ろに反らすと痛い
  • 壁に背中、お尻、かかとをつけると後頭部がつかない

上記に当てはまるようであればストレートネックの可能性があります。

ストレートネックの症状

ストレートネックは首周りの筋肉が固まることによって起こるため、放っておくと以下のような症状に繋がる可能性があります。

部位症状
首周りの症状・首こりや肩こり
・緊張型頭痛
目の症状・眼精疲労
・目のかすみやドライアイ
全身にわたる症状・吐き気、胃腸の不調
・自律神経の乱れによる倦怠感
・腕や手のしびれ
・うつ的症状、不眠、不安感
・めまい、ふらつき

初期症状としては、血行不良からくる筋肉の緊張によって肩こりや首こりといった症状があらわれるほか、緊張性頭痛になるケースもあるとされています。

また、目の症状(眼精疲労、目のかすみ、ドライアイ)や、吐き気、胃腸の不調、腕や手のしびれがあらわれる場合もあることを認識しておきましょう。

なお、首の骨の近くには自律神経が走っているため、放置すると自律神経が乱れ、体の不調に加えて精神面にも影響する(うつ的症状や不眠、不安感があらわれるケースがある)といわれています。

ストレートネックになると上記のような症状があらわれる可能性があるため、心当たりがある方は日々の姿勢や、使用する枕に注意しましょう。

ストレートネックをタオル枕で改善しようとするのは危険?

ストレートネックをタオル枕で改善しようとするのは危険?

タオル枕とは、バスタオルなどのタオルを巻いて作る枕のことをいい、主にストレートネックや自分に合わない枕への対策として使われます。

タオル枕のメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
・高さの調整ができる
・巻き方によって硬さも調整できる
・旅行先でも手軽に作れる
・清潔に保ちやすい
・寝返り時に崩れやすい
・硬めの枕が好みの人には合わない
・高さや硬さの調整の手間がかかる

以下、タオル枕のメリットとデメリットについて、順番に説明します。

タオル枕のメリット

タオルの巻き方や枚数を重ねることにより、自分好みの高さや硬さの枕を作れるほか、「旅行先のホテルにある枕が自分に合わない」といった場合でも手軽に作れるのはタオル枕のメリットです。

通常の枕を使用している場合であっても、「枕カバー」に関しては手軽に洗えます。ただし、素材によっては、「枕本体」を丸洗いできないケースもあるでしょう。

その点、タオル枕は「タオル」で作られているため、丸洗いが可能で、「清潔な状態を保ちやすい」というメリットがあります。また、素材がタオルなので吸水性に優れ、汗をしっかりと吸収してくれる点も魅力です。

タオル枕のデメリット

一方で、本来枕としての使用を目的としていないタオルを使用するため、寝返りの際に崩れやすく、夜中や朝方に形状の調整を余儀なくされる場合があるかもしれません。

タオル枕は、一晩中同じ形状を保つことが困難です。基本的に、朝になると形状が崩れてしまうため、毎日、高さや硬さを調整しなければならず、手間や時間がかかるといえます。

枕が合っておらず、ストレートネックの症状に悩まされている時には一時的な対策方法として有効ですが、タオル枕でストレートネックが改善するとは限らないため注意しましょう。

そもそも、タオルは枕にすることを想定して作られていないため、場合によっては症状が悪化するリスクもあります。

ストレートネックが原因で何かしらの症状がでているのであれば、医療機関を受診し適切なアドバイスをもらいましょう。

タオル枕は一時的な対策として有効なケースもありますが、実際には個人差があるため一概に「良い」「悪い」の判断はできません。

根本的な解決を目指すのであれば、タオル枕ではなく専門医のアドバイスを受けたり、自分に合った適切な枕を使用したりすることをおすすめします。

なお、タオル枕のメリット・デメリットについて詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

タオル枕
【医師監修】タオル枕のメリット・デメリットは?自分に合う枕の選び方も解説

ストレートネックと枕の関係性

ストレートネックの原因は前述のとおり「スマホやパソコンの見すぎ」「猫背」「枕が合っていない」などがあります。

一概に枕が原因とはいえませんが、枕が合っていない場合も根本的な原因になるほか、別の原因でストレートネックになっている場合には症状を悪化させる原因となる可能性もあるため注意しましょう。

例えば、枕を頭に載せた時に頚椎が浮いている場合や、高すぎて首が曲がったまま固まってしまうとストレートネックになるとされています。

このような状態にならないために、下記のように寝姿勢ごとに合った高さの枕を使用することを意識してください。

寝姿勢枕の選び方
仰向け寝頭から肩口にかけて、骨が緩やかにS字カーブを描く状態を保てる高さ
横向き寝頭から首、背骨がまっすぐに伸び、布団やマットレスと並行になる高さ

仰向け寝では立っている時のように、頭から背中にかけての骨が緩やかなS字カーブになっている状態を、寝ている時でもキープできるような高さの枕がおすすめです。

一方で、横向き寝の際には片側の肩が下にくるため、その分仰向け寝よりも枕に高さが必要となります。低すぎたり高すぎたりすると首が不自然に曲がり、こりや痛みの原因になるため注意しましょう。

そのほか、下記のように体型によっても選ぶ枕が異なります。

体格枕の選び方
体格が良い方やや高めの枕がおすすめ
細身の方低めの枕のほうが自然な寝姿勢をキープしやすい

枕には頭の重さが荷重としてかかるため、体格の良い人ほど枕が沈み込みやすいほか、体型(骨格など)に合った高さが必要です。

一概に「〇〇cmの枕が最適」という基準はなく、あくまでも人それぞれの体に合った枕を使用する必要があるため、自分に合う枕は意識的に探すことをおすすめします。

自分に合わない枕を使っていると、ストレートネックだけではなく、「寝違え」や「肩こり」といった体調不良の原因や、睡眠の質が低下することによる睡眠不足に繋がるリスクもあるため注意しましょう。

どのような枕を選ぶべきかについては、以降で詳しく紹介します。

自分に合った枕選びのポイント

快適に睡眠をとるために枕を選ぶ際には下記のポイントに注目しましょう。

  • 枕の高さで選ぶ
  • 枕の素材で選ぶ
  • 枕の硬さで選ぶ
  • 枕のサイズで選ぶ

それぞれについて、以下で一つずつ紹介します。

枕の高さで選ぶ

枕は前述したとおり、仰向け寝では緩やかなS字カーブを描ける高さ、横向け寝では頭から背骨がまっすぐになる姿勢を保てる高さがおすすめです。

枕が高すぎる場合、あるいは低すぎる場合は、首が不自然な角度になり、首周りの筋肉が緊張して神経を圧迫され肩こりや寝違いの原因になるためおすすめしません。

一般的には、敷布団やマットレスと首の角度が5度程度になるものがおすすめとされています。

また、枕の高さが合っていない場合寝返りの打ちづらさに繋がることもあるため注意しましょう。

寝返りは、睡眠中に体へ負担がかかることによる血行不良を防ぐためにおこなわれる生理現象のようなもので、快適な寝返りが打てない場合、血行不良による肩こりをはじめ腰痛や寝起きといった体調不良の原因になるため注意が必要です。

個人の体格の違いによっても合う枕が異なるため、自分に合う枕の高さは意識的に探すことを心がけましょう。

枕の素材で選ぶ

枕は素材によって性能や寝心地が異なる場合があります。

素材自体が直接ストレートネックに関係することはありませんが、寝心地は睡眠の質に影響するため、枕を選ぶ際には素材も選ぶ際のポイントにしましょう。

人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくとされているため、基本的に通気性、吸放湿性に優れた枕であれば蒸れにくく質の高い睡眠をとれることが期待できます。

枕に使われる一般的な素材と、その特徴を簡潔に紹介すると下記のとおりです。

素材特徴
そばがら・安定感がある
・熱の発散に優れている
低反発ウレタン・凹凸に合わせて沈み込む
・頭を包み込むように支える
高反発ウレタン・適度な反発力がある
・フィット感がある
パイプ・通気性に優れている
・水洗いできる
羽毛・包み込むような寝心地
・復元性が高い
羽根・ふんわりした寝心地
・吸湿性と放出性に優れている
ポリエステルわた・弾力性がある
・ふんわりした感触
ファイバー・通気性が高い
・水洗いできる

次に紹介しますが、素材は枕の硬さにも影響するため、寝姿勢を保てる硬さであることを前提として、快適に睡眠がとれる素材の枕を選びましょう。

枕の硬さで選ぶ

枕の「硬さ」は枕の高さに影響する場合があります。

例えば、枕の高さが合っていても、「硬すぎる」「柔らかすぎる」という事情から寝姿勢が保てず、肩こりなどの原因になることがあります。

枕の硬さは素材自体でも変わりますが、素材の密度によっても変わる場合があるため、購入する際には実際に手で触るだけではなく、頭を載せてみて「どのくらいへこむか(高さが変わるか)」をチェックすることも大切です。

硬いと首のカーブに合わず隙間が生まれ首や肩に負担がかかり肩こりの原因となり、柔らかいと沈み込んで後頭部が圧迫される原因となるため、枕は硬すぎず柔らかすぎないものがおすすめです。

前述したような理想的な寝姿勢が保てるような高さ、硬さの枕を選びましょう。

枕のサイズで選ぶ

ストレートネックは血行不良からくる筋肉の緊張も原因の一つとされているため、快適な寝返りを打てる枕を使用することはストレートネックを予防することに繋がります。

人は一晩の間に20~30回の寝返りを打つとされていますが、枕が小さいと寝返りの際に頭が枕から落ち、寝姿勢が崩れてしまい、その後寝返りが打ちづらくなる可能性があります。

そのようなことがないように、枕は「頭3つ分の幅があるもの」を選びましょう。頭3つ分の幅がある枕であれば、寝返りを左右に打っても枕から落ちることが少なくなり、睡眠中に自然な寝姿勢を保つことが期待できます。

なお、ストレートネックにおすすめの枕の選び方について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

ストレートネック 枕 選び方
ストレートネックにおすすめの枕の選び方とは?原因や注意点も解説

枕と合わせて寝返りを打ちやすいマットレスを選ぼう

NELLマットレスは、寝返りのしやすさを追求した体圧分散性の高いマットレスです。

一般的なマットレスに使用されるコイル数の約2倍以上のポケットコイルを使用しており、体圧が細かく分散されるため、寝返りがしやすく綺麗な寝姿勢が得られます。

NELLマットレスの詳細は、以下のとおりです。

NELLマットレス
上質な寝心地を実現するために、寝返りに特化したマットレス。


さらに、NELLマットレスなら「120日間のフリートライアル」が設けられています。

じっくりと時間をかけて自分の体に合っているかを試したい方は、この機会にぜひNELLマットレスを検討してください。

まとめ

ストレートネックは首の骨である頚椎のカーブが失われ、まっすぐになった状態のことを指します。病気ではありませんが、放置するとさまざまな体調不良(首こりや肩こり、頭痛、眼精疲労、目のかすみ、ドライアイ、吐き気、自律神経の乱れなど)  に繋がることがあるため注意しましょう。

主な原因は、「スマホやパソコンの見すぎ」「猫背」「枕が合っていない」などです。なお、一般的に睡眠は1日6〜8時間と長時間にわたるので、合わない枕を使用していると、ストレートネックの原因になることに加え、ほかの原因でストレートネックになっている場合は、状態を悪化させる可能性もあります。

自分に合わない枕を使用していると、ストレートネックだけではなく肩こりや首の痛みといった体調不良に繋がるリスクもあるので、快適に毎日を過ごすためにも枕にはこだわることをおすすめします。

この記事で紹介した枕の選び方を参考にして、快適な睡眠を目指してください。首こりや肩こりといった症状が長期間続く場合や、悪化する場合は、医療機関で医師の診察を受けましょう。

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