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2024.05.10 更新

【医師監修】低気圧のせいで眠い?雨などの天気による体調不良の対処法を紹介

【医師監修】低気圧のせいで眠い?雨などの天気による体調不良の対処法を紹介

雨や曇りの日など、低気圧の日に眠気や体のだるさに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

低気圧の日に体の不調が起こることには原因があります。そして、低気圧が原因で起こる眠気やだるさには、いくつかの対処法もあります。

この記事では、低気圧の日に眠くなる理由や眠気以外に起きる症状、低気圧によって体の不調が出た時の対処法などを紹介します。

  1. 雨などの低気圧の日に「眠い」と感じる主な理由
  2. 低気圧が原因で起きる眠気以外の症状
  3. 「気象病」と呼ばれる症状の場合も
  4. 低気圧による眠気や体調不良の対処法
  5. 深呼吸をする
  6. 適度な運動やストレッチを行う
  7. 生活習慣や食生活を見直す
  8. 仮眠をとる
  9. 耳をマッサージする
  10. 普段の生活から自律神経を整える
  11. 症状がひどい場合は医療機関に相談する
  12. まとめ

雨などの低気圧の日に「眠い」と感じる主な理由

低気圧の日に眠くなる主な原因は、自律神経の乱れです。自律神経は自分の体の働きをコントロールする役割を担っており、「副交感神経」と「交感神経」の2種類があります。

副交感神経は、体や精神をリラックスさせることが主な役割で、交感神経は心身が活動しやすい状態に導くことが主な役割です。日中は「交感神経」、夜は「副交感神経」が優位になり睡眠と覚醒のバランスを保っています。

しかし、低気圧の日は自律神経が「活動に適さない状況だ」と判断し、日中でも副交感神経が優位になってしまいます。副交感神経が優位になると体がリラックス状態になり、普段活動している時間帯でも眠気を感じる場合があります。

なお、低気圧以外の気象状況と眠気の関係を詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

梅雨 眠い
【医師監修】梅雨に眠いと感じるのはなぜ?マッサージなど眠気への対処法や予防法を紹介!

低気圧が原因で起きる眠気以外の症状

低気圧が原因で起きる眠気以外の症状

低気圧がもたらす体への影響は、眠気だけではありません。人によっては、下記のような症状が発生する可能性もあります。

  • 頭痛
  • 倦怠感
  • めまい
  • 耳鳴り など

特に梅雨の時期や台風の発生時は、気圧が低くなり、症状が出やすいため注意が必要です。

「気象病」と呼ばれる症状の場合も

低気圧によって起こる体の不調は「気象病」とも呼ばれています。気象病は病気ではなく、気圧や温度の変化が原因で起きるさまざまな症状のことです。

睡眠不足の方やストレスを感じやすい方、内耳が敏感な方などは症状が出やすいといわれています。頭や関節が痛くなりやすい人が雨の日に痛みが悪化することも、気象病に関連するといわれています。

季節の変わり目に体調を崩しやすい方は、気象病の症状の一つかもしれません。

低気圧による眠気や体調不良の対処法

低気圧が原因の眠気や体の不調が生じると、日中に集中できず困ることもあるでしょう。低気圧でお困りの方は、下記の対処法を試してください。

  • 深呼吸をする
  • 適度な運動やストレッチを行う
  • 生活習慣や食生活を見直す
  • 仮眠をとる
  • 耳をマッサージする
  • 普段の生活から自律神経を整える
  • 症状がひどい場合は医療機関に相談する

以下で対処法を詳しく紹介します。

深呼吸をする

低気圧の時は空気中の酸素が薄いため、体が酸素不足にならないよう深呼吸することが大切です。

深呼吸を繰り返して体に酸素を取り込むと、リラックス効果や集中力アップにも繋がります。なお、深呼吸をしていて具合が悪いと思ったら、すぐに深呼吸を止めましょう。

深呼吸は「ゆっくりと深く息を吸いこむ」ことを意識して行います。息を深く吸っていても速いスピードで深呼吸を行っていては、交感神経が刺激されるため体がリラックスできません。ポイントを守って、正しく取り入れましょう。

適度な運動やストレッチを行う

低気圧で眠気や不調がある際は適度な運動やストレッチもおすすめです。

適度な運動は自律神経の働きを整えるほか、心地良い疲労感によってスムーズに寝られるようになり、睡眠の質の向上も期待できます。

なお、激しい運動や負荷の大きな運動は長続きしないため、軽めの有酸素運動がおすすめです。低気圧で天気が悪い場合は、踏み台昇降やもも上げ運動、ハーフスクワットなどの室内で行える運動やストレッチを行いましょう。

また、運動やストレッチはストレス解消にも効果があります。低気圧の時だけでなく、日頃から実践して、ストレスを溜めすぎないように心がけましょう。

生活習慣や食生活を見直す

生活習慣や食生活を意識的に見直すことで、自律神経が整い、低気圧による不調を改善できる場合があります。

例えば、毎朝同じ時間に起きると自然と入眠のリズムが整い、規則正しい生活に繋がります。

ほかにも、低気圧による食欲不振で偏った食事を続けていると栄養不足となり、結果としてさらに体調の悪化に繋がる可能性があります。そのため、意識的に1日3食バランスの良い食事を摂取しましょう。

なお、気象病の対策にはビタミンB1ビタミンB群を含めたバランスの良い食事が有効とされています。特に、ビタミンB1は豚肉やうなぎ、玄米などの肉類や豆類、穀類に多く含まれているため、食事の際に意識的に取り入れると良いでしょう。

気象病の対策にビタミンB1が有効とされている理由は、ビタミンB1がすべての細胞の活動上で大事な働きをする補酵素の材料となり、気象病で乱れた自律神経を回復させるからです。

仮眠をとる

仮眠をとる

日中の眠気があまりにもひどい場合は、15分~30分程度、仮眠をとることがおすすめです。

短時間でも仮眠をとることでリフレッシュができます。また、眠気による集中力の低下を和らげる効果が期待できます。

ただし、仮眠の際に深い眠りに入ってしまうと、覚醒に時間がかかり集中力の低下に繋がるため注意してください。うっかり寝過ぎてしまわないよう、事前にアラームをセットするなどして工夫しましょう。

また、仮眠時にスッキリと起きられない場合は、カフェインを摂ってから眠ることをおすすめします。仮眠の前にカフェインを摂ると、20分程でカフェインの覚醒作用が効いて目が覚めやすくなります。

梅舟仰胤

梅舟仰胤

ファミリークリニックひきふね 院長

仮眠時に深い眠りに入らないためには、完全に横にならないようにしましょう。完全に横になると、深い眠りに入ってしまう可能性が高いです。

耳をマッサージする

低気圧による体の不調は、耳の「内耳」が関係しています。内耳は耳の奥にある器官で、気圧の変化を感じとるセンサーが備わっています。

このセンサーを通じて自律神経のバランスが崩れると、頭痛やめまいなど気象病の症状が起きます。

気象病の症状は、内耳の血流を促すようにマッサージすると楽になる場合があります。低気圧が原因で体の不調を起こした時は、耳を揉んだり引っ張ったりしてマッサージしましょう。

普段の生活から自律神経を整える

低気圧による眠気や体調不良は、体が天気の変化についていけてないために起きます。そのため、症状が出た場合は先述した方法を試しながら、天気に左右されない体作りも大切です。天気に左右されない体にすると、自律神経が乱れにくくなります。

以下の自律神経を整える方法を、ぜひ試してください。

  • 朝起きたら朝日を浴びる
  • 日中に運動を取り入れる
  • お風呂はシャワーで済まさず湯舟につかる
  • 就寝時間と起床時間をなるべく一定にする
  • 朝食を食べる

症状がひどい場合は医療機関に相談する

眠気だけでなく、めまいや頭痛などの症状がひどい方は、内科などの医療機関に相談しましょう。症状に合っためまいや頭痛の薬、漢方薬を処方してもらうと、症状が軽減する場合もあります。

体の状態によって適切な処方は変わるため、医師の説明をよく聞き、判断に従いましょう。

梅舟仰胤

梅舟仰胤

ファミリークリニックひきふね 院長

症状が2週間以上続く場合には、何かほかの疾患が隠れている可能性がありますので、必ず医療機関を受診しましょう。

まとめ

気圧は自分の力でコントロールできないため、低気圧による眠気の根本的な対策は難しい場合もあります。

しかし、深呼吸や適度な運動・ストレッチを行い、生活習慣や食生活を見直し、日中の眠気がひどい場合は仮眠をとるなど、自分で試せる対処法はいくつかあります。特に、仮眠はリフレッシュ効果が高いため、眠たい時はぜひ試してください。

対処法を取り入れながら、普段の生活から自律神経を整える内容も取り入れると、天気の変化に左右されにくい体になります。体の健康に繋がるため、日々の生活から体を整えるよう意識しましょう。

ただし、頭痛や耳鳴り、体のだるさなど気象病の症状がひどい時は我慢せず、医療機関への相談をおすすめします。

低気圧による体調不良の影響が最小限になるよう、状態に合った対処法を取り入れながら過ごしましょう。

睡眠の質を上げる方法をより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

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【医師監修】睡眠の質を上げる方法13選!生活習慣や寝室環境を見直そう
この記事の監修者
梅舟仰胤
梅舟仰胤ファミリークリニックひきふね 院長
ファミリークリニックひきふね 院長。医学博士(東京大学大学院博士課程修了)、東京大学医学部 消化器内科 非常勤医師、東京曳舟病院 消化器内科 非常勤医師、消化器病専門医(日本消化器病学会)、消化器内視鏡専門医(日本消化器内視鏡学会)、がん治療認定医(日本がん治療認定医機構)、総合内科専門医(日本内科学会)。
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