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2023.03.20 更新

【医師監修】重い布団はどんな人におすすめ?素材ごとの重さやメリット・デメリットを紹介

【医師監修】重い布団はどんな人におすすめ?素材ごとの重さやメリット・デメリットを紹介

掛布団の重さはいろいろありますが、「重めな掛布団のほうが安心して眠れる」と思う方もいるのではないでしょうか。

重い掛布団は重量によって布団が密着する安心感があり、保温性も高いメリットがあります。

ただし、あまりにも重すぎると寝苦しさを感じて睡眠の質が低下し、体調不良に繋がる可能性もあるため注意しましょう。

この記事では、掛布団に使われる素材ごとの重さや、重い掛布団のメリット・デメリットなどをわかりやすく紹介します。

重さ」だけにこだわらず、この記事で紹介することを参考にして快適な睡眠が得られる寝具を購入してください。

  1. 重い掛布団と軽い掛布団のどちらを選ぶべきか
  2. 掛布団の素材ごとに重さを比較
  3. 重い掛布団を使う3つのメリット
  4. 保温性が高く暖かい
  5. 圧迫による安心感がある
  6. 落ち着いて眠れる可能性がある
  7. 重い掛布団を使う3つのデメリット
  8. 持ち運びや収納が大変
  9. 夏場は蒸し暑く感じる
  10. 洗濯できないことが多い
  11. 重い掛布団はどんな人に向いている?
  12. 掛布団と一緒に使うマットレスにもこだわることをおすすめ
  13. 寝返りの打ちやすさを追求したNELLマットレスを試そう
  14. まとめ

重い掛布団と軽い掛布団のどちらを選ぶべきか

重い掛布団と軽い掛布団のどちらを使うべきか悩む方は多いと思いますが、結論、自分にとって寝心地が良いと感じるほうを選ぶことが大切です。

布団の重さは人それぞれ好みがあり、軽いほうが楽に眠れる方もいれば、重いほうが安心感を得られてよく眠れる方もいます。

寝具選びにおいて重要なのは「快適に眠れて、質の高い睡眠がとれるか」という点です。

もしこだわりがないのであれば、自分が寝心地良く感じる掛布団であることは前提として、それぞれを使うメリット・デメリットを加味したうえで選ぶと良いでしょう。

重い掛布団を使うメリット・デメリットについては後述するので、重い掛布団の購入を検討している方は、そちらもぜひ参考にしてください。

掛布団の素材ごとに重さを比較

掛布団の重さは、大きさや詰め物の量、密度によって異なります。

そのため、詳細な重さは商品によって異なるものの、一般的には以下の重さが素材ごとの目安とされます。

素材重量
羽毛(ダウン)約1~3kg
羽根(フェザー)約1~3kg
ポリエステル約2kg
木綿約4~4.5kg
真綿約2〜3kg

木綿は昔から布団に使われており、吸湿性が高い素材です。ほかの素材と比べると2倍ほどの重量があるため、木綿素材の掛布団は比較的重めであるといえるでしょう。

羽毛(ダウン)と羽根(フェザー)は、どちらも水鳥の毛が素材となっており、胸からとれるものは羽毛、それ以外の部位からとれるものは羽根に分類されます。

違いとして、羽毛(ダウン)の比率が50%以上あるものが羽毛布団、羽根(フェザー)の比率が50%以上あるものが羽根布団です。

また、最近では「羊毛+ポリエステル」「綿+ポリエステル」など素材を組み合わせて、それぞれの素材の良さを有効活用している場合もあるため、上記の比重はあくまでも目安として、実際の掛布団の重さは商品ごとに記載されている重量を参考にすることをおすすめします。

重い掛布団を使う3つのメリット

重い掛布団を使う場合、メリットとして下記のことが挙げられます。

  • 保温性が高く暖かい
  • 圧迫感による安心感がある
  • 落ち着いて眠れる可能性がある

それぞれの特徴について紹介します。

保温性が高く暖かい

掛布団に重量があると、重みがある分、体に密着するため、体と掛布団の間に隙間ができにくくなります。

体と掛布団が密着すると、体温が逃げにくくなるので保温性が高くなり、暖かく感じやすくなるでしょう。

圧迫による安心感がある

人それぞれ感じ方に差はあるものの、重い掛布団が体を適度に圧迫することで安心を感じ、リラックスできる場合があります。

ハグをしたり抱き枕に抱きついたりすると分泌される「オキシトシン」は、気分を安定させる効果をもつ「幸せホルモン」と呼ばれるホルモンです。

重みがある掛布団によって圧力を感じることもハグと同様で、抱きしめられるような圧迫感を感じることでオキシトシンが分泌され、リラックス効果や安心感に繋がる可能性があるとされています。

山下あきこ

山下あきこ

株式会社マインドフルヘルス 代表取締役

オキシトシンは、皮膚の血管を拡張させ体温を上昇させます。四肢が温まると幸福感が高まり、安心感やリラクゼーションの効果ももたらします。

さらにストレスを感じさせるコルチゾールの分泌を抑え、ストレスを感じにくくします。

落ち着いて眠れる可能性がある

重い毛布を使用することで、不眠症が軽減されたという研究結果がある点にも注目です。

スウェーデンにあるカロリンスカ医科大学の研究グループ(※)によると、重い毛布を使用することによって不眠が改善し、不安やうつ症状なども軽減したという研究結果が報告されています。

重い毛布が体を圧迫することによって交感神経の興奮が抑えられ、リラックスの状態である副交感神経を優位の状態にする効果があると推測されているようです。

個人差はありますが、前述の安心感と合わせて「良く眠れない」といった症状の改善が期待できるかもしれません。

(※)A randomized controlled study of weighted chain blankets for insomnia in psychiatric disorders. J Clin Sleep Med. 2020;16(9):1567–1577.

山下あきこ

山下あきこ

株式会社マインドフルヘルス 代表取締役

皮膚の触覚や温度覚を司る末梢神経のC線維には、交感神経が含まれています。胸部に布団の重みで持続的に圧迫が加わることによって、C線維の働きが抑制されるため、交感神経の働きが低下すると考えられます。

重い掛布団を使う3つのデメリット

重い掛布団を使うことによって複数のメリットがある一方で、重い掛布団を使用するデメリットも存在します。

  • 持ち運びや収納が大変
  • 夏場は蒸し暑く感じる
  • 洗濯できないことが多い

それぞれの内容について、詳細を説明します。

持ち運びや収納が大変

掛布団が重い場合、収納やお手入れをする際の移動が大変に感じる可能性があります。

人間生活工学研究センターによると、荷物などを「楽に持てる重さ」は男性5kg、女性4kg程度です。

木綿素材のように重めの掛布団の場合、4kgほどの重量の掛布団もあるため、人によっては持ち運ぶことがきついと感じるかもしれません。

重い掛布団を購入する際には、自分の力で持ち運びできる重さなのかという点をチェックしましょう。

夏場は蒸し暑く感じる

重い布団は体に密着するため保温性が高く、冬場には暖かいというメリットがありますが、保湿性が高いだけに夏場には蒸し暑く感じる可能性もあります。

重い掛布団を通年使って夏場に蒸し暑く感じるのであれば、夏場には軽めの通気性の良い掛布団、冬場には保温性の高い重めの掛布団を使用するといったように、季節によって使い分けると良いでしょう。

洗濯できないことが多い

軽い掛布団は素材によってそのまま洗濯できることがありますが、重く厚さのある掛布団は洗濯が難しい、もしくは洗濯できないケースが多くあります。

重い掛布団を衛生的に使うためには、カバーの取り外しができるタイプや、汚れ防止のカバーをつけて使う方法がおすすめです。

掛布団のにおい対策としては、消臭スプレーを使う、天日干しをするなどの方法がありますが、軽めな掛布団よりもお手入れが大変になる可能性があることは覚えておいてください。

重い掛布団はどんな人に向いている?

重い掛け布団はどんな人に向いている?

重い掛布団を使うメリット・デメリットを知るだけでは購入の決断ができず、「結局、自分には重めの掛布団が合っているの?」と不安に思う方もいるでしょう。

重い掛布団が向いている方の特徴を簡潔にまとめると、以下のとおりです。

  • 圧迫感ある寝心地が好みな方
  • 暖かく眠りたい方
  • 重い布団でも快適な寝返りが打てる方

実際に重い掛布団が向いているかどうかは、各個人の好みによる部分が大きいです。

掛布団の重みで圧迫されると心地良く眠れる方や、掛布団と体が密着して感じる暖かさが好きなのであれば、重い掛布団が向いているといえるでしょう。

ただし、重い掛布団を使うと寝返りが打ちづらくなると感じるのであれば、寝返りを打てないことで睡眠の質が低下する可能性があるため、注意しなくてはなりません。

就寝中には、腰や肩といった体の一部に体圧がかかりやすくなりますが、寝返りには、体にかかる圧力を分散させて、血行不良になることを防ぐ役割があります。

寝返りが打てずに血行不良になると、起床後の体の不調に繋がる可能性があるため、質の高い睡眠を求めるのであれば、快適に寝返りを打てる就寝環境が大切です。

重い掛布団を使ったとしても、寝返りを妨げるほどの重量があるわけではなく、むしろスムーズに寝返りを打ちやすいと感じるのであれば、重い掛布団を使用しても良いでしょう。

山下あきこ

山下あきこ

株式会社マインドフルヘルス 代表取締役

血管が持続的な圧迫によって潰れると、その部分の皮膚の血流が悪くなり褥瘡(床ずれ)となります。

また、血流が滞ると血栓ができて脳梗塞、心筋梗塞、深部静脈血栓症などの原因になります。

掛布団と一緒に使うマットレスにもこだわることをおすすめ

重い掛布団を使うことで快適に眠れると感じても、体の下に敷いて使うマットレスが体に合っていなければ、結局スムーズに寝返りを打てなくなるため、睡眠の質が低下する可能性があります。

寝返りは就寝中の血行を促進させるだけでなく、寝床内の温度を調節することも大切な役割です。

人は一晩に20〜30回の寝返りを打つとされており、スムーズに寝返りが打てなくなると、寝床内の温度が調節できずに寝苦しさの原因になることも考えられます。

熟睡して快適な朝を迎えるためには、マットレスと掛布団の両方が体に合っていることが大事なので、スムーズに寝返りを打てて快眠できる寝具選びを心がけましょう。

また、マットレスを選ぶ際に注目したいポイントが、体圧分散性反発力です。

就寝中に体にかかる圧力をマットレスへ均等に分散できるものであれば、体への負担が軽減できる可能性があります。また、適度な反発力があれば体を押すようにして寝返りを打ちやすくなるでしょう。

質が高い睡眠をとるためには、スムーズに寝返りが打てる寝具を使うことが大切なので、掛布団の重さだけでなく、マットレスの質にもこだわることをおすすめします。

寝返りの打ちやすさを追求したNELLマットレスを試そう

重い掛布団が好みで、重い掛布団を使った方が寝返りを打ちやすい方は、掛布団の買い替えと同時にNELLマットレスへの買い替えもぜひご検討ください。

NELLマットレスは、一般的なマットレスの約2倍のコイルを使用した「ポケットコイルマットレス」です。コイルは一つひとつが独立しているため、使う人の体の曲線に合わせてフィットし、体圧を分散させやすくなっています。

また、背中から腰部分を硬めに、その周辺を柔らかめにした「センターハード構造」を採用しているところもポイントです。これにより、体重がかかり沈み込みやすい腰部分の反発力を高め、ストレスのない寝返りをサポートします。

NELLマットレスはシングルからキングまでサイズが揃っており、それぞれ使用されているコイル数や料金は以下のとおりです。

NELLマットレス
上質な寝心地を実現するために、寝返りに特化したマットレス。

 

値段(税込)75,000円/シングル
90,000円/セミダブル
105,000円/ダブル
130,000円/クイーン
150,000円/キング
コイル数1,173個/シングル
1,479個/セミダブル
1,734個/ダブル
1,989個/クイーン
2,397個/キング
送料無料
(沖縄県本島を除く)
返品(※)返品・全額返金可能
(商品到着後14日以降120日以内)
保証期間10年間

(※)最低14日間の試用が必要です

一般的に、マットレスは2週間ほど使用しないと体に合うかわからないとされているうえに、重い掛布団と相性が良いか不安な方も多いでしょう。

そんな方のために、商品到着から14日以降120日以内であれば返品・全額返金を受け付けるフリートライアルを設けています。

万が一、「重い掛布団と合わなかった」という場合でも、フリートライアル期間内であれば返送料もNELLが負担のうえ返品・返金の対応が可能です。

掛布団と合わせて快適な睡眠がとれるマットレスを探している方は、ぜひ一度NELLマットレスを試してみてください。詳細は、以下の公式サイトから確認できます。

まとめ

重い掛布団を使うメリットとして、保湿性が高いことや圧迫感による安心感が得られることが挙げられます。

ただし、重量があることから持ち運びしづらく、洗濯できないものが多い点などには注意が必要です。

掛布団の重さは、基本的に自分の好みに応じて選んで問題ありませんが、「快適に寝返りが打てて質の高い睡眠をとれるか」という点も重さと同様に重視しましょう。

また、重い掛布団で快適に眠りたいのであれば、重量によって寝返りが妨げられないようにスムーズに寝返りが打てるマットレスを選ぶことも大切です。

重い掛布団と一緒に使用するマットレスとして、寝返りの打ちやすさにこだわって開発を行っているNELLマットレスをぜひ試してみてはいかがでしょうか。

120日間のフリートライアル期間を活用しながら、実際にNELLマットレスの寝心地を試したい方は、以下の公式サイトをご覧ください。

この記事の監修者
山下あきこ
山下あきこ株式会社マインドフルヘルス 代表取締役
医学博士、内科医、神経内科専門医、抗加齢医学専門医。 1974年佐賀県生まれ。1999年川崎医科大学卒業、2001年~福岡大学病院脳神経内科勤務、2005年~フロリダ州メイヨークリニックジャクソンビル神経内科留学、2007年~佐賀県如水会今村病院神経内科医長などを経て、病気を治すより、人々が健康づくりを楽しむ社会を目指し、2016年に株式会社マインドフルヘルスを設立。アンチエイジング医学、脳科学、マインドフルネス、コーチングを取り入れたセミナー、企業研修、個人健康コンサルティング等を行っている。自分自身の習慣作りと人に伝える活動ができるマインドフル・ライフコーチの講座が好評。「ZIP!」「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)など、メディア出演も多い。著書:「やせる呼吸」(二見書房 (2018/6/26))、「こうすれば、夜中に目覚めずぐっすり眠れる:医師が教える、薬に頼らない3つの方法」(共栄書房 (2022/7/11))、「賢い食べ方」(あさ出版(2022/10/14))

※医師が特定の商品を推奨しているわけではありません

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