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2024.03.15 更新

【医師監修】毛布はクリーニングに出すべき?洗う頻度や料金の相場など徹底解説!

【医師監修】毛布はクリーニングに出すべき?洗う頻度や料金の相場など徹底解説!

久しぶりに使う毛布や、ワンシーズン使った毛布など、毛布をクリーニングに出したいタイミングは一年のうちに何度かあると思います。

しかし、毛布は大きくてかさばるアイテムなので、クリーニングにどうやって出せば良いのかわからず悩む方も多いでしょう。

この記事では、毛布をクリーニングに出す方法やメリット、注意点のほか、クリーニング以外で毛布を洗う方法について解説します。

毛布をクリーニングに出そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

  1. 毛布をクリーニングに出すメリット
  2. 毛布をクリーニングに出す方法は「持参」と「宅配」の2種類
  3. 毛布をクリーニングに出す頻度・料金・かかる日数
  4. 毛布クリーニングに出す頻度は1年に2回ほど
  5. 毛布クリーニングの料金は1,000円~2,000円ほど
  6. 毛布クリーニングにかかる日数は2週間前後
  7. 毛布をクリーニングに出す時の注意点
  8. 毛布によっては対応を断られる可能性がある
  9. 料金が高くなる
  10. 仕上がりまでに日数がかかる
  11. 素材によってはオプション料金がかかる
  12. クリーニング以外の毛布を洗う方法とメリット
  13. コインランドリー
  14. 自宅の洗濯機
  15. 自宅で手洗い
  16. まとめ

毛布をクリーニングに出すメリット

毛布をクリーニングに出すことで、自宅では洗濯しきれない蓄積された頑固な汚れもきれいにできます。

自宅で毛布をクリーニングしようとすると、かなりの時間を要するうえに面倒に感じることもあるかもしれません。その点、クリーニングに出せば手間がかからず楽にきれいにできるところが魅力です。

毛布を集荷してくれるクリーニング店や宅配クリーニングであれば、店舗まで自ら運ぶ必要もありません。

また、クリーニング店によってはメニューのオプションが豊富に用意されています。ダニ駆除などができるところもあるため、より清潔な状態を保ちやすいでしょう。

神林由香

神林由香

Men’s Clara Clinic院長

毛布を洗わないことで、ダニや花粉などにより、虫刺症(虫刺され)やアレルギー症状(喘息など)をきたす可能性があります。

虫刺症が生じると、かゆくて眠れないなどの原因になります。また、喘息があれば咳き込んでしまって睡眠の妨げになります。

毛布をクリーニングに出す方法は「持参」と「宅配」の2種類

毛布をクリーニングに出す方法には、クリーニング店に持参する方法宅配クリーニングを使う方法の2種類があります。

クリーニング店に持参する方法の場合、毛布を自分で店舗まで持っていく必要があるため、毛布の枚数や重さによっては、車がないと利用が難しいかもしれません。しかし、予定のついでなど、自分の好きなタイミングでクリーニングに出せるところはメリットだといえるでしょう。

一方、宅配クリーニングの場合は、店側が集配の手配をしてくれるため、自分で毛布を運ぶ手間がかからない点がメリットです。店によっては、2階への持ち運びを手伝ってくれる場合もあります。

車を持っており、自分のタイミングで店舗に出向きたい方はクリーニング店に持参、車がなく毛布を運ぶ手間を減らしたい方は宅配クリーニングを使うと良いでしょう。

毛布をクリーニングに出す頻度・料金・かかる日数

毛布は大きくて重量もあるアイテムなので、クリーニング料金が高いイメージや、戻ってくるまでの日数が長いイメージを持っている方は多いかもしれません。

そんな疑問を解消するために、毛布をクリーニングに出す場合の頻度・料金相場・日数について解説します。

  • 毛布をクリーニングに出す頻度は1年に2回ほど
  • 毛布クリーニングの料金は1,000円~2,000円ほど
  • 毛布クリーニングにかかる日数は2週間前後

以下で詳細を解説するので、毛布をクリーニングに出そうと考えている方はぜひ参考にしてください。

毛布クリーニングに出す頻度は1年に2回ほど

毛布をクリーニングに出す頻度は、1年に2回ほどが理想的といえます。

また、タイミングとしては、以下の2回がおすすめです。

  • 毛布のシーズンが始まり使い始める前
  • ワンシーズン使い終わったあと

毛布を使わないシーズン中は、押し入れや収納に毛布をしまっているかと思いますが、その間にほこりやダニが付着してしまう可能性があります。そのため、毛布を使い始めるシーズンが近づいてきたら、使用する前に一度丸洗いしておくことが望ましいです。

一方、ワンシーズンたくさん使ったあとも、一度きれいにしてから収納したほうが衛生的なので、押し入れにしまう前にクリーニングに出したほうが良いといえるでしょう。

1年に2回出すことが難しい場合は、自分の生活や使用頻度に合わせて、最低でも1年に1回はクリーニングに出すことをおすすめします。

毛布クリーニングの料金は1,000円~2,000円ほど

毛布クリーニングの料金設定は店舗により異なりますが、毛布の種類が「1重か2重か」と「シングルサイズかダブルサイズか」によって設定されている場合が多いです。

1重・2重の毛布について、サイズ別に表金相場をまとめました。なお、毛布の1重と2重は毛布の生地が1枚か、2枚掛け合わせて出来ているかのことです。

毛布の種類シングルサイズダブルサイズ
1重1,000円〜1,500円1,500円〜2,000円
2重1,500円〜2,000円2,000円〜2,500円

上表は、毛布の種類の違いによる料金の目安です。同じクリーニングのチェーン店であっても、出店している地域によって料金設定が異なる場合があるため、料金は参考程度に留めておきましょう。

毛布クリーニングにかかる日数は2週間前後

多くのクリーニング店の場合、仕上がりまでの日数は10日~2週間程度かかります。

ただし、毛布を使い始める前の時期には予約が多くなり、さらに日数がかかる可能性もあるため注意が必要です。

寒くなってからクリーニングに出すと、予想以上に返却が遅くなり、寒い中しばらく過ごすことになってしまうかもしれないので、余裕を持ってクリーニングに出すようにしましょう。

使い始める前のタイミングだけでなく、毛布をしまい始める方が多い時期も、混雑しやすいことを覚えておいてください。

また、毛布が不要な期間の保管サービスを提供している場合もあります。保管サービスの詳細はクリーニング店によって異なるため、利用したい店舗にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

毛布をクリーニングに出す時の注意点

毛布クリーニングには下記のような注意点もあるため、利用の前に確認しておきましょう。

  • 毛布によっては対応を断られる可能性がある
  • 料金が高くなる
  • 仕上がりまでに日数がかかる
  • 素材によってはオプション料金がかかる

毛布によっては対応を断られる可能性がある

素材や汚れの度合いによっては、業者に対応を断られてしまう可能性があるので注意が必要です。事前に電話などで問い合わせておくと安心できるでしょう。

料金が高くなる

コインランドリーと比較すると、どうしても料金が高くなってしまう点にも注意が必要です。そのため、普段のお手入れは自宅、年に一度はクリーニングに出すなどの使い分けをすることをおすすめします。

ただし、複数の毛布クリーニングをまとめて依頼すれば割引が適用される場合もあるため、確認してみると良いでしょう。

仕上がりまでに日数がかかる

コインランドリーや自宅での洗濯なら当日~翌日には完了しますが、クリーニングの場合は依頼から仕上がりまでに2週間程度の期間が必要になります。

特に自宅に替えの毛布がない場合は注意が必要ですが、暖かい季節にクリーニングに出すなどの工夫をすることで解決できるでしょう。

素材によってはオプション料金がかかる

毛布に使われている素材によっては、別途オプション料金がかかる場合もあるので注意してください。例えば、素材に「シルク」や「真綿」を使用した毛布は、一般的な毛布に比べてクリーニングに時間がかかるため、オプション料金が発生する可能性があります。

また、電気毛布をクリーニングに出す場合もオプション料金がかかるケースがあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

クリーニング以外の毛布を洗う方法とメリット

クリーニング以外の毛布を洗う方法

毛布をクリーニングに出したいと考えていたものの、料金や日数が都合と合わず利用を見送る場合もあると思います。そんな時には、以下のようなほかの方法で毛布の洗濯にチャレンジしてみても良いでしょう。

毛布を洗う方法メリット
コインランドリー好きなタイミングで洗いに行ける
自宅の洗濯機コストを抑えられる
自宅で手洗いデリケートな素材もやさしく洗える

それぞれの洗い方や特徴、メリットを解説します。

コインランドリー

コインランドリーは、好きなタイミングで洗いに行けるため、買い物のついでなど自分のタイミングで洗濯を終わらせたい時に便利でしょう。 

洗濯機や乾燥機がすべて使用中の場合もありますが、インターネットで稼働状況を確認できる店舗もあるため、自宅を出る前に確認しておけば二度手間になるケースを避けられます。

また、コインランドリーによっては大きな毛布も洗える洗濯機を設置しているところもあり、複数枚の毛布を一度に洗いたい場合にもおすすめです。大切な毛布を傷つけないために、毛布を入れて洗濯するための「洗濯ネット」を持参しましょう。

コインランドリーで毛布を洗う場合は、毛布の重さや使用する洗濯機によって異なりますが、 料金相場は 1,000円前後、洗濯から乾燥まで行う場合の所要時間は30分〜40分程度が目安です。

コインランドリーの具体的な利用方法については、下記の記事を参考にしてください。

羽毛布団 コインランドリー
羽毛布団はコインランドリーで洗濯できる?洗濯する際の手順や注意点などを解説

自宅の洗濯機

自宅の洗濯機で洗う方法の場合、クリーニングに比べて手間や時間はかかってしまいます。しかし、ワンシーズンに何枚も毛布をクリーニングに出すよりコストを抑えられるため、洗う枚数が多い方には特にうれしいポイントだといえます。

 毛布についている洗濯表示に「洗濯禁止マーク」がない場合は、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使って洗いましょう。

洗濯禁止マークは、×印がついた洗濯桶のマークが目印です。

洗濯処理はできない

参考:消費者庁「洗濯表示

毛布に汚れがついている場合は、洗う前にブラシで落としたり叩いたりしておくと、よりきれいに仕上がります。毛布専用のコースが洗濯機についている場合はそちらを使いますが、なければドライコースや手洗いコースを使ってください。

また、乾かす時は、2本のもの干し竿を使ってM字型にかけると、風通しがよくなるため効率的に乾かせます。

自宅で毛布を洗う場合の料金相場は、洗剤1回分と電気・水道代を含めて100円もかからないくらいでしょう。なお、季節や天気で洗濯物が乾きづらい場合は、完全に乾くまでに1〜2日かかることもあるため注意してください。

自分が使っている毛布が洗濯できるのか確認する方法や、洗濯機を使って毛布を洗う方法についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

毛布 洗濯
【医師監修】毛布を自宅で洗濯する方法とは?パターン別の洗い方と干し方を紹介

自宅で手洗い

洗濯機に毛布が入りきらない場合は、やや手間はかかりますが手洗いする方法もおすすめです。手洗いなら、洗濯機で洗えないデリケートな素材もやさしく洗うことができます。

洗濯機の容量が小さいご家庭や、洗濯機には入らないサイズの毛布を洗う場合にも、手洗いする方法は有効です。

洗濯表示にこちらのマークがついている毛布は、自宅で手洗いできます。

消費者庁「洗濯表示」-2

参考:消費者庁「洗濯表示

手洗いをする場合は、以下の順番でおこないます。

  1. 浴槽に30〜40度程度のお湯を張り、毛布と洗剤を入れる
  2. 上下をひっくり返しながら、隅々まで足踏みして洗う
  3. 水が濁らなくなるまで繰り返し、洗剤を洗い流してすすぎをする

洗濯機でほかの洗濯物を洗いながら、同時に浴槽で毛布を手洗いすれば、洗濯機を何度も回す必要がなく時短にもなるでしょう。

なお、手洗いした後の毛布に洗剤が残っていると、カビや臭いの原因となるため注意しなくてはなりません。

ほかの方法と比べると労力がかかるため、洗えない素材の毛布を洗いたい時や、洗濯機の容量に毛布が入らない時の選択肢の一つとして考えると良いでしょう。

神林由香

神林由香

Men’s Clara Clinic院長

カビもアレルギーの原因になりますので、喘息や、鼻炎、副鼻腔炎をきたす可能性があり、その場合も睡眠を妨げます。

まとめ

毛布をクリーニングに出せば、蓄積された汚れやダニなどもきれいにできます。可能であれば年に2回ほどクリーニングに出して、清潔さを保ちながら毛布を使いましょう。

クリーニング料金を調べる際には、「1重か2重か」「シングルサイズかダブルサイズか」という毛布の種類を確認しておいてください。それに加えて、素材によるオプション料金の有無も事前にチェックしておきましょう。早めに手元に戻ってきてほしいなら、閑散期にクリーニングに出すといった工夫も大切です。

また、毛布をクリーニングに出すことが難しい場合には、コインランドリーを使ったり自宅の洗濯機で洗ったりするなど、ほかの方法を試すのも一つの選択肢です。

自分の家庭の状況やライフスタイルに応じて、重視すべきポイントを決めたうえで、納得できる毛布の洗濯方法を選びましょう。

この記事の監修者
神林由香
神林由香Men’s Clara Clinic院長
日本皮膚科学会正会員。日本美容皮膚科学会会員。日本先進医療医師会会員。日本抗加齢学会正会員。メンズヘルス医学会会員。 美容外科専門医(JSAS)。東京大学理科2類中退後、2011年香川大学医学部卒。東京女子医科大学病院初期研修、東京女子医科大学病皮膚科入局、2016年大手美容外科都内分院スキンクリニック院長などを経て現職。
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