寝室は、肉体的・精神的な疲れを癒やすのに大切な睡眠をとるための空間です。そのため、寝室選びは重要になりますが、家によっては和室と洋室があるので、どちらを寝室にして良いのか悩んでしまう方もいるでしょう。
和室と洋室、どちらにもメリット・デメリットがあるので、寝室を決める際は、それぞれのメリット・デメリットを比較して選ぶことが重要です。
この記事では、和室と洋室を寝室にするメリット・デメリットを紹介しています。また、和室を寝室にする時におすすめのベッドやベッドを設置する際の注意点も解説します。
和室と洋室で寝室を決めかねている方は、ぜひ参考にしてください。
寝室は和室と洋室どっちがおすすめ?
家の間取りにもよりますが、部屋には和室と洋室の2種類があり、どちらも寝室として利用できます。
和室と寝室のそれぞれにメリットとデメリットがあるので、寝室を決める際は、それぞれの特徴を比較して、自身に合った寝室を選ぶことが大切です。
和室を寝室にするメリット・デメリット
以下では和室を寝室にするメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 畳の香りでリラックスできる
- 敷布団とベッドの両方を使える
- 敷布団を収納すればお昼は寝室以外の用途に使える
- 畳が部屋の湿度を調整してくれる
和室を寝室にする最大のメリットは、畳の特徴を活かした睡眠環境で寝られる点です。
畳に使われている「イグサ」は、香りにリラックス効果があるほか、温度調節・空気の浄化作用・消臭効果もあるといわれています。快適な睡眠をとれる環境が整っているため、質の高い睡眠が期待できるでしょう。
また、和室を寝室にする場合は、一般的に布団を敷いて寝ることが多くなりますが、敷布団を収納すれば部屋が広くなり、寝室以外の用途としても利用できます。
なお、和室は布団を敷くイメージが強いですが、ベッドを使うこともできるので、どちらの寝具を使うのか選択できる点もメリットでしょう。
齋藤幹
さいとう内科・循環器クリニック院長
和室を寝室にすることで得られるメリットとして、精神的にはリラックス効果があること、身体的には寝起きの際に足を使うためにリハビリテーションになることが挙げられます。
デメリット
和室を寝室にするデメリットは、畳への負担を考慮すると重たい家具は置きづらく、その分ベッドを含めたインテリアの幅が狭まる点です。
また、和室でベッドを使う場合は、畳を傷つけないように、設置や移動の際に気をつける必要もあります。
齋藤幹
さいとう内科・循環器クリニック院長
膝が悪い場合、または筋力低下の場合、和室を寝室にすると起き上がることが難しくなります。
洋室を寝室にするメリット・デメリット
洋室を寝室にするメリットとデメリットは以下のとおりです。
メリット
- 掃除がしやすい
- ベッドを置いても床が凹む心配がない
- 重量のある家具を気軽に置ける
洋室はフローリングなので、重たいものを置いても凹む心配がなく、掃除もしやすいというメリットがあります。
また、重量のある家具を気軽に配置できるため、ベッドやインテリアの幅が広がり、床が傷つく心配も少ないので、模様替えもしやすいでしょう。
デメリット
フローリングは、冷えやすい傾向があるため、マットやカーペットを敷くなどして足下対策が必要になる点が、洋室を寝室にするデメリットです。
また、床に直接敷布団を敷く場合は、フローリングの硬さが気になるため、眠れない可能性もあるでしょう。
和室を寝室として使う場合におすすめのベッド
先述しているように、和室でもベッドを使うことが可能ですが、せっかく和室を寝室にするのであれば、和室の雰囲気にマッチしたベッドを選択するのがおすすめです。
和室にあったおすすめのベッドとしては、以下のようなものがあります。
- フロアベッド
- 畳ベッド
- 木製のベッド
それぞれについて詳しく説明します。
フロアベッド
フロアベッドは、脚が付いておらず、フレームで囲った床板にマットレスを載せるタイプのベッドです。和室の場合は、高さのあるベッドを置くとベッドの圧迫感で違和感が生まれてしまいます。
フロアベッドのように背の低いタイプのベッドであれば、布団を敷いているように見えるため、和室の雰囲気を損ねることなく使えますし、部屋も広く見せられるでしょう。
畳ベッド
畳ベッドは、床板に畳が使われているタイプのベッドです。和室に置いても違和感がないため、雰囲気を損なわずに使用できます。畳ならではの硬めな寝心地を得られるので、畳の上で眠るのが好きな方におすすめです。
ただし、畳ベッドは、マットレスを置いたままにすると湿気がこもり、畳み部分にカビが発生する原因になるため、布団の利用がおすすめです。
どうしても畳ベッドでマットレスを使いたい場合は、ベッドのサイズに適した除湿シートを活用するなどして、湿気がこもらないようにしてください。
木製のベッド
ベッドフレームにはさまざまな素材が使われていますが、壁に木材が使われている和室には、木製のベッドがマッチします。
パイプ素材のベッドは軽量で安価なものが多いため、利便性は高いですが、和室に置くと違和感が生まれてしまいます。木特有の温もりも感じられるでしょう。
和室にベッドを置く際の注意点
和室でもベッドを使うことはできますが、和室にベッドを置く際は以下のような注意点があるので、覚えておきましょう。
- 畳を傷めないようにベッドの下にマットを敷く
- ベッドを引きずって移動させない
- カビ対策をする
畳を傷めないようにベッドの下にマットを敷く
ベッドは重量があるため、和室に置くと重みによって畳が傷んでしまう可能性があります。そのため、和室でベッドを使う時は、ベッドの下にマットを敷いて負担を軽減させるようにしましょう。
また、マットを敷くと、マットと畳の間に湿気がこもってしまい、カビが発生したり、ダニが繁殖したりする原因になる可能性があるので、防カビ・防ダニ加工された製品を使うのがおすすめです。
ベッドを引きずって移動させない
ベッドを配置・移動する際は、引きずらないように注意しましょう。ベッドを和室で引きずってしまうと、摩擦で畳に跡がついてしまう可能性があります。
1人で引きずらずに移動するのが難しい場合は、無理をせずに家族などの手を借りて、複数人でベッドを持ち上げて移動するようにしてください。
なお、どうしても1人で移動させなくてはいけない場合は、毛布や保護マットなどの厚手のものを下に敷くなどして、畳に対するダメージを軽減させる工夫をしましょう。
カビ対策をする
和室に敷いてある畳は、部屋の湿度を調整してくれる効果があるといわれていますが、湿度が高すぎる場合は、湿気を吸った畳が原因となり、ベッドにカビが生えてしまう可能性があるので注意が必要です。
また、マットレスは寝汗が原因で、湿気がこもってしまう傾向があるため、和室でマットレスを使う際は、通気性の良いものを選ぶようにしましょう。
齋藤幹
さいとう内科・循環器クリニック院長
カビを吸うことによって、喘息や過敏性肺臓炎など肺の病気を起こすことがあります。アトピー性皮膚炎などの皮膚症状を起こすこともあるため、カビ対策は重要です。
和室でベッドを使うならNELLマットレスがおすすめ
和室でベッドを使うなら、NELLマットレスがおすすめです。NELLマットレスは、内蔵されたコイル一つひとつが不織布に包まれており、それぞれが独立している「ポケットコイルマットレス」です。
カビの原因になりやすい、厚いウレタンは使用せず、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13層構造となっているため、高い通気性を維持しやすくなっています。
また、防ダニ・抗菌・防臭機能を兼ね備えた「MIGHTYTOP®Ⅱ」という高性能な綿生地を使用しているため、清潔なマットレスを長く利用できます。
寝心地にもこだわっており、体重がかかりやすい腰部分が硬く、それ以外は柔らかめの「センターハード構造」を採用しているため、スムーズに寝返りを打て、起きた時の体の違和感も軽減されるでしょう。
実際にNELLマットレスを使用している方からも、通気性や寝心地の良さに関して、以下のようなレビューを多数いただいています。

こまったん 様(青色)★5
「快適」
いつも腰が下がってしんどかったのですが Nellマットレスにかえてから 快適に寝れて心地いい毎日です。

よっしー 様(濃い青)★5
「腰の痛みがなくなった」
腰痛持ちの夫のために購入。 腰の痛みが軽減され、熟睡できるようになりました。 今後、子供達や自分用にも追加購入検討しています。

でんでん 様(濃い青)★5
「コイルスプリングが良い」
今まで腰痛に優しいウレタンマットレスでしたがコイルスプリングも試したく購入。コイル独特の浮いてる感や寝返りのし易さが良いです。また通気性も良さげなので梅雨や夏に向けて期待してます。
120日間のトライアル期間と10年の耐久補償があるため、安心して購入できます。マットレスの購入・買い替えを考えている方は、ぜひNELLマットレスを検討してみてください。
まとめ
和室を寝室にすれば、畳みが持つリラックス効果と、温度調節・空気の浄化作用などの特徴により、質の高い睡眠が期待できます。和室は布団を敷くイメージが強いですが、ベッドも利用できるので、好みに合わせて寝具を選択してみてください。
ただし、ベッドを使う際は、畳を傷つけないように注意が必要なほか、カビ対策やダニ対策としてマットレスの通気性が重要になります。
NELLマットレスは、高い通気性を維持しやすいポケットコイルマットレスです。センターハード構造により、寝返りも打ちやすく、質の高い睡眠が期待できるマットレスになっているので、この機会ぜひNELLマットレスをご検討ください。
※医師が特定の商品を推奨しているわけではありません