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2022.10.04 更新

お風呂で寝るのは危険なのでやめよう!眠くなる理由や対策方法を解説

お風呂で寝るのは危険なのでやめよう!眠くなる理由や対策方法を解説

入浴は体を清潔に保つだけでなく、心身をリラックスさせる効果があります。お湯に浸かって体の緊張がほぐれ、そのまま眠くなることもあるでしょう。

しかし、そのままお風呂のなかで寝てしまうと溺れてしまう可能性があるため、入浴中の眠気には注意してください。この記事ではお風呂に入ると眠くなる理由、お風呂で寝た際に起こり得る主な症状を紹介します。

  1. お風呂で寝るのは非常に危険な行為
  2. お風呂で寝てしまう原因
  3. お風呂で寝た際に起こり得る症状
  4. のぼせてしまう
  5. 脱水症状
  6. 溺水
  7. お風呂で寝ないための対策方法
  8. 入浴時間やお湯の温度に気をつける
  9. 入浴をシャワーで済ませる
  10. 飲酒をした後に入浴をしない
  11. 質の高い睡眠をとるための入浴方法
  12. まとめ

お風呂で寝るのは非常に危険な行為

お風呂に浸かって体がポカポカすると、リラックスして眠気が訪れることがあります。しかし、お湯に浸かったまま眠ってしまうと溺れてしまう可能性があるので、入浴中は眠らないように気をつけてください。最悪の場合は、そのまま溺死する可能性もあります。

お風呂で寝てしまう原因

入浴中に寝てしまう原因は、心拍数が低下して血管が拡張し、脳に十分な血液が届かないためだと考えられています。

人は温かいお湯に浸かると体温が上昇するため、平熱を維持するために熱を逃がそうと血管が拡張するといわれています。

しかし、血管が拡張すると血圧が低下し、脳に必要な酸素を運ぶための血液量が足りなくなります。

血液量が足りないと脳が酸欠状態となり、ウトウトした感覚に陥る場合があります。酸欠で意識が遠のいている状態が続くと、そのまま失神する可能性があると考えられています。

つまり、お風呂で眠っている状態は、言い換えるとお風呂で失神している状態を指しています。

お風呂で寝た際に起こり得る症状

お風呂に浸かったまま寝てしまうと、下記のように危険な症状が起こる可能性があるので注意しましょう。

<お風呂で寝た際に起こり得る症状>
  • のぼせてしまう
  • 脱水症状
  • 溺水

以下では各症状の内容を解説します。

のぼせてしまう

のぼせとは、異常な熱感を体や頭に感じている状態のことです。お風呂のなかで寝てしまい、入浴時間が伸びると血管は拡張します。

この時拡張した血管は入浴後に収縮するのが通常ですが、収縮する働きが弱いと血管が拡張したままとなり、のぼせの症状が発生する場合があります。

なお、のぼせは下記の方法を実践すると対策できるといわれています。のぼせの症状が出やすい方は試してみてください。

<のぼせの対策方法>
  • 入浴中は頭に濡れタオルを乗せる
  • お湯の温度を下げる
  • 入浴時間を短くする

脱水症状

脱水症状とは、体内の水分が足りないことが原因で起こる体の不調を指します。主な症状の例としては「めまい」「ふらつき」「頭痛」「口の渇き」が挙げられますが、重症の場合は意識障害やけいれん、昏睡などの症状に繋がる場合もあるので注意が必要です。

特に入浴中は汗をかきやすく、体の水分が失われやすいです。長時間お風呂のなかで過ごすとそれだけ水分が失われてしまい、脱水症状を引き起こす可能性があります。

不安な方は入浴前後に水分を摂取したうえで、「お湯の温度を下げる」「入浴時間を短くする」などして対策しましょう。

溺水

溺水とは、浸水によって窒息をきたした状態を指します。通常、入浴中に眠ってしまっても、顔が浴槽に沈むと目が覚めて起き上がるでしょう。

しかし、睡眠不足の場合は酸欠による失神状態に加えて強い眠気があるため、浴槽のお湯を吸っても目が覚めない可能性があります。

お湯のなかで目が覚めないとそのまま溺水してしまい、最悪の場合は溺死する可能性も考えられます。そのため、眠気がある状態での入浴は控えましょう。

お風呂で寝ないための対策方法

お風呂で寝てしまうことがある方は、安全に入浴するためにも対策をしておきましょう。お風呂で寝ないための対策方法としては、主に下記の3つが挙げられます。

<お風呂で寝ないための対策方法>
  • 入浴時間やお湯の温度に気をつける
  • 入浴をシャワーで済ませる
  • 飲酒をした後に入浴をしない

各対策方法の詳しい内容を以下で順番に紹介します。

入浴時間やお湯の温度に気をつける

入浴時間とお風呂の温度は、お風呂で失神する可能性と関連性があると考えられています。安全に入浴したい方は、お湯の温度をぬるめに設定し、入浴時間をできるだけ短くしましょう。

なお、安全に入浴できる温度・時間の目安は、お湯の温度が40℃以下、入浴時間は15分以内だといわれています。

入浴をシャワーで済ませる

入浴をシャワーで済ませる

お風呂のなかで寝てしまわないか心配な方は、浴槽にお湯を張って浸かるのではなく、シャワーで済ませると良いでしょう。

ただし、入浴時はお湯を張った浴槽に浸かるほうが、リラックス効果や疲労回復に期待できるといわれています。

そのため、「普段は浴槽に浸かる」「睡眠不足で眠気が強い場合はシャワーで済ませる」というように体の状態に応じて入浴方法を分けると良いでしょう。

飲酒をした後に入浴をしない

お酒を飲むと一時的に血圧が下がるため、飲酒後の入浴は控えましょう。先述したように、入浴中は体温を維持するために血管が拡張するため、お湯に浸かっているだけで血圧が低下します。

また、飲酒後に入浴する場合、お酒の効果が加わって二重に血圧が下がってしまいます。この場合、血圧が大きく下がることで脳に必要な酸素を運べず、酸欠状態になる可能性が高まると考えられます。そのため、飲酒後は眠くなり寝てしまいやすくなります。

安心してお風呂に浸かるためにも、お酒は入浴後に飲むようにしましょう。 また飲酒後に限らず、眠くて寝てしまいそうな不安がある時、体調不良による体力低下時も入浴を避けるようにしましょう。

質の高い睡眠をとるための入浴方法

睡眠不足の方は、睡眠の質を高めるために就寝時間の90分〜120分前に入浴すると良いでしょう。人の体は、深部体温が下がることで眠気が訪れるようになっています。

そのため、就寝時間の90分〜120分前に入浴すると、上昇した深部体温がお風呂上がりに下がり、丁度良いタイミングで眠気が訪れてくれます。

ただし、お風呂の温度が高い場合や入浴時間が長すぎる場合、眠りにくくなる可能性があるので注意してください。睡眠の質を高めるために入浴するのなら、下記の温度・時間を意識して入浴することをおすすめします。

  • 38℃のぬるめのお湯で25分~30分程度
  • 半身浴なら約40℃のお湯で30分程度
  • 42℃の熱めのお湯であれば5分程度

また、お風呂で寝てしまわないか心配な方は、入浴時間を短くするのもおすすめです。

まとめ

お風呂で体が温まるとついウトウトしてしまいますが、そのまま眠ると脱水症状をはじめとした体の不調に繋がる可能性があります。安全に入浴するためにも、入浴中は寝ないように気をつけてください。

お風呂のなかで寝てしまわないか不安な場合は、「お湯の温度をぬるめに設定し、入浴時間を短くする」「シャワーで済ませる」などして対策をしましょう。

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