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2024.11.08

寝具なしで床で寝るのはあり?デメリットやメリット、腰痛に効くのは本当か解説

寝具なしで床で寝るのはあり?デメリットやメリット、腰痛に効くのは本当か解説

就寝時は敷布団やベッドなどの寝具を使って寝る方法が一般的ですが、なかには「硬い寝心地が好き」などの理由から床で寝るタイプの方もいます。寝具を使わない床での就寝を試してみたいものの、健康的な面で問題ないのか気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、寝具なしで床で寝るのはありなのかどうか、床で寝るデメリットやメリットなどを解説します。床で寝たいと考えている方は、ぜひご一読ください。

  1. 床で寝るのは避けて寝具を使うことをおすすめ
  2. 床で寝るデメリット
  3. 寝返りが打ちにくい
  4. 理想的な寝姿勢を保てない
  5. ほこりを吸い込む恐れがある
  6. 冷たい空気で体が冷えやすい
  7. 床で寝るメリットはある?
  8. 床で寝ると腰痛の改善に期待できるのは本当?
  9. 床で寝るのをやめてマットレスを購入するなら、選び方にこだわろう
  10. 理想的なマットレスの硬さ
  11. まとめ

床で寝るのは避けて寝具を使うことをおすすめ

結論からいうと、就寝時は床で寝るのは避けて寝具を使うことをおすすめします。

寝具には体を支えて体圧を分散し、快適な睡眠をサポートする重要な役割があります。快適な睡眠を得るために開発された寝具をあえて使わず、床で寝るメリットは薄いといえるでしょう。

また、硬い床で寝ると体の痛みの原因になる、寒さを感じやすいなどのデメリットもあります。床で寝る場合に生じるさまざまなデメリットを考えると、就寝時は寝具を使ったほうが良いです。

床で寝るデメリット

先述したように、床で寝るとさまざまなデメリットが生じます。主なデメリットとして挙げられるのは次の4つです

  • 寝返りが打ちにくい
  • 理想的な寝姿勢を保てない
  • ほこりを吸い込む恐れがある
  • 冷たい空気で体が冷えやすい

以下で詳しい内容を解説します。

寝返りが打ちにくい

就寝中の体の向きを変える寝返りには、血流を促して体への負担を軽減する大切な役割があります。体にかかる負担が軽減されることで睡眠の質が高まり、疲れもしっかり癒せるでしょう。

しかし、硬い床で寝る場合は寝具で寝る時のような反発力を得られないため、寝返りが打ちにくいです。適度に寝返りを打てないと、体を支える一部分が圧迫され続け、血行不良による心身の不調があらわれる場合があります。

 なお、寝返りが打てない場合に生じる問題については、以下の記事で詳しく解説しています。

寝返り 大人
【医師監修】寝返りしない大人の方は必見!生じる問題や改善方法を紹介

理想的な寝姿勢を保てない

就寝時の理想的な寝姿勢は、立っている時のように背骨がなだらかなS字カーブを描いた状態です。背骨がS字カーブを描いている寝姿勢は体圧が分散されやすく、就寝中の体にかかる負担が軽減されます。

しかし、床のように硬い場所で寝ると、体を支える面と背中との間に隙間が空き、自然な背骨のS字カーブを維持できません。寝姿勢が崩れると体に負担がかかり、腰痛や肩こり、起床時のだるさなど、心身の不調を引き起こす可能性があります。

ほこりを吸い込む恐れがある

家の中でも床は特にほこりが溜まりやすい場所です。そのため、床に直接寝る場合は、床に溜まったほこりを吸い込むリスクがある点にも注意しなければいけません。

人が自宅で活動している時間帯は部屋の空気が動いているため、ほこりは空気中に浮遊しています。しかし、ほこりはずっと空気中に浮遊しているわけではなく、人の出入りがない時や就寝時などの空気の動きが少ないタイミングで床に落ちてきます。床で寝ている間は空気の動きが少ないため、ほこりを吸い込むリスクがより高くなるでしょう。

 ほこりを吸い込むと、細気管支や肺にアレルギー性の炎症を起こす可能性もあります。ほこりが原因で生じる炎症を未然に防ぐためにも、就寝時は寝具を使って寝ることをおすすめします。

冷たい空気で体が冷えやすい

ヒンヤリとした冷たい空気は、暖かい空気に比べて重い・密度が高いという特徴を持っており、下のほうに下がっていく性質があります。

冷たい空気が下に溜まると床も冷たくなります。床に直接寝る場合は床の冷たさが体に伝わり、体の冷えに繋がるため注意が必要です。就寝中の体の冷えは、発熱や頭痛、腹痛など心身の不調の原因となります。

床で寝るメリットはある?

床で寝ると数々のデメリットが生じますが、その一方で「部屋が広く使える」というメリットもあります。

寝具を使って寝る場合、当然ながら寝室に寝具を設置しなければいけません。ベッドのように大きな寝具を設置する場合は、部屋のスペースが圧迫されることもあるでしょう。一方、床で寝るのなら寝室に寝具を置く必要がないため、部屋の空間をより広く使えます。

しかし、床で寝るメリットに対してデメリットのほうが多いため、特別なこだわりがない限りは寝具を使うことをおすすめします。

床で寝ると腰痛の改善に期待できるのは本当?

床で寝ると腰痛の改善に期待できるのは本当?

インターネット上には、腰痛の改善方法として床で寝る行為をおすすめする声もあります。しかし、一般的に床で寝る行為が腰痛の改善に繋がる可能性は低いといえます。

先述したように、床で寝る場合は寝返りが打ちにくく、体への負担が大きくなることで血行不良を引き起こす可能性があります。血行不良は腰痛の改善には繋がらず、むしろ腰痛を悪化させる原因になるため注意が必要です。 腰痛を改善したい方は、医師に相談したうえで使っている寝具を見直しましょう。

代表的な寝具の選択肢としてマットレスが挙げられますが、腰痛が気になる方がマットレスを使用する場合、体が沈み込まない硬めのマットレスを使うと良いとされています。

なお、以下の記事では、腰痛対策のための寝具の選び方を詳しく解説しています。腰痛に悩んでいる方はあわせてご覧ください。

腰痛 マットレス 硬さ
腰痛対策にはどの硬さのマットレスがおすすめ?選び方のポイントをわかりやすく解説

床で寝るのをやめてマットレスを購入するなら、選び方にこだわろう

「部屋を広く使いたい」「床の硬さが好き」などの理由で床で寝ていたものの、今後は寝具を使って寝ようと考えているのであれば、マットレス選びにこだわると良いでしょう。マットレスは製品によって硬さが違い、好みの硬さの寝具を選ぶことでより快適に眠れる可能性があります。

例えば、床のように硬めの寝心地が好きな場合、マットレスも硬いものを中心に選ぶ方が多いかもしれません。しかし、とにかく硬いものを選ぶのではなく、自分の体に適した硬さのマットレスを選ぶことが重要です。

自分に合った硬さのあるマットレスを選ぶことでスムーズに寝返りが打てるようになるほか、理想的な寝姿勢も維持しやすくなります。

理想的なマットレスの硬さ

マットレスの硬さは、「適度な弾力性がある」「程良い柔らかさがある」の2点を満たしているものが理想的です。これらの条件を満たしたマットレスは寝返りが打ちやすいうえ、体圧もバランス良く分散できます。

また、マットレスの硬さの選択肢は、「硬い」「柔らかい」の2つに大別されるイメージがあるかもしれません。しかし、なかには腰から背中部分を硬めに、それ以外を柔らかめに設計した「センターハード構造」を採用した商品もあります。

 センターハード構造のマットレスなら腰の部分をしっかりと支えられ、寝返りも打ちやすいです。そのため、腰痛対策には特におすすめだとされています。

NELLマットレスは「センターハード構造」を採用しており、沈み込みを防ぎつつ、スムーズな寝返りが打てるようにサポートしています。

また、一般的なマットレスの約2倍の数のコイルが用いられており、体圧分散性が高く、寝心地が良い点も特徴です。マットレスにこだわりたい方はぜひ一度NELLマットレスを試してはいかがでしょうか。

まとめ

寝具を使わずに床で直接寝ると、「寝返りが打ちにくい」「理想的な寝姿勢を保てない」「ほこりを吸い込む可能性がある」などさまざまなデメリットが生じます。

これらのデメリットを避けて快適に眠るためにも、「引越し後すぐで寝具を持っていない」などのやむを得ない状況でない限りは、寝具を使って寝ることをおすすめします。

また、硬めな寝心地がお好みの場合はマットレス選びにこだわるのも良いでしょう。快適な寝心地のマットレスを探している方は、寝返りのしやすさにこだわったNELLマットレスを試してはいかがでしょうか。

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