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2024.09.25

常夜灯の電気代はどのくらい?計算方法や節約術を解説

常夜灯の電気代はどのくらい?計算方法や節約術を解説

常夜灯をつけて眠る方の中には、「どのくらいの電気代がかかるのか気になる」「節約方法があれば知りたい」と感じている方もいるのではないでしょうか。

また、電気をつけっぱなしにして寝ることで、電気代のほかにデメリットがあるのか知りたい方もいるでしょう。

この記事では、常夜灯の電気代がどのくらいかかるのかを解説するほか、電気代の計算方法や節約術も紹介するので、ぜひご一読ください。

  1. 常夜灯をつけて寝た時の1ヶ月間、1年間の電気代
  2. 照明の電気代を節約する方法は?
  3. 節約方法① LEDに交換する
  4. 節約方法② タイマーや調光の機能を活用する
  5. 節約方法③ 照明を点灯させる時間を短縮する
  6. 節約方法④ 定期的に掃除をして明るさを取り戻す
  7. まとめ

常夜灯をつけて寝た時の1ヶ月間、1年間の電気代

常夜灯をつけたまま寝た場合の電気代は、照明器具のW(ワット)数や照明をつけている時間、電力料金によって異なります。 例として、白熱電球の豆電球を常夜灯として使用している場合で電気代を考えてみましょう。

白熱電球の豆電球のワット数は、一般的に約5Wとされています。また、全国家庭電気製品公正取引協議会が基準としている電力料金の目安単価は「31円/kWh」(2024年8月時点)です。

電気代は、以下の計算式を使って算出します。

  • 電気代=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)

日本人の平均睡眠時間は7時間22分とされているため、わかりやすく7時間の間豆電球(白熱電球)を使用したと仮定すると、電気代は以下のとおり算出されます。

1日の電気代約1.085円
1ヶ月(30日)の電気代
約32.55円
1年間(365日)の電気代
約396.025円

豆電球(白熱電球)を夜間つけっぱなしした際の電気代を高く感じるかは家庭の感覚によっても異なりますが、ひとつの指針としてほかの寝室家電を1日7時間使用し続けた場合の電気代と比較してみました。

寝室家電の種類
1日の電気代1ヶ月(30日)の電気代
1年間(365日)の電気代
豆電球(白熱電球)約1.085円約32.55円約396.025円
電気毛布
約16.275円
約488.25円
約5,940.375円
エアコン(6~10畳での使用想定)約108.5円約3,255円
約39,602.5円

上記を踏まえると、豆電球(白熱電球)を寝ている間つけっぱなしにする電気代はあまり大きな金額ではないと言えるでしょう。

電気代を節約する際は、大きく消費している部分から改善したほうが節約効果も大きくなります。そのため、さまざまな節電対策したうえで、さらに対策したい場合に常夜灯の節電を検討すると良いでしょう。

ただし、常夜灯の種類によっては電気代が高くなる場合もあるためご注意ください。ご自身が使用している照明のワット数から概算し、電気代が高いと感じる場合は、以降で紹介する電気代の節約方法の実践をぜひ取り入れてはいかがでしょうか。

照明の電気代を節約する方法は?

照明の電気代を節約する方法は?

常夜灯を含む照明を使う際に、少しでも電気代を抑えたい方が多いと思います。照明の電気代を節約するには以下の方法があるため、自分にとって最適な方法を試しましょう。

  • LEDに交換する
  • タイマーや調光の機能を活用する
  • 照明を点灯させる時間を短縮する
  • 定期的に掃除をして明るさを取り戻す

それぞれの節約方法を解説します。

節約方法① LEDに交換する

電球型LEDランプは、一般的な白熱電球に比べて電力を約85%削減できるといわれており、電球をLEDに交換することで電気代を大幅に節約できます。

また、LEDは白熱電球より寿命も長いです。白熱電球(100V)の寿命は約1,000時間といわれる一方、LEDは約40,000時間(白熱電球の40倍)といわれています。

LEDは白熱電球と比べて購入費用が高いですが、寿命が長く電力を削減できる特徴から、結果的に買い替えのコストを節約でき、長い目で見るとLEDのほうがお得になります。

なお、白熱電球を選ぶ際にはW数で明るさを判断することが多いですが、LEDでは明るさの単位として「lm(ルーメン)」が使用されるケースが多いです。

LEDに交換する時は、白熱電球と同程度の明るさになるように交換することをおすすめします。例えば、白熱電球のうち「一般照明用電球」からLEDに交換する際の目安は、以下のとおりです。

W数20
4060100
lm170
4858101520

(※)一般社団法人 日本照明工業会「電球形LEDランプ性能表示等のガイドライン」より抜粋して記載

白熱電球のなかでも「小形電球」や「ボール電球」の交換をする際は上記の目安と異なるため、事前に相当の値を確認しましょう。

節約方法② タイマーや調光の機能を活用する

照明にはタイマーつきの製品が多数あります。タイマーつきの照明に交換すれば、真っ暗な環境が苦手な方でも就寝直後は光があり、寝ついた後に消灯できるため、電気のつけっ放しを防止できます。

ただし、電気をつけっぱなしで寝ると、睡眠の質に影響する可能性がある点には注意しましょう。詳細は、以下の記事で解説しています。

電気 つけたまま 寝る
【医師監修】電気をつけたまま寝ると睡眠の質は低下する?照明を工夫して就寝環境を整える方法も解説

また、照明には明るさを調節できる調光タイプもあります。明るさを抑えることで消費電力も抑えられるため、電気代の節約に繋がるでしょう。

節約方法③ 照明を点灯させる時間を短縮する

経済産業省 資源エネルギー庁によると、電球形LEDランプ(7.5W)1灯の点灯時間を1日1時間短くした場合、1年間で約85円の節約になるとされています(※)。そのため、電気代を節約するには、こまめに照明を消して点灯させる時間を短縮することが大切です。

外出時は照明の消し忘れに気をつける、使用していない部屋の電気は消すように心がけるなど、無駄な電気を使わないように意識することで電気代の節約に繋がります。

(※)経済産業省 資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約

節約方法④ 定期的に掃除をして明るさを取り戻す

照明にカバーや傘がついている場合は、定期的に掃除し、キレイな状態を保ちましょう。照明の掃除を1年間しなかった場合、明るさが5~15%低下するといわれています。

照明がキレイな状態であれば、全灯ではない状態でも十分な明かりを確保できる可能性があります。しかし、照明が汚れていると照度が低下し、明るさを落とした状態では「暗い」と感じる可能性があるため、常に全灯する必要が出てくるかもしれません。

照明は、明るくするほど多くの電力を消費して電気代がかかるため、照明器具はキレイな状態を保ち、効率的に照らせるようにしましょう。

まとめ

豆電球や間接照明などの常夜灯の電気代は、それほど高くありません。ただし、間接照明は、設置台数が増えるほど電気代も増えることに注意が必要です。

電気代は自分でも計算できるため、常夜灯の電気代が気になる方は計算してみましょう。

なお、電気代の節約方法はいくつかありますが、LEDへの交換は電気代だけでなく、交換の手間や費用も軽減されるためおすすめです。

電気代が気になる方は、記事内で紹介した方法を参考にして、自分でできることから試しましょう。

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