カビは、浴室やトイレなどの水回りだけでなくマットレスに生えることもあります。普段使っているマットレスにカビが生えてしまい、困っている方もいるのではないでしょうか。
カビの胞子は人体に悪影響を及ぼす可能性があるため、マットレスに生えているなら早急に対処が必要です。
この記事では、マットレスにカビが生える原因や除去方法、予防策などを解説します。カビに強いおすすめの寝具も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
- マットレスにカビが生える原因について
- 温度が25℃前後ある
- 湿度が高い
- カビの養分になる汚れやゴミがある
- マットレスのカビをそのままにするのはNG!人体への悪影響も?
- アレルギー性鼻炎
- 夏型過敏性肺炎
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
- マットレスにカビが生えたらどうしたら良い?除去する5つの方法を紹介
- カビ取りスプレーを使う
- 消毒用エタノールでカビ取りをする
- 重曹とエタノールをカビに吹きかける
- マットレスの黒カビには酸素系漂白剤を使う
- マットレスのクリーニング業者にカビの除去を依頼する
- マットレスのカビを予防する方法7つ
- こまめに部屋を換気する
- マットレスに敷ける除湿シートやベッドパッドを活用する
- マットレスをすのこベッドに置いて使う
- シーツ敷きパッドを洗濯してキレイな状態を保つ
- 壁から離れた位置にマットレスを敷く
- マットレスを干して湿気を飛ばす
- マットレスを定期的に裏返す
- カビが生えたマットレスを処分する方法
- カビに強い寝具を探している方はNELLマットレスがおすすめ
- まとめ
- おすすめ記事
マットレスにカビが生える原因について
マットレスにカビが生える主な原因は、寝具が含んだ湿気によるものです。寝汗などによってマットレスに湿気が溜まると、カビが繁殖する場合があります。
カビは水回りに生えやすい微生物だと思われやすいですが、栄養源と温度、水分と酸素がある環境ならどこにでも繁殖する点が特徴です。条件さえ揃えば、マットレスにも生えることがあります。
特に下記の3つの条件が揃う環境では、よりカビが繁殖しやすくなるので注意してください。
- 温度が25℃前後ある
- 湿度が高い
- カビの養分になる汚れやゴミがある
それぞれの条件について、詳しい内容を説明します。
温度が25℃前後ある
一般的に、温度が20〜30℃の環境である場合、カビが繁殖しやすいといわれています。
特に25℃前後の温度ではカビの活動が活発になるため、室温が高くなりやすい春や夏の時期は注意が必要です。
カビの発生を防ぐためにも、室温が高い時は冷房を活用して25℃以下の温度になるよう調整しましょう。
湿度が高い
カビは湿度が高い環境を好み、湿度が70〜95%の環境で最も繁殖しやすくなります。
カビに悩んでいる方は、部屋の窓をこまめに開けたり、寝汗を含んでいるマットレスには乾燥機を使用したりするなど、湿気を追い出す工夫をしましょう。
また、通気性が悪く、湿度が高くなりやすい傾向がある押し入れにマットレスをしまうと、カビが生える場合があるため注意してください。
カビの養分になる汚れやゴミがある
カビは、人の分泌物やタンパク質など、あらゆる成分を栄養源とすることができます。ほとんどの汚れは、カビの栄養になるといっても過言ではありません。
マットレスに付着している皮脂やフケなども、カビの栄養になります。栄養分があればカビの増殖に繋がってしまうため、使用するマットレスは清潔に保つよう心がけましょう。
マットレスのカビをそのままにするのはNG!人体への悪影響も?
マットレスに生えたカビをそのままにしておくと、人体に悪影響を及ぼす可能性があります。自分の体を守るためにも、カビを放置することは控えましょう。
カビの胞子はアレルゲンとなり、くしゃみや鼻水、肌荒れの原因になります。
このほか、カビが原因で起きる可能性がある疾患として、以下のような例が挙げられます。
- アレルギー性鼻炎
- 夏型過敏性肺炎
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、鼻づまりやくしゃみといった症状が激しく出る病気です。
人には、体の外から異物が侵入した時、その異物を排除するための免疫機能が備わっています。
しかし、この免疫機能が暴走すると、異物に対して体が過剰に反応するようになってしまい、鼻づまりやくしゃみなどの不快な症状を引き起こすことがあります。その原因になる物質には、花粉だけでなくカビも含まれます。
夏型過敏性肺炎
夏型過敏性肺炎は、「トリコスポロン」という種類のカビを吸い込むことで発症する病気です。
発熱や咳などの軽い症状から始まり、そのままにしておくと呼吸困難などの肺炎の症状があらわれるようになります。
トリコスポロンが繁殖した環境から離れると、通常は数日〜10日程度で治りますが、カビが繁殖した環境で過ごし続けると、慢性的な病気に繋がる場合もあるため注意が必要です。
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症は、主に喘息持ちの方が発症する病気です。
カビの一種「アスペルギルス」を吸い込むと発症する場合があります。痰や咳などの症状が出ることが特徴で、重症化した場合は発熱や食欲不振、息苦しさなどが伴います。
なお、カビが生えた部屋で寝ることによる影響などは、以下の記事でも詳しく説明しています。
マットレスにカビが生えたらどうしたら良い?除去する5つの方法を紹介
カビによる病気の発症を防ぐためにも、マットレスに生えたカビを見つけたら早めに除去しましょう。
以下、マットレスに生えたカビを除去するための5つの方法です。
- カビ取りスプレーを使う
- 消毒用エタノールでカビ取りをする
- 重曹とエタノールをカビに吹きかける
- 酸素系漂白剤を使う
- クリーニング業者にカビの除去を依頼する
各方法について、詳しく説明します。
カビ取りスプレーを使う
マットレスに生えたカビは、カビ取りスプレーを使うと除去できます。
カビ取りスプレーは浴室や壁に使う製品が多いですが、現在ではマットレスに使用できる製品も販売されています。持っていない方は、近くのドラッグストアなどで探してみましょう。
使い方は製品によってそれぞれですが、大半の場合はカビにスプレーを吹きかけてしばらく放置するだけです。なかにはカビの除去だけでなく、カビの発生を抑制できるタイプもあります。
消毒用エタノールでカビ取りをする
カビの除去には、消毒用エタノールもおすすめです。
まずはキッチンペーパーなどでカビを簡単に拭き取り、スプレーボトルに移した消毒用エタノールをカビに向かって吹きかけます。
消毒用エタノールを吹きかけた後は、1時間程度放置してから湿らせたタオルなどで拭き取ってください。その後、ドライヤーや乾燥機などでマットレスを乾かせば完了です。一度にカビが取れない場合は、何度か繰り返すと良いでしょう。
なお、市販のエタノールには消毒用以外に「無水エタノール」という種類もありますが、無水エタノールは水分が少ないため、すぐに蒸発してしまいます。
無水エタノールを使う場合は、蒸発を防ぐためにも水で薄めてから使うことをおすすめします。
重曹とエタノールをカビに吹きかける
頑固なカビには、重曹とエタノールを使った除去がおすすめです。
まずは重曹大さじ1杯を300ml程度の水に溶かした重曹水、そしてエタノールをそれぞれスプレーボトルに移します。
次に重曹水をカビに吹きかけ、数分経ってから歯ブラシなどで擦って汚れを落とします。汚れがある程度落ちてきたら、ティッシュなどで拭き取ってください。
その後、同じ場所にエタノールを吹きかけ、数分放置してからティッシュで拭き取りましょう。
最後に、マットレスを乾燥させれば完了です。
マットレスの黒カビには酸素系漂白剤を使う
マットレスの黒カビを除去する場合は、酸素系漂白剤が効果的です。酸素系漂白剤は殺菌できるだけでなく、カビの黒ずみを落とすことができます。
除去の手順は極めて簡単です。まずは、お湯に溶かした酸素系漂白剤をスプレーボトルに移して、黒カビに吹きかけます。
その後、お湯で湿らせたタオルなどで拭き取るだけでカビの除去ができます。
マットレスのクリーニング業者にカビの除去を依頼する
マットレスに生えたカビを自分で除去することが難しい方は、クリーニング業者に依頼すると良いでしょう。
業者によってはカビの除去だけでなく、ダニの駆除や消臭などもおこなってくれるため、マットレスに清潔感を取り戻せます。
なお、料金は依頼内容やマットレスのサイズによって異なりますが、1〜3万円前後が相場です。
マットレスのカビを予防する方法7つ
マットレスのカビを除去した後は、再度カビを生やさないために予防することが大切です。主な予防策としては、下記の7つが挙げられます。
- こまめに部屋を換気する
- 除湿シートやベッドパッドを活用する
- マットレスをすのこベッドに置いて使う
- シーツや敷きパッドを洗濯してキレイな状態を保つ
- 壁から離れた位置にマットレスを敷く
- マットレスを干して湿気を飛ばす
- マットレスを定期的に裏返す
それぞれの方法について、詳しく説明します。
こまめに部屋を換気する
せっかくカビを除去しても、湿度が高いとまたカビが生えてしまう可能性があります。
湿度を下げるためにも、部屋の窓をこまめに開けて湿った空気を外に逃すようにしましょう。
窓を開けて換気することが難しい場合は、除湿機を使用することをおすすめします。
マットレスに敷ける除湿シートやベッドパッドを活用する
除湿シートやベッドパッドを活用すると、より湿度を下げることができます。
ベッドパッドとは、ベッドシーツとマットレスの間に敷くアイテムのことです。ベッドパッドを敷くとマットレスが寝汗によって湿らないため、カビの繁殖を防げます。
マットレスをすのこベッドに置いて使う
カビの繁殖を防ぐには、すのこベッドの活用も効果的です。
すのこベッドの上にマットレスを敷くと、マットレスの底の部分に空気が通るようになり、湿気対策ができます。
また、すのこベッドには足がないタイプもありますが、カビ対策のために使うなら足がある製品がおすすめです。床との距離が離れる分、空気の通り道ができるので、湿気が溜まりにくくなります。
シーツ敷きパッドを洗濯してキレイな状態を保つ
シーツや敷きパットなどは、マットレスと違い、簡単に洗濯ができます。カビの発生を防止するためには、シーツや敷きパットなどマットレスの上に敷くものを定期的に洗濯して、清潔な環境を整えることも大切です。
理想は毎日洗濯することですが、少なくとも週に1回は洗濯し、カビの栄養分となる汗やフケ、皮脂などの汚れを落としましょう。
なお、シーツや敷きパットなどを交換する際は、フケや皮脂など目に見えにくい汚れがマットレスに落ちないように、丁寧にマットレスから取り外すことがポイントです。
壁から離れた位置にマットレスを敷く
マットレスは、なるべく壁から離れた位置に敷くようにしましょう。
壁とマットレスの距離が近いと空気の通り道が無くなってしまい、湿気が溜まりやすくなります。
空気の通り道を確保するためにも、壁から10cm以上は離れた位置にマットレスを敷くことをおすすめします。
マットレスを干して湿気を飛ばす
カビの繁殖を防ぎたい方は、マットレスを定期的に干すようにすると良いでしょう。マットレスを干すと溜まった湿気を飛ばせるため、カビ対策になります。
また、マットレスが大きくて干しにくい場合は、壁に立て掛けて換気しましょう。その際、扇風機などでマットレスに風を送ると、より湿気を飛ばすことができます。
マットレスを定期的に裏返す
いつも同じ面でマットレスを使用している方は、時々裏返してみましょう。
水分は下に向かって溜まる性質を持っているため、同じ面でマットレスを使い続けると下に集中して湿気が溜まってしまいます。
しかし、定期的にマットレスを裏返せば、同じ面に湿気が溜まるのを防ぐことが可能です。湿気が溜まりにくくなる分、カビ対策になります。
カビが生えたマットレスを処分する方法
カビが生えたマットレスを使い続けることは、衛生面だけでなく、人体に悪影響を及ぼすリスクもあるため、買い替えを検討することがおすすめです。
買い替えに伴い、不要になったマットレスは適切な方法で処分しましょう。マットレスの処分方法には、主に以下の6つが挙げられます。
- 粗大ゴミ
- ごみ収集センター
- 引き取りサービス
- 廃品回収業者
- リサイクル業者
- フリマアプリ・オークション
最も一般的な方法は、粗大ゴミとして出すことです。所定の日までにマットレスを自宅の外に出しておけば回収してくれるため、手間がかかりません。
また、すぐに処分したい方は、お住まいの地域にごみ収集センターがあれば、自分で持ち込んで処分する方法もあります。
そのほか、マットレスを購入した時に利用できる引き取りサービスや、廃品回収業者に依頼するという方法も状況に合わせて検討すると良いでしょう。
なお、マットレスがまだ使用できる状態であれば、リサイクル業者やフリマアプリ・オークションを利用する方法もあります。ただし、こちらに関しては、カビが発生したマットレスでは難しいかもしれません。
カビに強い寝具を探している方はNELLマットレスがおすすめ
寝具のカビに関する悩みを解消するためにも、カビに強いマットレスを探している方は多いのではないでしょうか。そんな方は、ぜひNELLマットレスをご検討ください。
NELLマットレスは、へたりやカビの原因になりやすい厚いウレタンは使用せず、薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13層構造でできている点が特徴です。
この構造により高い通気性を維持できるため、湿気が溜まりにくく、カビの繁殖を抑えることができます。
また、表裏がない両面仕様なので、定期的に裏返して使用できます。マットレスを裏返しても寝心地に影響することはなく、快適な睡眠をサポートします。
NELLマットレスの詳細は、以下の通りです。
実際にNELLマットレスを使用した人の口コミとして、以下のようなものがあります。
おか
寝心地がすごくいいです!
NELLマットレス(セミダブルサイズ)にしてから1ヶ月経ちました。初日は体が慣れなかったせいか、ちょっと硬いかな?ぐらいに感じたのですが、2日目以降からは快適すぎてずっと寝ていたいくらいです。笑 まだベッドフレームが届いてなくて、除湿シートを敷いて床に直接置いている状態なんですが蒸れることも全然ないです。上下裏表使えるのもすごく良いです。寝ることがすごく楽しみになりました!ありがとうございました☺️
よっしぃ
よく眠れる!
次の日が早番で「遅刻は絶対出来ない!」と、緊張すると、眠れなくなってしまっていました。けれども、Nellのマットレスに替えたところ、同じように緊張してベッドに入り、「やっぱり眠れないかも…」と一瞬思っても、いつの間にか寝ています。あっという間に朝です。これが本当に辛かったので、ありがたいです。 朝起きてからの体の痛みも和らいだようです。 ありがとうございました😭
NELLマットレスは、120日間のトライアルで自分に合うか試すこともできます。
気になった方は、料金や詳しい購入方法など、以下の公式サイトをご確認ください。
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まとめ
カビの繁殖を防ぐには、カビが好まない環境を維持することが重要です。普段から室温や湿度に気を配りつつ、シーツや敷きパットなどを定期的に洗濯して、カビの養分となる汚れやゴミなどは取り除くように意識しましょう。
また、カビの対策方法はさまざまありますが、一番良い方法はカビに強い寝具を使うことです。カビが生えにくい寝具を探している方は、ぜひNELLマットレスをご検討ください。
NELLマットレスの詳細を確認しましょう
NELL公式サイト