ベッドを寝室に配置する際、壁にピッタリとくっつけるべきか、それとも少し離すべきか迷う方は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、通気性を確保し、湿気やカビが発生しにくい環境をつくるためには、ベッドを壁から少し離して配置するのがおすすめです。
この記事では、壁から離す際の適切な距離の目安をはじめ、少し隙間を空けるメリットとデメリット、部屋の広さやシーン別のレイアウト例を詳しく解説します。赤ちゃんとの添い寝における安全な配置や、賃貸物件での壁紙保護といったよくある疑問も紹介しているため、ベッドの配置にお悩みの方はぜひ参考にしてください。
- ベッドは10cmほど壁から離そう
- ベッドを壁から少し離して配置するメリット
- 掛け布団がベッドから落ちにくい
- マットレスが長持ちしやすい
- 掃除がしやすくなる
- ベッドを壁から少し離して配置するデメリット
- 離しすぎるとデッドスペースになりやすい
- 隙間に物やホコリが落ちやすい
- 寝室のレイアウトを考える際のポイント
- 部屋に置きたい家具を把握する
- 大きな家具の配置から決める
- 家具は生活動線を意識して配置する
- 基本的にベッドの頭側を壁側に寄せる
- 通気性や寝返りのしやすさを重視するならNELLマットレスがおすすめ
- 赤ちゃんがいる場合は隙間を埋める対策が必要
- ベッドを壁の近くに配置する場合のレイアウト例
- 窓際に配置する場合
- 部屋のスペースに余裕がない場合
- ベッドをソファ代わりとして使う場合
- 寝室が広い場合
- よくある質問
- まとめ
ベッドは10cmほど壁から離そう
ベッドを壁の近くに配置する場合は、通気性を確保するために壁から5〜10cm程度離すことを目安にしましょう。壁にピッタリつけてしまうと空気の通り道が塞がれ、湿気がこもりやすくなります。湿気が溜まるとカビの繁殖にもつながるため、少しでもすき間を確保することが大切です。
ベッドの側面だけでなく、ヘッドボードがある頭側も壁に密着させないようにしましょう。頭側は空気がこもりやすく、室内の湿度や壁面の温度によっては、結露やカビが発生する可能性があります。また、ベッドと壁が接触していると、摩擦によって壁紙に傷や汚れ、色移りが生じることもあります。
コンセント付きのヘッドボードを使用する場合は、プラグを抜き差ししやすく、コードに無理な力がかからない程度のスペースを確保しましょう。
ベッドを窓の近くに配置する場合は、結露による湿気の影響を受けやすいため、壁側よりも広めに隙間を設けるとよいでしょう。
一方、ベッドの足元側は、壁との距離だけでなく通路幅も考慮する必要があります。50cm程度のスペースを確保すると移動しやすくなりますが、必要な幅は部屋の広さや利用する人の体格によって異なります。十分なスペースを取れない場合でも、日常的な移動やベッドメイクに支障が出ない幅を確保しましょう。
ベッドを壁から少し離して配置するメリット
通気性を確保できるという点をはじめ、ベッドを壁から離して配置するメリットはさまざまあります。特に大きなメリットが次の3つです。
- 掛け布団がベッドから落ちにくい
- マットレスが長持ちしやすい
- 掃除がしやすくなる
掛け布団がベッドから落ちにくい
「起きた時に掛け布団がベッドから落ちていた」という経験のある方もいるでしょう。
ベッドを壁にピッタリつけると、掛け布団の位置が片側に寄ってしまい、掛け布団がベッドから落ちやすくなってしまいます。
しかし、ベッドを壁から少し離しておけば掛け布団の位置が偏らず、ベッドからも落ちにくくなります。
マットレスが長持ちしやすい
ベッドを壁から離すことで壁との間に隙間が生まれ、空気の通り道ができるため、湿気がこもりにくくなります。その結果、マットレスを清潔に保ちやすくなるでしょう。
カビは温度20〜30℃・湿度60%以上・ホコリなどの栄養源がそろうと繁殖しやすくなります。ベッドを壁にぴったりつけると空気が滞留し、さらに冷えた壁面に結露が生じると湿気がたまるため、カビが発生しやすい環境になりがちです。
壁から少し離して風の通り道を確保することで、湿気の滞留を防ぎ、カビの発生リスクを抑えやすくなります。結果として、マットレスを清潔な状態に保ちやすくなり、より長く快適に使用しやすくなります。
掃除がしやすくなる
ベッドの下は手が届きにくいため、掃除をする際は手間がかかります。
特に、壁とベッドの隙間がない場合は、掃除をする際にベッドをずらす手間が発生してしまいます。ベッドは重量が重い製品が多いため、ずらすだけでも一苦労でしょう。
しかし、ベッドと壁の間に多少の隙間があれば、ベッドの位置をずらさなくても掃除機やフロアワイパーをかけやすくなります。
また、ベッドシーツの交換が楽になるなど、寝具の手入れをしやすくなるメリットもあります。
ベッド周りの通気性は、良い眠りを得るためにも整えておきたい重要なポイントです。
人は寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれており、その湿気はマットレスや寝具に溜まります。快適な眠りのためには、寝床内湿度(布団の内側の湿度)は50%±10%が理想とされています。
しかし、ベッドを壁に密着させると湿気が逃げにくくなり、寝具周辺に湿気がこもりやすくなります。良い眠りのためにも、ベッド周辺には空気が循環するスペースを確保しましょう。
ベッドを壁から少し離して配置するデメリット
ベッドを壁から離す場合にも注意点があるため、メリットと併せて押さえておくことが大切です。デメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。
- 離しすぎるとデッドスペースになりやすい
- 隙間に物やホコリが落ちやすい
離しすぎるとデッドスペースになりやすい
ベッドを壁から離す際は、離しすぎに注意が必要です。掃除道具が入りにくい程度の中途半端な隙間をあけると、壁際にたまったホコリをかえって取りにくくなることがあります。
また、デッドスペースが生まれることで通路が狭くなり、室内を移動しにくくなる可能性があります。壁との距離は目安の5〜10cm程度にとどめ、離しすぎないことがポイントです。
隙間に物やホコリが落ちやすい
ベッドを壁から離すと、スマホやリモコンなどが隙間に落ちて取り出しにくくなることがあります。
また、落ちたホコリはカビの栄養源になりやすく、衛生面でも注意が必要です。物の落下が気になる場合は、通気性を妨げないよう注意しながら、落下防止用のすきまパッドなどを使用する方法もあります。
寝室のレイアウトを考える際のポイント
ベッドの配置を決める時は、部屋全体のレイアウトを考えることも大切です。
ベッドと一緒にほかの家具も配置する場合は、下記4つのポイントを考慮して決めるとより過ごしやすい空間になるのでぜひ意識してください。
- 部屋に置きたい家具を把握する
- 大きな家具の配置から決める
- 家具は生活動線を意識して配置する
- 基本的にベッドの頭側を壁側に寄せる
部屋に置きたい家具を把握する
引っ越しをする際など1からレイアウトを決める時は、まず部屋に置きたい家具の種類を把握すると良いでしょう。
無計画に家具を配置すると、必要な家具を配置するスペースが確保できずに困ってしまう可能性があります。
まずは部屋にどんな家具を置きたいのか、事前に把握したうえでレイアウトを決めましょう。
大きな家具の配置から決める
サイズが大きい家具を配置するには、ある程度のスペース確保が必要です。そのため、部屋に家具を置く際は、机やソファ、ベッドなどサイズが大きめの家具の配置から決めることをおすすめします。
例えば、先に小さな家具を配置してしまうと、大きい家具を配置するスペースを確保できなかったり、配置の自由度が低くなったりする可能性があります。
より過ごしやすい部屋にするためにも、テレビや机、ベッドなどスペースを取りやすい家具は先に配置し、小さな家具はその後に配置しましょう。
家具は生活動線を意識して配置する
家具を設置する際は生活動線を意識することも大切です。生活動線とは、寝室からリビング、ベッドからクローゼットなど、家の中で生活をするうえで頻繁に行き来するルートを線にしたものを指します。
生活動線を考えずに家具を配置すると配置した家具が邪魔になってしまい、移動がしにくく過ごしにくい部屋になる可能性があるので注意してください。家具は生活動線を意識して配置し、効率的に移動ができる部屋を目指しましょう。
なお、ベッドの配置について、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひこちらもご一読ください。
基本的にベッドの頭側を壁側に寄せる
家具とベッドを配置するにあたり、ベッドの頭側・足元のどちらを壁側に寄せたら良いのか悩む場合もあるでしょう。基本的には、足側よりも頭側を壁に寄せることが望ましいです。
頭側を壁に寄せると、頭上の空間が少なくなるため安心して眠りやすくなります。頭部が壁側にあれば、窓から入って来る外気の影響を受けにくくなるのも利点です。
一方、足元を壁側に寄せるとベッドに乗り降りしづらくなるほか、ベッドメイクもしにくくなります。そのため、頭側・足元の位置に迷ったら、頭側を壁側に寄せると良いでしょう。
なお、生活動線を妨げないためにも、足元にはある程度のスペースが必要となります。足元に家具を配置したいケースもあるかもしれませんが、スムーズに通れるよう、足元側には50cm以上のスペースを取りましょう。
通気性や寝返りのしやすさを重視するならNELLマットレスがおすすめ
快適な睡眠環境を整えるためには、ベッドの配置だけでなく、毎日使用するマットレスの構造にも注目することが大切です。
NELLマットレスは、通気性に配慮したポケットコイルを採用しています。また、腰部分に硬めのコイルを配置した「センターハード構造」によって、自然な寝返りをサポートするよう設計されていることも特徴です。
さらに、120日間のフリートライアルが設けられているため、自宅で実際の寝心地を確かめてから購入するか判断できます。通気性や寝返りのしやすさを考慮してマットレスを選びたい方は、NELLマットレスを検討してみてください。
レイアウトを考える際は、大きな家具から配置を決めることが基本です。
中でもベッドは、部屋の中でも大きな面積を占めるだけでなく、毎日の睡眠を支える重要な家具です。
私たちは人生の約3分の1を睡眠に費やすため、部屋の広さだけを理由に小さめのサイズを選ぶのではなく、体格やライフスタイルに合ったサイズのベッドを選ぶことが大切です。
快適な暮らしをおくるためにも、ベッドサイズは妥協せず、まずベッドの位置を決め、そこから他の家具の配置を決めていくと良いでしょう。
赤ちゃんがいる場合は隙間を埋める対策が必要
ここまでの配置方法を踏まえて「隙間を空けたい」と思っていても、赤ちゃんがいるご家庭では心配な面もあるでしょう。基本的に、ベッドと壁の間には適度な隙間を空けたいところですが、赤ちゃんや小さな子どもと寝る場合には対策が必要です。
具体的な対策として、以下のような方法があります。
- ベッドガードを使用する
- 高さが低いベッドを選ぶ
- ベッドの周辺にプレイマットを敷く
赤ちゃんや小さな子どもの転落対策として、転落防止用の柵である「ベッドガード」の使用がおすすめです。なお、消費者庁の指針では幼児用ベッドガードは生後18か月未満には使用しないよう明記されているため、月齢を確認したうえでご使用ください。
マットレスの間に差し込むだけで設置ができ、メッシュ素材のものや高さのあるものなど、さまざまな種類が販売されています。
また、床からの距離が遠い高めのベッドだと転落のリスクが高くなるため、ローベッドのように高さが低いベッドを選ぶのも一つの手です。
そのほか、万が一、赤ちゃんや子どもが落ちてしまっても衝撃を和らげられるように、ベッドの周辺に布団や厚手のプレイマットを敷く対策もあります。その際、赤ちゃんや子どもが寝返りで敷いた布団を乗り越えてしまわないよう、月齢に合わせて高さを調整しましょう。
なお、赤ちゃんを大人用ベッドで寝かせるメリットについて、以下の記事でも詳しく紹介しています。大人用ベッドで寝かせようかと迷っているなら、こちらもぜひ参考にしてください。
ベッドを壁の近くに配置する場合のレイアウト例
ベッドを壁際に置くことは決まっていても、具体的な位置はまだ決めていないという方もいるのではないでしょうか。ベッドは場所を取りやすく気軽に移動しにくい家具なので、配置する位置に悩みやすいでしょう。
ここでは参考として、ベッドを壁の近くに配置する場合のレイアウト例をいくつか紹介します。シングルベッドを2台配置する場合のレイアウトについては、以下の記事も参考にしてみてください。
窓際に配置する場合
ベッドの配置場所として定番なのが部屋の窓際です。窓際は日の光が当たりやすく、朝になると日差しで自然と起きられるなど、多くのメリットがある場所です。また、風通しが良いのも魅力です。
ただし、冬の冷気だけでなく、夏の直射日光による室温上昇や寝具の日焼け、結露による湿気やカビの発生といったデメリットもあるため注意が必要です。窓とベッドの間は10cm以上離し、除湿シートやサーキュレーターを活用して湿気・カビ対策を行うと良いでしょう。
部屋のスペースに余裕がない場合
ワンルームなど部屋のスペースに余裕がない場合は、奥側にベッドを配置することがおすすめです。奥側にベッドを配置すれば部屋の中央にスペースが生まれ、より過ごしやすい空間になります。
中央のスペースにはテーブルや椅子などを配置し、自分がくつろぎやすい空間にすると良いでしょう。そうすると一つの部屋の中で「眠る場所」と「くつろぐ場所」を分けることができ、普段の生活にメリハリが生まれます。
ベッドをソファ代わりとして使う場合
部屋のスペースに余裕がなく配置できる家具の数が限られる場合は、ベッドをソファ代わりとして使うという選択肢もあります。その場合は部屋の隅にベッドを配置し、反対側にテレビやモニターを配置することが定番です。
また、スペースに余裕があれば、ベッドとテレビの間にテーブルを配置するのも良いかもしれません。ただし、ソファ代わりにして使う場合はベッドで過ごす時間が増える分、寝具が汚れやすくなる可能性もあるので注意しましょう。
寝室が広い場合
寝室が広い場合は、ベッドの側面ではなく正面を壁際にし、部屋中央に設置するのも良いでしょう。ベッドを中心としてほかの家具を左右対称になるように配置すると、ホテルのようなデザイン性の高い寝室になります。
また、配置する家具をできるだけシンプルにすると、より上品な雰囲気を演出できます。
ベッドの配置を考える際は、デザイン性だけでなく、毎日の暮らしやすさにも目を向けることが大切です。おしゃれな印象のレイアウトも魅力的ですが、部屋の中をスムーズに移動できる動線の確保や、湿気を防ぐための通気性も考慮しましょう。
見た目だけを優先するのではなく、自身の生活スタイルや家具の使い方に合った配置にすることで、日中も就寝中も快適に過ごせる空間づくりにつながります。
よくある質問
ここでは、ベッドの配置に関してよくある質問をまとめています。
ベッドを壁から離せない場合はどうすればよいですか?
部屋の広さや間取りの都合でベッドを壁から十分に離せない場合は、可能な範囲で隙間を確保したうえで、換気や除湿をこまめに行いましょう。
窓を開けたり、換気扇・サーキュレーター・除湿機などを活用したりすると、ベッド周辺に湿気がこもるのを防ぎやすくなります。また、定期的にベッドやマットレスを動かし、壁面や寝具に結露、カビ、湿り気がないか確認することも大切です。
壁との間にほとんど隙間を設けられない場合は、通気性のあるすのこベッドや除湿シートを取り入れる方法もあります。ただし、除湿シートは敷いたままにせず、製品の使用方法に従って定期的に乾燥させましょう。
賃貸物件でベッドを配置する際、壁紙の傷や汚れを防ぐ方法はありますか?
ベッドを壁から数センチ離すだけで、寝返りなどによるベッドの揺れで壁紙がこすれて傷つくのを防ぐことができます。
また、ベッドの塗料や布地の染料が壁紙に色移りするのを防ぐうえでも有効です。壁紙の傷や汚れを予防しておくことで、退去時の原状回復をめぐるトラブルのリスクも抑えやすくなります。
どうしても十分な隙間をあけられない場合は、通気性を妨げない緩衝材などを使い、ベッドが壁紙に直接触れないようにすると、傷や汚れを軽減できます。粘着式の保護材を使用する際は、壁紙を傷める可能性があるため、使用条件を確認しましょう。
ベッドを壁から離して配置した場合、ベッド下や隙間の掃除はどのくらいの頻度で行うべきですか?
ホコリは壁際や部屋の隅に溜まりやすいため、ベッドと壁の隙間やベッド下は週に1〜2回の頻度で掃除機やフローリングワイパーをかけるのが理想的です。
また、普段の掃除では手が届きにくい場所にホコリがたまることもあるため、数カ月に1回を目安にベッドを動かして念入りに掃除すると、寝室を清潔に保ちやすくなります。
ベッドを壁から離すことは、隣の部屋からの騒音対策になりますか?
隣室と接している壁からベッドを少し離すと、壁から伝わる振動の影響を受けにくくなる場合があります。
完全に音を遮断できるわけではありませんが、壁から伝わる振動の影響を受けにくくなることで、人によっては騒音が気になりにくくなる場合があります。本格的な騒音対策を行う場合は、防音シートや防音パネルなどを併用するとよいでしょう。
ベッドの左右はどちらも壁から離したほうがよいですか
ベッドの左右をどちらも壁から離す必要があるかは、使用人数や部屋の広さによって異なります。
1人で使用する場合は、片側を壁側に寄せることで、限られたスペースを有効に使えます。一方、2人で使用する場合は、それぞれが乗り降りしやすいように、可能であれば両側に通路を確保するとよいでしょう。シーツ交換やベッド周辺の掃除もしやすくなります。
部屋の広さや家具の配置も考慮し、日常の移動やベッドメイクに支障が出ないレイアウトを選びましょう。
まとめ
「通気性を確保しやすい」「壁紙の傷や汚れを防ぎやすい」など、ベッドを壁から離すことには複数のメリットがあります。基本的には、ベッドを壁から10cm程度離すことを目安に配置するとよいでしょう。
ベッドとほかの家具を一緒に配置する場合は、事前にレイアウトをイメージしておくと、過ごしやすい部屋を作りやすくなります。ただし、赤ちゃんや幼い子どもと一緒に寝る場合は、壁とベッドの隙間に転落したり挟まったりしないよう、安全に配慮した配置にしましょう。
ベッドの配置にお悩みの際は、ぜひこの記事で紹介した内容を参考にしてみてください。
※専門家が特定の商品を推奨しているわけではありません。
