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2024.07.31 更新

寝る時の扇風機つけっぱなしは良くない?体への影響やおすすめの使い方を解説

寝る時の扇風機つけっぱなしは良くない?体への影響やおすすめの使い方を解説

夏の暑い時期には、寝る時に扇風機をつけたまま寝たくなる方がいるかもしれません。しかし、寝る時の扇風機の使い方によっては自律神経を乱してしまい、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

一方で、扇風機を正しい使い方をすれば、睡眠の質の向上に役立ちます。睡眠の質を向上させたい方は、扇風機のおすすめの使い方を知っておきましょう。

この記事では、寝る時に扇風機を使うリスクや、暑い夜を快適に眠る方法などを解説します。扇風機の使い方で悩んでいる方は参考にしてください。

  1. 寝る時に扇風機をつけっぱなしにしても良い?
  2. 寝る時に扇風機の風が直接体に当たることによる影響
  3. 体のだるさに繋がる可能性がある
  4. 熱中症になる可能性がある
  5. 扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法
  6. 扇風機の首振り機能を使う
  7. エアコンと併用する
  8. 扇風機はDCモーターの商品を選ぶ
  9. 通気性の良い寝間着やマットレスを使用する
  10. 接触冷感の寝具を使用する
  11. まとめ

寝る時に扇風機をつけっぱなしにしても良い?

暑さで寝苦しい時に扇風機を使うことはおすすめですが、扇風機の風を長時間、直接体に当てると体が冷えて悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、扇風機をつけっぱなしにしたい場合は、扇風機は体に当てず、部屋の空気を循環させるように使いましょう。扇風機の首振り機能や壁に当てることで風を循環させると、体の周りの空気が流れ、良い睡眠を得られる適度な環境となります。

上記のポイントを守って正しい使い方をすれば、扇風機をつけっぱなしでも問題ありません。睡眠の質を向上させたいと考えている方は、扇風機の使用も検討してみましょう。

寝る時に扇風機の風が直接体に当たることによる影響

寝る時に扇風機を体に直接当てると体が冷えると紹介しましたが、ほかにも次のような影響を与えると考えられます。

  • 体のだるさに繋がる可能性がある
  • 熱中症になる可能性がある

それぞれ詳しくみていきましょう。

体のだるさに繋がる可能性がある

扇風機の風を直接浴びた状態で朝目覚めた時に、何となく「だるさ」を感じる方もいるのではないでしょうか。これは、扇風機を体に直接当てて体が冷えていることが原因の可能性があります。

人間の体温調節には、自律神経が関わっており、体感温度に合わせて交感神経と副交感神経が血管を拡張・収縮することで体温が調整されています。しかし、扇風機の風で体を直接冷やし続けると、体温維持のために血管を収縮し続けるため血流が悪化して体の冷えが起こります。

この冷えが続くことで体のだるさ、通称「冷房病」に繋がってしまうため、注意が必要です。体が冷えた状態を作らないために、暑い時でも直風などで急激に冷やすのではなく、ゆるやかに冷やすように心がけましょう。

熱中症になる可能性がある

扇風機の風が直接体に当たると、体表面にある熱が飛ばされます。体の周囲の空気が熱を含まないものに入れ替わるので、一時的に体内の熱が放出されやすくなって涼しくなります。

しかし、室温が高い状況で扇風機の風を体に当て続けたまま寝ると、熱風を体に当てることになります。そして体内の熱が下がらずにこもってしまい、熱中症のリスクが高まります。

そのため、高温多湿の室内で扇風機を長時間体に直接当てることは逆効果です。詳しくは後述しますが、扇風機を使用する場合は室温と湿度を適切に保ちましょう。

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法

扇風機を使って暑い夜に快適に眠る方法は以下のとおりです。

  • 扇風機の首振り機能を使う
  • エアコンと併用する
  • 扇風機はDCモーターの商品を選ぶ
  • 通気性の良い寝間着やマットレスを使用する
  • 接触冷感の寝具を使用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

扇風機の首振り機能を使う

上述したように、扇風機の風を直接体に当て続けると体が冷えて自律神経が乱れる可能性があります。そのため、寝る時に扇風機を使う場合は首振り機能を使って、部屋の空気を循環させるようにしましょう。

扇風機に首振り機能が付いていない場合や体に当てたくない場合は、扇風機を壁のほうを向けたり、体に背を向けるような場所に設置したりして、体の周りの空気がそよ風のように流れるようにしましょう。

エアコンと併用する

睡眠中の適温は25~26℃、湿度は50~60%とされていますが、夏場に扇風機だけで一定に保つことは難しいです。そのため、室温が高い場合は寝る前に部屋をエアコンで涼しくして、扇風機で室内の空気が循環するように設置しましょう。

なお、扇風機はエアコンの反対側の位置で壁向きに、あるいは体を背にして設置することをおすすめします。
こうすることで、体に扇風機の風を直接当てることなく、部屋全体に空気を循環させることができます。

エアコンと扇風機を併用すると冷風が直接体に当たらず、室温を一定に保つことができます。そよ風のような空気が扇風機によって循環するため、エアコンの風が苦手な方にもおすすめです。

寝る時にエアコンを使うコツなどを詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

寝る時 エアコン
【医師監修】寝る時はエアコンを使ったほうが良いの?冷房・暖房を使う際のポイントも解説

扇風機はDCモーターの商品を選ぶ

扇風機には「ACモーター」と「DCモーター」があり、主に次のような違いがあります。

ACモーターDCモーター
消費電力高い低い
静音性
比較的うるさい静か
風量調整「大」「中」「小」など、おおまかな調整可能
ACモーターに比べ、より細かく調整可能
価格安い高い
寿命長い短い

ACモーターは交流電流を使用して稼働します。シンプルで耐久性があり、価格が安いなどのメリットがありますが、消費電力が高く、静音性に欠ける場合があります。

一方のDCモーターは直流電流を使用して稼働します。エネルギー効率や静音性が高く、細かい風量調整が可能です。また、DCモーターは静音性に優れており、風量を細かく調整できるので風当たりを調整しやすく、消費電力が少ないなどのメリットがあるので、購入するならDCモーターを採用している扇風機がおすすめです。

通気性の良い寝間着やマットレスを使用する

扇風機だけでなく、使用している寝間着やシーツなどの見直しも検討しましょう。

寝間着は通気性に優れて寝心地も良いコットンシルクを使用しているものなどを選び、通気性の良いマットレスを選ぶと寝苦しい夏の夜でも快適に過ごせます。

例えば、NELLマットレスは薄いウレタンと不織布を交互に重ねた独自の13層構造を採用しており、高い通気性を維持できます。NELLマットレスについてより詳しく知りたい方は、以下の公式サイトをご覧ください。

接触冷感の寝具を使用する

接触冷感とは、熱伝導率や熱拡散率が高い素材が肌に触れた時に、ひんやりと冷たく感じる効果のことです。肌の熱が生地に瞬時に移動するため、冷たさを感じます。

おもにレーヨンやキュプラなどの化学繊維を用いており、さまざまなメーカーから接触冷感の寝具が販売されています。

接触冷感の寝具を使用すれば体感温度を下げることができ、寝苦しさの軽減に繋がる可能性があるため、試してみましょう。

まとめ

寝る時に扇風機の風を体に直接当てると睡眠の質が低下し、体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、寝苦しくても扇風機の風を直接体に当てないようにしましょう。

ただし、扇風機は部屋の空気を循環させる役割があるため、エアコンと組み合わせて使用すれば、睡眠の質の向上に役立つためおすすめです。例えば、直接体に当たらないように1m~2mほど離して、首振り機能があるDCモーターの扇風機を使ってみましょう。

また、睡眠の質の向上を考えているなら、接触冷感の寝具や通気性の高い寝具などを探してみるのも良いでしょう。

NELLマットレスは、独自の13層構造で高い通気性を維持することが可能です。NELLマットレスの料金やサイズに関する詳細は、以下の公式サイトからご確認ください。

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