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2026.04.30 更新

【医師監修】分割睡眠にはリスクがある?メリットや質の高い睡眠をとる方法を解説

【医師監修】分割睡眠にはリスクがある?メリットや質の高い睡眠をとる方法を解説

仕事が忙しく、「夜に4時間、昼に2時間」といったように睡眠時間を分ける人もいるのではないでしょうか。このような睡眠スタイルは「分割睡眠」と呼ばれており、忙しい方にとって取り入れやすい面がある一方で、健康面で注意が必要な場合もあります。

この記事では、分割睡眠の意味やメリット・デメリット、分割睡眠のやり方などを紹介します。分割睡眠に頼らずに毎日を過ごすための睡眠の質の高め方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

  1. 分割睡眠とは?
  2. 実際に分割睡眠を実践していた有名人の例
  3. 3時間の睡眠を2回とれば睡眠時間は十分?
  4. 分割睡眠のメリット
  5. 分割睡眠のデメリット
  6. 分割睡眠のやり方
  7. シエスタスリープ
  8. エヴリマンスリープ
  9. アンカースリープ
  10. ウーバーマンスリープ
  11. ダイマキシオンスリープ
  12. 分割睡眠に頼らず睡眠の「質」を高めることが重要
  13. 食生活で睡眠の質を高める方法
  14. 就寝前のアルコール・カフェイン摂取を避ける
  15. 生活習慣で睡眠の質を高める方法
  16. 就寝環境で睡眠の質を高める方法
  17. 睡眠お疲れ度をチェックしてみよう
  18. 上手な仮眠のとり方
  19. まとめ

分割睡眠とは?

分割睡眠とは、1日の睡眠を2回以上に分ける睡眠スタイルを指します。

例えば、「夜に6時間、昼に2時間の睡眠をとる」「夜に数時間、昼〜夕方にかけて数十分間の睡眠を複数回とる」などが分割睡眠にあたります。

なお、睡眠時間を分けずにまとめて眠る睡眠スタイルは、「単相性睡眠」と呼ばれています。

実際に分割睡眠を実践していた有名人の例

分割睡眠を取り入れていたことで知られる有名人の1人に、サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドがいます。彼は、90分の睡眠を1日に5回とる睡眠法を実践していました。

ただし、この睡眠法は厳格なルールに基づいて行われており、プロアスリート以外が真似をするのは健康上のリスクを伴う可能性があり、一般的には推奨されません。

3時間の睡眠を2回とれば睡眠時間は十分?

分割睡眠が気になる方の中には、例えば3時間〜4時間の睡眠を2回とれば十分ではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、体の回復のためには、連続した睡眠をとることが大切です。

体にとって大切な成長ホルモンは、就寝後3時間以内に分泌される量が最も多いとされています。体をしっかり回復させるには、この3時間に加えてさらに連続した睡眠時間が必要であり、その時間は人それぞれ異なります。

分割睡眠のメリット

分割睡眠の主なメリットとしては、まとまった睡眠時間を一度に確保しにくい場合、睡眠時間を分けてとりやすい点が挙げられます。

一般的には、睡眠はまとめてとるほうが望ましいとされていますが、仕事が忙しいなどの理由で十分な睡眠時間の確保が難しい場合もあるでしょう。

まとまった睡眠時間を確保しにくい時期でも、分割睡眠なら「6時間+2時間」「5時間+1時間+1時間」などのように、睡眠時間を分割できます。

分割睡眠のデメリット

分割睡眠は先述したメリットがある一方で、健康上のリスクを高める可能性があるというデメリットもあります。

睡眠スタイルには、分割睡眠を指す「多相性睡眠」とまとまった時間眠る「単相性睡眠」があり、成長に伴い変化するとされています。

睡眠スタイル時期特徴
多相性睡眠乳幼児期と老年期1日(24時間)のうち、数回に分けて睡眠をとる
単相性睡眠乳幼児期以降~老年期一度にその日の睡眠をまとめてとる

本来、人間は乳児や高齢者を除いて、単相性睡眠が一般的です。しかし、勤務形態の関係で睡眠時間の確保が難しく、睡眠を分ける人もいるでしょう。

「分割睡眠でも質が高ければ問題ない」という意見もありますが、実際には分割睡眠の効果を示す科学的根拠がまだ乏しく、健康に対するリスクがないとは言い切れません。

1日の睡眠時間が7時間未満の睡眠では記憶障害や糖尿病などのリスクが高まることがわかっているため、健康のことを考えるのであれば分割睡眠をできるだけ避け、質の高いまとまった睡眠をとることをおすすめします。

白濱龍太郎

白濱龍太郎

RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック理事長

人間が起床するタイミングは、心臓や血管などには刺激になります。場合によっては負担がかかることもあります。そのため、分割睡眠は当然ながら、起床回数も増えることになるので、心臓疾患のリスクになる可能性があると考えられます。
各分割の睡眠時間が短い場合は深睡眠まで到達しない可能性もありますし、起床後の倦怠感が抜けないこともあるため注意が必要です。

分割睡眠のやり方

先述したように、分割睡眠は健康に対するリスクがないとは言い切れないことから、基本的には推奨できません。

しかし、仕事のスケジュールの事情などにより、まとまった睡眠時間を確保できず、分割睡眠を避けられない場合も出てくるでしょう。そのような場合は、無理のない範囲で自分に合った方法の分割睡眠を実践してみてください。

分割睡眠にはいくつかの考え方やパターンがあり、睡眠をとる回数や1回あたりの長さによって特徴が異なります。

  • シエスタスリープ
  • エヴリマンスリープ
  • アンカースリープ
  • ウーバーマンスリープ
  • ダイマキシオンスリープ

それぞれの方法について、以下で詳しい内容を紹介します。

シエスタスリープ

シエスタスリープは、夜にまとまった睡眠をとり、日中に1回の昼寝をする分割睡眠方法です。短時間の昼寝は、午後の眠気の軽減や気分転換に役立つことがあり、日中の作業効率の維持や疲労回復などの効果が期待できます。

エヴリマンスリープ

エヴリマンスリープは、3時間半の睡眠に加えて20分の睡眠を3回とる分割睡眠方法です。短い主睡眠を複数回の仮眠で補う考え方ですが、総睡眠時間が不足しやすいため注意が必要です。

アンカースリープ

アンカースリープは、毎日共通する一定の睡眠時間帯を確保し、睡眠リズムの乱れを抑えやすくする考え方です。必要に応じて、そのほかの時間に仮眠を組み合わせることもあります。

毎日同じタイミングで眠ることで、睡眠のリズムが安定しやすいというメリットがあります。

具体的な睡眠時間は決まっていませんが、例えば1日に8時間眠りたい場合は、「夜の決まった時間に5時間眠り、残りの3時間は複数回の仮眠で補う」といったイメージで行います。

ウーバーマンスリープ

ウーバーマンスリープは、3〜4時間ごとに20分間眠る分割睡眠方法です。1日の合計の睡眠時間は約2時間〜2時間40分となります。

起きている時間が長い分、仕事や趣味の時間を増やせますが、睡眠時間が極端に短くなる点に注意が必要です。睡眠時間が短いウーバーマンスリープは疲労が蓄積しやすいうえに健康上のリスクも大きいため、一般的には推奨されていません。

ダイマキシオンスリープ

ダイマキシオンスリープは、6時間ごとに30分間眠る分割睡眠方法です。1日の合計の睡眠時間は2時間となります。

ウーバーマンスリープと同様に睡眠時間が極端に短く、健康上の懸念があることから、この方法も推奨されていません。

分割睡眠に頼らず睡眠の「質」を高めることが重要

分割睡眠に頼らず睡眠の「質」を高めることが重要

睡眠において大切なのは「時間」よりも「質」です。 日本人の平均睡眠時間は6〜8時間が一般的とされていますが、あくまでも全体での平均であり、全ての人にとって最適な睡眠時間というわけではありません。実際の最適な睡眠時間は体質や季節、年齢などによって異なるので、自分にとって最適な睡眠時間を見つけることが大切です。

具体的には「日中に眠気で困らない程度の自然な睡眠」が適切といわれています。つまり、一般的な平均睡眠時間より短くても、日中に眠気で困らない質の高い睡眠がとれていれば問題ありません。

反対に、分割睡眠によって睡眠を複数回に分けたとしても、それぞれの睡眠の質が低ければ睡眠不足の原因となるため注意しましょう。慢性的な睡眠不足は「睡眠負債」という睡眠不足が積み重なった状態になり、下記のような心身の不調に繋がるリスクがあります。

  • 目覚めが悪い
  • 日中の眠気やだるさ
  • イライラ
  • 自律神経の乱れによる高血圧や不整脈
  • ホルモンバランスの乱れによる肥満や糖尿病
  • 精神神経系の異常によるうつ病
  • アルツハイマー病など認知機能の低下

このような理由から「〇〇時間寝なければいけない」「〇〇時間寝たから大丈夫」など睡眠時間にこだわるよりも、「ぐっすりと眠れたか」「日中に眠気が残らないくらい熟睡できたか」と睡眠の質にこだわることが大切です。

睡眠の質を高めるためには、意識的に日頃からできることを心がけましょう。

快眠と生活習慣

出典:厚生労働省「快眠と生活習慣

「食生活」「生活習慣」「就寝環境」の3つに分けて心がけたいことを紹介します。

なお、睡眠の質を高める方法は、以下の記事でも解説しています。併せてぜひ参考にしてください。

睡眠の質を上げる
【医師監修】睡眠の質を上げる方法とは?質の低下を招く原因や健康への影響も解説
白濱龍太郎

白濱龍太郎

RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック理事長

睡眠不足により、本来副交感神経優位になる時間帯にも交感神経優位となり、結果として自律神経失調症のような状態になります。この結果として、ホルモンバランスが崩れて肥満や糖尿病、高血圧、不整脈などが起こります。
また、睡眠中には、認知症の原因となりうる物質の排出が行われると考えられています。そのため、睡眠不足により、認知機能低下、認知症が起こる可能性があると考えられます。

食生活で睡眠の質を高める方法

食生活において睡眠の質を高めるために心がけることとして、下記のようなものが挙げられます。

  • 寝る3時間前に夕食を済ませる
  • バランスの良い食生活を心がける
  • 就寝前のアルコール・カフェイン摂取を避ける

それぞれについて以下で詳しく紹介します。

寝る3時間前に夕食を済ませる

食後すぐに寝ると睡眠の質が下がる可能性があるため注意しましょう。

食事を済ませた後すぐに寝ると、体は消化を優先し胃が活発に活動します。胃の活動が脳に刺激を与え、ぐっすりと深く眠ることの妨げになるため、睡眠の質が低下する可能性があります。

消化は食後3時間くらいで行われるとされているので、食事は寝る3時間前までに済ませると良いでしょう。

バランスの良い食生活を心がける

食事はバランスの良いものを心がけ、特に夕食はその後寝ることを考えて脂っこいものを避け消化の良い食事内容を心がけましょう。

偏った食生活の改善は、快適で質の高い睡眠に繋がります。例えば、脂質や糖質が多いもの中心の食生活を避けることは肥満のリスクを軽減させます。

肥満などの生活習慣は睡眠時無呼吸症候群に繋がり、睡眠時無呼吸症候群は高血圧、脳卒中、心筋梗塞といったさまざまな病気のリスクを高めるため注意が必要です。

睡眠の質を高め健康的に毎日を過ごすためにも、食事内容に気を配ることをおすすめします。

就寝前のアルコール・カフェイン摂取を避ける

カフェインは眠気を促す脳内物質である「アデノシン」をブロックする効果があるため、寝つきの悪さや睡眠の質を低下させる原因となります。

寝る前に温かい飲み物を飲むことはおすすめですが、下記のようなカフェインを含む飲み物は避けましょう。

  • コーヒー
  • ココア
  • 緑茶
  • 紅茶
  • 栄養ドリンク
  • エナジードリンク

特に敏感な方は睡眠の5〜6時間前からカフェインの摂取を控えると良いでしょう。
また、睡眠前にお酒などのアルコールを摂取することも睡眠の質を低下させる原因となるため注意が必要です。

アルコールにはリラックス効果があるため、寝つきが悪い時に「寝酒」として用いる人もいるかもしれませんが、アルコールを摂取すると、睡眠の後半に覚醒度が上がることがわかっています。

目覚めるとその後眠れなかったり、利尿作用によって途中覚醒が増えたりするなど、睡眠の質を低くする原因となることがあります。
さらに、アルコールに依存すると少量では眠れなくなり依存症となるリスクがあるほか、過剰摂取による肥満のリスクも高まるなど、健康面でのデメリットも多くあるのでおすすめできません。

早く眠りにつきたい場合でもアルコールに頼らず、自然に眠れるように日頃から規則正しい睡眠リズムを作ることをおすすめします。

寝る前にアルコールやカフェインを摂取することについて、より詳しい情報を知りたい方は以下の記事もご覧ください。

カフェイン 眠れない
【医師監修】カフェインを摂ると眠れないって本当?目が覚める理由や摂取量の目安などを解説
寝る前 アルコール
【医師監修】寝る前のアルコール摂取はダメ?飲酒の代わりに取り入れたい行動を紹介
寝る前 飲み物
【医師監修】寝る前におすすめの飲み物8選!気をつけたいお茶の種類も紹介
白濱龍太郎

白濱龍太郎

RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック理事長

睡眠の質を高めるには、睡眠ホルモンであるメラトニンの材料になる「トリプトファン(大豆などに含まれる)」を食品や飲み物から摂取しましょう。
さらに、L-テアニンやGABAを含有する食べ物は、睡眠の質を高めるとされています。

生活習慣で睡眠の質を高める方法

生活習慣で睡眠の質を高める方法

続いては、睡眠の質を高めるために、生活習慣において心がけると良いことについて紹介します。

  • 寝る90~120分前に入浴して体を温める
  • 運動を習慣化する
  • 毎日一定の時間に就寝・起床する
  • 毎朝日光を浴びて体内時計をリセットする

上記のような生活習慣が睡眠にどのような影響を与えるかについて、以下で詳しく紹介します。

寝る90~120分前に入浴して体を温める

前述したとおり、人は体温が上昇し、低下し始めるタイミングで自然な眠気があらわれるため、入浴のタイミングを調整することで質の高い睡眠に繋げることが期待できます。

例えば、寝る90〜120分ほど前の入浴で体を温めておくと、寝床に入るタイミングで体温が下がり始め、自然な眠気が促され心地良く入眠できる可能性が高くなるでしょう。

ただし、熱すぎるお湯での入浴は体を興奮させ、寝つきの悪さに繋がるため注意が必要です。下記のようなお湯の温度や入浴時間を参考にしてください。

  • 入浴は38℃のぬるめのお湯で25~30分程度
  • 42℃の熱めのお湯であれば5分程度
  • 半身浴なら約40℃のお湯で30分程度

入浴にはリラックス効果もあるため、質の高い睡眠を求めている方が簡単に実践できる方法としておすすめです。

運動を習慣化する

適度な運動は、疲労感によりぐっすりと眠る深い睡眠に繋がることが期待できます。

特にデスクワークが多く、肉体的疲労がない方などは運動習慣を身につけると良いでしょう。就寝の約3時間前ほどの軽い有酸素運動は体を温めるので、就寝のタイミングで体温が下がり始めスムーズな入眠にも繋がります。

ただし、激しすぎるストレッチや運動は体を興奮させ寝つきを悪くさせるため、運動内容は軽いランニング散歩などがおすすめです。

毎日一定の時間に就寝・起床する

人の体は習慣に従ってホルモンの分泌や生理的な活動を調節し、次の行動のための準備をします。

睡眠も生活習慣の1つであり、健康的な睡眠リズムが作られていれば、毎日ほぼ一定の時間に就寝・起床でき快適な睡眠が期待できるでしょう。

一方で、毎日の就寝・起床時間がバラバラだと、体内時計が乱れていることにより前述したような機能が上手く働かず、ぐっすりと眠るような質の高い睡眠が難しくなるとされています。

運動習慣や食生活も大切ですが、睡眠リズムが乱れているのであれば、まずは就寝・起床の時間を一定にすることから始めましょう。

このように体の機能を考えると、分割睡眠のような睡眠を分ける生活スタイルは睡眠リズムを崩す原因にもなるためおすすめできません。

平日でも休日でも睡眠時間を一定にしてまとまった睡眠を一度にとるなど、メリハリのある毎日を送り睡眠リズムを整えましょう。

毎朝日光を浴びて体内時計をリセットする

不規則な生活で体内時計が乱れている方は、日光を浴びて体内時計をリセットしましょう。

人の体温やホルモン分泌などの周期は約25時間であり、地球の周期である24時間とおよそ1時間のずれがあります。

そのため、光を浴びない生活をしていると体内時計が乱れやすくなり、徐々に夜型の生活にシフトしていくとされています。分割睡眠を行う時間帯にもよりますが、日の光を浴びない生活をしている方は注意しましょう。

朝起きて日の光を浴びることで体が地球の周期に合うようにリセットされるほか、体内時計がリセットされてから15〜16時間後に眠気が出現することもわかっています。

このような効果から、体内時計が乱れている方は日光を有効活用して睡眠リズムを整えることをおすすめします。

就寝環境で睡眠の質を高める方法

就寝環境で睡眠の質を高める方法

続いて、睡眠の質を高めるために就寝環境において意識する点として下記のことを紹介します。

  • 自分に合った寝具を使う
  • 音楽やアロマでリラックスする
  • スマホやパソコン操作を控える
  • 寝室の温度・湿度などを快適にする

それぞれについて以下で詳しく紹介します。

自分に合った寝具を使う

ここまで食生活や生活習慣において睡眠の質を高める方法を紹介してきましたが、快適でスムーズな入眠や質の高い睡眠には「自分の体に合う寝具を使うこと」がとても重要です。

毎日の生活習慣に問題がなくても、寝具が体に合っていない場合は質の高い睡眠をとることは難しいでしょう。

体に合わない寝具は、睡眠の質が低下することによる睡眠不足、肩こり・腰痛・寝起きのだるさなど体調不良に繋がるリスクもあるため注意が必要です。

快適で質の高い睡眠を目指すのであれば、「体圧分散性」に優れ「適度な反発力」を併せ持つマットレスがおすすめです。

睡眠中の体には、体重による圧力(体圧)がかかっています。そのため、体圧をバランス良く分散できるマットレスは体への負担を減らすことができ、心地良い睡眠が期待できます。

また、マットレスにおいて快適な寝返りを打つためには、体圧分散性だけではなく「適度な反発力」も必要です。

一般的には柔らかいマットレスが体圧分散性に優れているといわれていますが、ただ柔らかいだけだと体が沈み込み、寝返りが打ちづらくなるため注意しましょう。

なお、寝返りの打ちやすさを重視するなら、ポケットコイルマットレスのNELLマットレスがおすすめです。

NELLマットレスは寝返りを打つ起点となる腰部分を硬めに、それ以外を柔らかめにした「センターハード構造」を採用しているのが特徴で、この構造によりスムーズに寝返りを打つことができます。

音楽やアロマでリラックスする

健康的な人の自律神経は、日中の活動モードである交感神経優位の状態から、夜にかけて体を休ませるモードである副交感神経優位の状態に切り替わっていきます。

自律神経を乱さないためにはメリハリをつけた生活を心がけるほか、寝る前にはリラックスして副交感神経優位の状態を妨げないことが大切です。寝る前に音楽やアロマを楽しみながら、リラックスしましょう。

音楽を聴くと、心身がリラックスした状態の時に出やすいα波(アルファ波)という脳波が誘発されることがあります。クラシックやヒーリングミュージック、自然音などを寝る前に聴くと心地良くなり、質の高い睡眠が期待できます。

なお、睡眠中にはα波よりも深い脳波になるため、音楽が睡眠の妨げにならないようにタイマーなどをかけておくと良いでしょう。 また、音楽は聴覚からですが、アロマは嗅覚から心身をリラックスさせる効果があります。

匂いの情報は比較的短い伝達経路で脳まで伝わり、自律神経を刺激することによって副交感神経優位の状態にする効果があるとされています。お気に入りの香りとリラックスできる音楽を睡眠前に合わせて取り入れることで、質の高い睡眠が期待できるでしょう。

なお、リラックスしやすいおすすめの音楽は、以下の記事を参考にしてください。
睡眠 音楽 効果
音楽は睡眠にどんな効果をもたらす?リラックスしやすい曲のジャンルなど調査

スマホやパソコン操作を控える

スマホやパソコンなどの電子機器の画面は、可視光線の中で最も強いとされる「ブルーライト」を発するものが多くあります。

睡眠前にブルーライトのような強い光を浴びると、脳が「昼だ」と勘違いして寝つきが悪くなったり睡眠の質が下がったりすることがあるため注意しましょう。

寝つきが悪くなる理由として、強い光を浴びることによって眠気を促すメラトニンという体内物質の分泌が抑制されることも関係しています。

また、スマホやパソコンでゲームや動画を視聴して夜ふかしをすると、睡眠リズムを崩す原因にも繋がるので注意してください。

寝る前は前述したようにアロマや音楽などリラックスするものを取り入れましょう。

寝室の温度・湿度などを快適にする

マットレスなどの寝具と合わせて、寝室の温度や湿度を整えて理想的な環境にすると快眠に繋がる可能性がより高くなるでしょう。

寝室の温度は夏場で25℃~26℃、冬場で22℃~23℃、湿度は通年50%~60%が理想的とされています。

使用している寝具やパジャマの素材などによっても異なりますが、1つの基準として参考にしてください。

温度や湿度のほか、照明の具合や周辺の騒音にも気を配ることで、ぐっすりとした深い睡眠が得られるでしょう。

睡眠お疲れ度をチェックしてみよう

NELLでは、公式LINEで簡単睡眠お疲れ度チェックをご用意しています。いくつかの簡単な質問に答えるだけで、あなたの隠れお疲れ度を診断することができます。

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上手な仮眠のとり方

ここまで解説したとおり、できるだけ分割睡眠は避けて、日頃から睡眠の質を高めることが大切です。

しかし、人によっては日中に眠気が生じてしまい、つらく感じることもあるでしょう。眠気を我慢していると、集中力の低下や倦怠感などが生じる可能性があります。

どうしても眠気がつらい時は、状況に応じて仮眠をとることも手段の1つです。仮眠をとることで脳がリフレッシュして集中力が高まり、仕事や勉強の効率が改善する可能性があります。

ただし、仮眠をとる時は、眠る時間の長さと時間帯に注意が必要です。

  • 仮眠の長さ:15分~30分程度
  • 時間帯:14時前後

仮眠の長さは15分~30分程度が理想とされています。仮眠の時間が長すぎると、脳や体が深い眠りに落ちてしまうため、起床後のだるさに繋がる可能性があります。

また、一般的に14時頃は生理的に眠気が生じやすい時間帯とされているので、仮眠をとるのであれば14時頃を目安にすると良いでしょう。

夕方以降に仮眠をとると、夜に寝つけなくなるなど睡眠の質に悪影響を与える可能性があるため、避けたほうが良いです。

仮眠のとり方を詳しく知りたい方は、下記の記事もご覧ください。

寝不足 仮眠
寝不足時の効果的な仮眠のとり方!眠気覚ましの方法も紹介

まとめ

分割睡眠はまとまった睡眠時間を確保せずに済むメリットがありますが、本来の睡眠を2回以上に分けてとることには病気などのリスクを高める可能性があります。そのため、積極的におすすめできるものではありません。

どうしても睡眠時間が確保しにくい場合は、睡眠の「時間」にこだわらず「」を高めることを意識しましょう。

一般的な平均睡眠時間を目指すのではなく、自分にとって日中に眠気で困らない程度の睡眠をとることが大切です。

また、基本的に分割睡眠はおすすめできませんが、日中の眠気がつらい時は、状況に応じて仮眠をとることも手段の1つです。ただし、仮眠をとる時は、時間の長さや時間帯に注意しましょう。

今回紹介したような食生活や生活習慣、就寝環境において睡眠の質を高めるためにできることを参考にし、ぐっすりと眠れる深い睡眠を目指してください。

※医師が特定の商品を推奨しているわけではありません。

この記事の監修者
白濱龍太郎
白濱龍太郎RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニック理事長
筑波大学卒業、東京医科歯科大学大学院統合呼吸器学修了(医学博士)。同大学睡眠制御学快眠センター等での臨床経験を生かし、総合病院等で睡眠センターの設立、運営を行ってきた。それらの経験を生かし、睡眠、呼吸の悩みを総合的に診断、治療可能な医療機関をめざし、2013年に、RESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックを設立。2014年には、経済産業省海外支援プログラムに参加し、インドネシア等の医師たちへ睡眠時無呼吸症候群の教育を行った。2018年にはハーバード大学公衆衛生大学院の客員研究員として睡眠に関する先端の研究に従事。社会医学系指導医、睡眠学会専門医、認定産業医を有し、教育、啓発活動にも取り組んでいる。
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